TDM900 DV用雲台の改修
 YZF1000RからTDM900へ機種転換した直後よりTDM900にはEXEMODE DV572を搭載して走っていた。システム的にはEN125-2Aに載せていた雲台とまったく同じモノ(あれ自体が普段TDMにつけていたもの)を搭載していたのだが、Kenkoの超小型自由雲台がかなりヘタレな奴で、5月にはエツミのボールヘッドHDの旧型に交換していた。しかし好事魔多しとはよくいったもの。そのボールヘッドHDの一番上のナット部分だけが振動で脱落するという災難に付け加え、DV572の三脚座も破損するというトラブルに見舞われ、以後2010年度はオンボードなしで運用していた。

 そして2011年。久々にオンボード動画撮影環境を復活させるにあたり、中途半端に生き残っているエツミのボールヘッドHDを流用するべく策を練った。それがこれだ。
 
 そう、脱落したトップナットに替えて、HAKUBAのクイックシュー2を固定してある。これを選んだ理由は2つ。1つは全金属製ボディなので強固に固定してもクイックシューがめげないこと。もう1つはクイックシューの中ではかなり安価な上にシューベースも金属製であり、磨耗を考慮しなくていいこと。つまり頑丈と安いことで選んでいるのだ。ちなみに実売1500円ほど。
 ちなみにどうやって固定したかというと、非常に簡単。元々残っていた軸部分に1/4Wネジとφ6mm用スプリングワッシャと平ワッシャを入れ、上からクイックシューIISを突っ込む。ぎりぎりまでねじ込んだらウィットネジで締め上げて固定する。以上。

 正直、もう1つ雲台を買うよりよっぽど安価に済んだし、クイックシュー化したことでデジカムの取り外しもかなり楽になった。問題もある。Youtubeにアップロードしている動画の通り振動をかなり拾うようになっている。DV572よりもDVC575のほうが重量がある上にこのシューなので、長端に重量物が載っている構造のため、振動が増幅されやすい。もう少し振動対策を考えねばならないと思う。

(C)1998/2011 Takayuki Kazahaya