S100P HIJET:リアサスの交換
 以前から完全に抜けており、油漏れもしていた我が家のハイゼットトラック・イズ(通称:廃ゼットさん)のリアサス。調べているとカヤバのリプレイス用純正相当品が左右セット12000円くらい(送料込)で手に入るようなので注文したんですが、メーカーBOかかっちゃいまして2週間ほどかかってやってきました。もっとこー、如何にも安物ってのが届くのかと思っていたのですが、ちゃんと国内製造のきっちりしたものが届いて驚きでした。ちなみに、雨の日の発進でグリップせずにケツを振る、雨でぬれた10%勾配のスロープがまともに登れない、4速から3速への減速シフトでのエンブレでホイールロックする、ちょっとした段差で荷台がバカスカ跳ねてまっすぐ走らない、というトラブルを抱えていました。
 
 
 届いたものがこれ。中身はというと、サスペンション本体1本、説明書のうち日本語で書かれた大雑把な解説が1枚とピクトグラムのみで描かれた取付説明手順書が1枚、新品のブッシュとカラーが1セット。特にカラーとブッシュは注文しないとと思っていたので助かりました。とりあえず説明書に従い、事前にサスペンションを何往復もフルストロークさせてエア抜きをしておきます。
 
 
 
 ちなみに取付カラーは2種類入っています。これもちゃんと説明書に絵で説明されているのですが、穴の大きい方が車体側、小さいほうが外側で、凹んでる側をブッシュ側にしてとりつけます。
 


 着脱ですが、左側はマフラーのタイコに阻まれてまともに工具が入らず、右側はブレーキホースやブローバイに阻まれてまともに工具が入らないため、めちゃくちゃ面倒くさいです。動力工具も使えませんし、非常に残念なことにマフラーやブローバイを外さないとトルクレンチすら入らないという体たらく。仕方がないので手ルクレンチでごまかします。
 
 
 とりあえず取り外した古いサスと新しいサスを比較します。ダイハツの純正装着品はKITACO製だったのに驚きました。KITACOってこんなもんまで作ってたんですねえ。てっきりカヤバ、SHOWAのどっちかだと思っていました。なおフロントストラットはSHOWA製です。また、上の写真はどっちも最大長まで伸ばしているのですが、カヤバのほうが20o以上長いです。元々ついていたサスは常用ストローク付近まではまったくダンピングが効かない状態だったので、どれほど酷い状態で乗っていたのやら、です。そりゃーリーフだけなんだから跳ねるわなあ。
 
 
 ちゅーわけで取り付けて完了。右側の下だけトルクレンチが使えるので、ここでざっくり5sのトルクの感覚を掴んでからほかの箇所も締めて行きました。このカヤバのステッカー、ホイールついても外から見えるんですよ。だからちゃんと見える方向に装着です。

 取付が終わってざっくり試走してみたのですが、大きな段差を超える時に後ろから前に放り出されるように感じられた突き上げがきれいさっぱりなくなりましたし、路面の舗装の継ぎ目を超えた時のふらつきが消え、1速発進時のグリップもよくなり、また変速ショックもずいぶん大人しくなりました。トータルとして随分運転が楽になったのがいいですね。こうなるとフロントもなんとかしたくなるのが、ねえ……。やっぱあれやりますか、穴あけオイル交換。
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