TRACER900:NITRONリアサスとヘルメットホルダを共存させる
 15〜17用のKYBスペシャル・サスペンションのセッティングに限界を感じ22年の1月か2月にNITRONを発注したのですが、遅れに遅れて届いたのが6月半ば。まあモノ自体は5月下旬には仕上がってたけど通関とかで停められてたっぽい。なんせ向こうの知り合い経由で「おい風早、あんたの体重何ポンドだ?」って聞いてきてたので「ポンドは分からんが0.1tだ」と伝えておいたら標準より1つ硬いスプリングがついてましたし。
  
  閑話休題。NITRONのリアサスですが、取り付ける時に標準のヘルメットホルダのステーを撤去しなければならないので、ヘルメットホルダが使えなくなるってのが取扱説明書の記述です。ところがですね、ちょっとした加工をすれば強引にですがヘルメットホルダが使えるようになります。
 
 とりあえず付属の油圧プリロードダイアルのステーと純正ヘルメットホルダを用意します。
 
 上の写真で水平に置いてるあたりのところのセンターを出し、下の図みたいな感じでいい感じの位置に穴をあけます。2つの穴の距離と小さい方の穴径はざっくりなんで実際に作業される方は現物を測って現物合わせしてください。あと、綺麗に真ん中に取りつけるように穴をあけないとおそらくプリロードアジャスターかピリオンステップかどっちかに当たって詰みます。
 
 
 ステーにヘルメットホルダを取り付け。M6は裏からナットを当てといたほうがいいです。
 
 
 車体に実装。ってかギリギリなのでマジで位置の設定が大変です。
 
 
 一応、J-Force4ならなんとかヘルメットホルダが使えてます。ほかの機種は分からんですが、オフヘルやオンロード用フルフェイスをTRACER900で使ってるような人はおそらくアウトだと思います。
 
 
 とまあこんな感じです。リアサス換装の効果ですが、なんで18〜20用が出たときにさっさと決断して買わなかったんだろうってくらいには非常によろしいです。少なくともノーマルのリアサスがゴミクズだというのがよくわかります。
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