K11 March(Micra) G#:USB電源アダプタのインダッシュ埋め込み
 ウチのK11マーチはKENWOODのCD/USBヘッドユニットを搭載しており、ハナから車載専用品のカーナビやTVの運用は考慮に入れていません。必要に応じてタブレットを使えばよろしいという考え方です。で、問題になってくるのが電源です。原状、シガー1つだけで運用していましたが、やっぱりタブレットとドラレコで最低2つは取っちゃいますので、ほかに電源が必要になったらいろいろ困ります。V-S100Pハイゼット・イズでも同じようにUSB電源の埋め込み化をやったので似たような手を考えてもみましたがあまり手が浮かんでませんでした。なんせ廃ゼットさんはアトレーでハザードスイッチを埋め込むホールに円筒型のアダプタ突っ込んでますから。で、ある日Amazonをほじくってて見つけたのがコイツ。サイズ的に何とかなりそうなので、マツダ・三菱用を仕入れました。
 
 
 ちなみに中身はこんな感じ。コネクタは日本圧着端子のELコネクタのパチモンで中のコンタクトが別物です。実は1つ作業中に外装を潰してしまったので中の回路を見てみましたが、インダクタとFETを使った一般的なチョッパ制御回路でした。これなら2つで4Aぶん回しても大丈夫だと思います。
 
 
 中期型・後期型のK11で一番下のグレード以外の奴だとここがメクラになっています。一番下のグレードはここがたしかコインケースになってます。で、この穴をブチ抜きます。22mm×32.5mmにぶち抜けばジャストサイズです。
 
 
 ヤスリなどで最終的な微調整を終わらせるとこうやってすぽっとはまります。


 次にハーネスを作ります。ELコネクタの下半分だけにして元々ついてたヒューズホルダは撤去。ここにエーモンのヒューズボックス横取り電源線で電源を横取りします。
 

 
 うちのK11はMT車なので、スイッチ属性がIGNITなのがちょっと面倒くさいのですが、オートマのコントロール電源のところが開いてたのでそこから横取りです。まかり間違えてもBAT系からは取らないように。Vcc繋がってると回路の構造上、常に電源食いっぱなしになりますので。
 

 

 パネルを組んだりUSBアダプタをELコネクタで繋いでしまう前に一度電源をONにし、正しく電源電圧が来てることを確認します。そのあとにパネル組み戻し、コネクタ接続をします。実は改造したのは中古のメーターフードパネルだったのですが、買った奴のトリム色がG#じゃなくi/z/f用だったこともありトリム色が薄いほうでした。まあとりあえずきれいについてるのでこれでモーマンタイです。
 
 
 
 多分、作業の中で引っかかるのはパネルホールの加工くらいだと思います。ちなみになぜ日産用じゃなくマツダ用にしたのかというと、裏面の構造から考えて日産用よりマツダ用のほうが取り付けと加工が楽だからです。試運転でSJ4000やタブレットを動かしてみましたが普通に動いてますので、十分使い物になるんじゃないでしょうか。
  
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