TDM900 プラグ交換で往生した件
 TDM900で紅葉撮影に出かけたらおもいっきりエンストして立ちゴケしたのは11月末のこと。最初はクラッチの遊びかな〜とか思っていたのですが、再調整後も低速のバランスが悪かったりで、結構危ういことが増えていました。あと、市街地中心のときの異常な燃費の悪さ、低速の取り扱いの急激な悪化、などなど。思い当たることが多すぎですし、5年目で24500kmですし、念のためプラグを交換してみることにしました。ちなみに事前にエラく苦労することは知っていました。
 
 作業的にはそんなに大変な話ではなく、左右両側のカウルを外し、ラジエーターを前にずらし、っていうごくごく当たり前の作業になります。カウルをはぐってラジエーターをずらすまでは大体10分もあれば終わりますね。で、外した様子がこれ。ラジエーターもずらしていますが・・・・・えー・・・・どないせっちゅーねこれ!!(苦笑
 

 実は左右とも別々の意味合いで大変でして、左はプラグコードを脱臼させるのが凄く大変、右はレンチを突っ込む余地もなければレンチを動かす余地もないので大変でして、とにかくすべてが「エイヤー!」で作業せざるを得ないんです。凄く簡単で単純な作業なんだけど、凄く大変で面倒くさい作業になっちゃいます。3GM-FZR1000みたいにラジエーターを抜水して外すorイグニッションコイルを外すなんていう究極の二択じゃないだけまだマシですけどねー。4EPや3LDなら15分で終わる作業が5PSだと30分以上かかっちゃいました。ちなみに下の写真は左側を外しているところ。

 
 取り外したプラグがこれ。左が新品のNGKのDPR8EA-9、右側が元々ついてたDENSOの24EPR-U9。目に見えてギャップが広がっているのが判ります。元々希薄燃焼のエンジンなので焼け色自体はまったく問題ないんですがねえ。あと、今回作業していてインシュレーターのヒビとかも気になりましたので、暖かくなればその辺も整備項目として考慮にいれておいたほうがよさそうです。プラグ交換後はエンジンのツキとかレスポンス、低速の安定性なんかも戻ってきましたので、やはり原因はコイツだったようです。
 
 
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