XTZ750:ライト電源のバッテリー直結化
XTZ750はH4ライト2発の割にライトが暗い車体でした。私が乗っていたGB仕様は35W×2だったのですがかなり暗かったのです。今思えばライトレンズの汚れなどもあったんでしょうが……。とりあえず60Wのバルブを2つ入れてみたのですが思ったよりも明るくならない上、ウィンカーやブレーキの操作に合わせて明滅する始末。要するにライト電源側は70w分しかハーネス容量が確保されていないのですよ。そこでリレーハーネスを自作してライト電源をバッテリーから直接引く事にしました。
当初、本来のH4ソケットへ繋がるコネクタは1つで、そこにHi側とLo側の両方のコントロールラインを設置していました。またリレーまでの電源本線のケーブルも細く、あとから考えると流れる電流量をまかないきれるほどの容量もありませんでした。

1回目も2回目もコントロール電源のコネクタ以外は構造は同じ。違うのはケーブルの太さだけです。2回目に作成したものは12V120Wというバルブ2つ分の数値から10Aほど流れると計算し、15Aの耐久容量ということでケーブルを選択してきました。ヒューズは一応20Aを入れていますが15Aでもよいと思います。
最初に作ったリレーハーネスではリレーをアッパーカウル右側へ納めていましたが、浸水による動作不良を起こしたので、2代目はオイルタンク付近の右サイドカバー内へと設置しました。でもこういう設置の仕方をするとケーブル長さが無駄に長くなるんですヨねぇ。この反省を踏まえて1代目YZF1000Rのリレーハーネスを自作したときはアッパーカウル内で浸水しない場所へ設置してあります。TDM850のリレーハーネスはCIBIE製の四輪用なので無茶苦茶ケーブルが余っていたりします。自作だとこの辺を調整できるのもいいです。
で、その結果こういうハーネスの取り回しになっています。93以降のXTZ750ではレギュレーターがオイルタンク上面へ移動するのでこの取り回しではチト辛いかも。白いケーブルがライトへの電力供給線、赤黒のケーブルがコントロールラインです。今見ると美しくない配線だなぁ……
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