EN125-2A GIVIモノキーベースM2を載せる |
LastEdit:H20/12/07 |
世の中のバイクはハコの載るバイクと載らないバイクに分かれる、これハコ星人の常識です(マテこ)。ハコが載っているのをダサいだのなんだの言う方々がレプリカ世代を中心に多数おられますが、ハコって一度使うとやめられないんですよね、すごく便利で。個人的にはデイバッグ背負って窮屈そうに載ってる姿とか無理矢理荷物を積んでる姿のほうが格好悪いと思うけどこの辺の嗜好は人それぞれでしょう。
さて、我が家のEN125-2Aですが、新車できて100kmも走らないうちにハコが付いてない不便さと激しく実感し始めました。そもそもが通勤+近隣のゲタ車と割り切って導入したので積載性の低さは致命傷です。そこで手持ちのモノキー系トップケースを載せる算段をつけたわけですよ。
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Part1:とりあえず手持ちの部材で何とかしてみるテスト |
まず、出来る限り純正部品に手を加えない方法をと考え、ホームセンターで手に入る材料を加工することで積載する算段を考えました。なんせこう言うときに考えてしまうのは「必ずノーマルに戻せること」という激しい貧乏性っぷりなのでねぇ。
まずはモノキーベースM2を手に入れます。今回は諸般の都合で新品を調達(販売形式変更の都合でM2フルセット購入)しております。しゃーないので新品で手に入れたM2はYZF1000Rに搭載し、XTZ750時代から10年使ったM2ベースをEN125に使いまわすことにしました。
とりあえずまず新品M2をEN125のキャリアにあてがい位置確認。結局「金具が通る」「ハコが少しだけ前下がりの水平に付く」という条件を満たす位置がグラブバーに板の前部を載せるような格好だったので、YZFのM2ベース交換作業後にこれで固定してみました。
とりあえず固定されてはいるのですがそんなにがっちり感もなく、実を言うとMAXIA系を載せたらズレるだろうなという予感があったのですが、それがモロに的中したので次のPart2に繋がるわけですよ。 |

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Part2:禁断のTIG溶接投入 |
ズレるであろうことは実はODO500km到達時点でおおよそ検討が付いていました。そこで事前にスズキの国内向けスクーター用一般部品からビッグキャリアキットを引っ張ってきました。これ、ノーマルのキャリアに被せてキャリア面積を拡大するキットで、ヤマハやホンダからも出ています。スチール製です。当初はこれに廃棄したアングルラックの端材を溶接してM2アダプタを作る予定でした、が……日和りましたwww
まずビッグキャリアの載せて位置決めするんですが、普通に止めようとしても前側の金具がキャリアのアンダーフレームと緩衝して付かないのです。さらにM2を固定しようにも横長金具だと通る位置がないとか問題が山積みになっちゃったのです。で……前側の金具のアンダーブラケット側を純正キャリアにTIG溶接し、さらにその上にスペーサーを重ねてフレームを載せ、M2の前端と後端を線で支える構造に変更しました。TIG溶接したのは写真3枚目の赤丸部分、固定構造の大体の様子が4枚目の写真です。。
M2の固定方法変更の二次的な結果としてはハコの搭載位置が後ろに3〜4cmほどズレたおかげでタンデムしても後席が窮屈にならなくなったことです。問題も発生してます。今まで鋳物のグラブバーで支えていた前端もキャリアに乗るようになり、キャリア自体への加重がかなり大きくなっています。将来的にグラブバーの固定ねじ8mm4本を利用し、グラブバーと入れ替える形状のキャリアを起こさないと、多分これ折れますね。
とりあえず車体とのバランスを考えて今は昔のGIVIのパニアケース、E360(40L)の中国製パチもんをつけて、EN125用のハコとして運用しています。中国製のパチもん40Lは自分がXTZ750に乗っていたころからモノキーベースM2に装着可能と話題になっていた、コー○ンがOUTLOWブランドで出していたアレです。
今後は後方からの被視認性の向上もかねてLEDハイマウントストップランプやLED標識灯の追加を目論んでいます。 |

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