別にK11マーチに限ったわけじゃないんですが、キーレスエントリーの駆動電源は内部に装着されたコイン電池です。まことしやかに「キーを刺したら車から充電されている」なんていう言説が流れたこともありますが、ちゃんと電気理論を学んでいるとあのサイズのLIBの電池容量って00年前後とかたかが知れてるし、そもそも充放電回路が組めない、キー差すだけじゃグランドが取れないということで、冷静に考えるとジオン驚異のテクノロジーだと分かるわけです。というわけで我が家の00年式K11マーチG#ですが、マーチの分際でキーレスエントリーがついてやがるので、キー側の電池交換をしておきたいと思います。
というわけでさっそく出てきたK11マーチ純正のキーレスエントリーですが……うわ、きったね!!というわけで洗います。
洗いました。若干色入れされてるところが剥げちゃったけどしゃーねーべ。17年間つもりに積もったヨゴレですからねえ。
ちなみにキーの表側はMARCHのロゴ入りで、形は3ドアハッチバックのK11マーチの形を模したものになっています。で、この画像の左端のほう、キーの根元にあるネジを外し、外周の溝にそって幅の広いヘラみたいなのを突っ込んでうりゃーってやると、真っ二つにぱかっと割れます。
割れた状態がこちら。ね、見事にコイン電池が入ってるでしょ?ちなみにK11マーチのキーレスエントリーに入っていたのはCR1620でした。車種によって入ってる電池が違うのですが、大体やり方は同じで構造も同じ。ふたの片割れに電池がついててボタンとかついてるほうに両面2層だったり4層だったりの基板が入ってます。電波が飛びづらいとかボタンの認識が甘い場合、こうやって電池交換してやると結構復活します。
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