EN125-2A エアクリの御掃除 |
LastEdit:H21/04/15 |
つーかね、こんなもんオフロードバイク乗ってる人間にとっては日常茶飯事な行為で、知ってて当然のメンテナンスなんですよ。MXコース行くような人はコース行くごとに毎回やってることですから。でもEN125-2Aで当社を検索して訪れる方がヒジョーに多いのと、mixiのコミュを見ていても1代目のバイクに選んだ人がやたらと目に付くので、とりあえずSOP的な感じで載せてみます。
ちなみに途中からめんどくさくなったので、最後のほうは写真なしです。てかね、これと並行してやってたライトバルブのH4R化で完全にドツボにはまってエラい目に遭ってたんですよ、裏で^^;
とりあえずエアクリーナーの基礎ですが、湿式と乾式の2種類あり、乗用車や多くの大型二輪に採用されているのは乾式クリーナ。紙で出来た奴を汚れたら交換するアレですね。湿式というのは多くの場合、ヨゴレの多い空気の場所を走るとか、水を被る可能性が高いとか、とりあえず洗って延々使えばええやんって目的とか、そういう感じで採用されます。だからモトクロスなどのオフロード用レーサーはみ〜んな湿式がついてるんですよね。EN125-2Aは過酷な条件で酷使されるような車体だからか、それとも部品の共通化でコストダウンのためなのか、湿式が採用されています。
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その1:エアクリを取り出す |
EN125のエアクリは左側サイドカバー内にあります。サイドカバーをえいやっとめくるとこんなのが出てきます。モノ自体はグラストラッカーやボルティ、ST250と同じモノです。
この矢印の3本のネジを抜いてやります。 |
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その2:エレメントの分離 |
で、ごっそりエアクリボックスから引き出すと右の写真みたいなのが出てきます。こいつはスポンジの内側から吸って外側に吐き出すタイプ。だから汚れていても外からは見えません。
ってかね、ロードバイクの場合、相当放置しないと目に見えて汚れるなんてこたぁありません。 |

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その3:ヨゴレの除去 |
で、湿式は洗って再利用ってんですが、どうやって洗うかというとこれ。ジョジョイのジョイ(マテ)別に洗剤だったら何でもええんです。このスポンジにトラップ用のオイルが塗ってあって、そのオイルにダストを捕まえさせて清浄化させてるんですよ。だからエアクリを洗うときはトラップ用オイルごと洗剤で洗い流してしまえばいいのです。オフ車用の湿式エレメント用洗浄液を使うのもありです。 |
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その4:エレメント陰干し |
洗い終わったら無理矢理絞ったりせずにそっと陰干しします。もともとのエアクリフレームを利用すると型崩れすることなく干す事が出来ます。気候がいい時期にやったのであっつーまに陰干しも終わりました。 |
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その5:組み立てとか(マテ |
このあとの作業ですが、もう一度エレメントのスポンジだけを抜き取り、エレメントに2ストロークオイルをテキトーに満遍なく振り掛けます。そしてその3と同じようにビニール袋の中に入れ、延々と暫くもみもみしつづけます。揉みつづけると均一に分散されるのですよ。ちなみに湿式エアクリ用のオイルが売っていますが、ロードバイクに使うと過剰性能になり、オイルの粘性が空気の流通を大きく阻害し抵抗になっちゃいます。だからロードバイクの場合は2ストロークオイルを塗ってやれば十分なんです。
オイルの塗布が終わればあとは組み戻せば全部終わりです。
説明書では2500km毎に洗えと書いていますが、私が見た限りでは5000km毎で十分っぽい感じです。本来の仕様地が中国やブラジル、インドネシアなど、ダートの多い地域だと考えると説明書の数値も納得がいきます。 |
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