TT250R Raid USB電源コネクタの増設
 SJCAM社のSJ4000を導入した、というのは以前にWeeklyや撮影機材コーナーで紹介したお話ですが、平成27年1月末の段階でTDM900は友人に売却してしまっており、次の車体が届くまでの間はTT250Rがメインの足となっています。次の車体であるMT-09 tracerには最初からシガーソケットがついていますが、TT-Rには当然そんな洒落たものはございません。というわけで増設することに。実は購入するつもりで年末から調べていたのですが、とある知人が身体的理由からバイクを降りざるを得なくなったので、そのバイクに増設する用として手配していたモノを頂戴して増設しました。うーん、ワシも糖尿病にはマジで気を付けよう(((((( ;゜Д゜)))))使ったのは下のキタコ製の「USB電源(2ポート)」です。
  
 
 まず基本的なところですが、イグニッションのON/OFFに連動して電源がON/OFFされる回路から取らないとダメです。多くの場合は2か所or3か所が候補です。ヤマハ車の場合、1つはメインキーから分岐するサービス電源、2つ目は常時点灯車ならテールライト、3つ目がスモール灯装備車で可能なスモール灯です。配線横取りの物理的な問題で言うと、ロードバイクなら配線密度も低くて横取りしやすい場所が多いのですが、オフロードバイクなので結構横取りできる場所が限られます。平成26年(2014年)末にTDM900から移植したETC車上装置はテールランプから電源を横取りしています。

 今回はTT250RでもRaidなのでノーマルTT-Rなどよりライト回りの配線密度が低いので作業性も高く、また装備する場所も基本的にハンドル周りだというのもあり、メインキー直下のサービス電源(茶色)から横取りしました。必要部分だけ抜き出して単純化した配線図が下の図です。
 

 実際に横取りをしたのはライトケースの真裏です。あと写真には納めてませんが、アースはタンク下を通ってフレームに直接ボルトが刺さってるところへ共締めで固定してあります。本当は横取りとUSBコネクタの間にヒューズをかまさないとダメなんですが、さすがにその余地がないので見なかったことに(ぉ)配線を横取りする前に白いカプラーにテスターを突っ込んで茶色がサービス電源であることはちゃんと確認しています。ここは怠ってはダメですお!
  
 
 ライトケースを組み戻す前にライトガードにコネクタ本体を固定し、配線関係の不具合がないかも確認。イグニッション連動でちゃんと電源がON/OFFされていること、給電された電子機器がちゃんと動作することなども確認したところでバラしたところを組み戻して完成です。
 
 
 まあ、どこからみても「ダートまともに走る気ないやろ」というツーリング仕様に仕上がってきています。実際、現在の仕様になってからノーマルエンジンのときよりはるかに乗りやすくて疲れないというのもありまして、ともするとMT-09イラネーんじゃないかってくらい快適になりつつあるんです。あ、ちなみにETCの表示ランプは最初に装着した位置だとライトケースと干渉するので今の位置に貼りなおしました。
 
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