MT-09 tracer:勝手に割れるカウル
 2015年モデルのMT-09 tracerで「気が付いたら勝手に壊れてた」という定番のトラブルの1つです。赤い矢印で示して赤で囲ってる部分の黒い樹脂部品が割れます。ウチのは大丈夫だろうと高をくくってたら気が付いたら割れていました。なお、部品については枝番号が-0から-1に変わっているので部品に変更が掛かっていることは間違いありません。
 
 
 部品は結構早々に届いていたのですが、こちらの予定がバタバタしていたり天候不順だったりもあって、結局交換が部品到着から10日後になっちゃいました。で、トラブル品と対策品を比べてみたところ、トラブル品にはない逃げ欠きが対策品には設定されています。じゃあその部分にトラブル品は何かあるのかというと、やっぱりありました、打痕が。この上に乗っかるのはシートなのですがローシート側にしていないと当たらない場所。私は普段はハイシート側で使っているのですが、何かのタイミングでローシート側にしていた時期があったようで、それでヒットして割れたようです。
 
 
 じゃあシート側はどうなんだって見てみると、やっぱりありました。赤丸で囲った部分が擦れているのが分かるでしょうか。ここが割れる樹脂部品とあたり体重が掛かることで割れるようです。なお私の体重が重いことが原因じゃネェの?みたいな話もありましたが、60s台後半の軽量級のオーナーさんでも割れているので、ローシート側で日常的に使ってる人は必ず割れるみたいです。
 


 ちなみにオマケといってはなんですが、ローシート側に設定していると運転席側シートの後ろ側のラッチの収まりがめちゃくちゃ悪いとか、そもそもシート自体が凄くハマリが悪いという問題もあったのですが、このカバーを対策品に変えたところほぼその辺の不具合も消えました。前シートがハマリが悪いってのはそもそもこの樹脂部品が運転席側シートと干渉してたことが原因のようです。まあでも全体的に前側シートの出来が悪いのは否めませんがねえ。
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