Nissan K11 March G# / Japan
What's about K11 March
 通称「廃ゼットさん」の名で1年間運用したV-S100Pハイゼットisを手放して何を引っ張ってきたのかというとK11マーチG#でした。ちなみに2000年9月初年度登録の中期型ラスト、というか3ドアハッチバックで1.3でMTというイカれたグレードが廃止される当月の登録でした。00年10月のマイチェンで1.3の3ドアというグレードそのものが消滅しています。
 
○K11 Marchとは
 日産がチェリーの後継として、日本向けのみならず欧州向けも結構強く意識して1988年に発売したのが初代マーチK10でした。ちなみにマーチだと海外ではレーシングカー・コンストラクターと名前が被っちゃうのでマイクラの名前で発売されています。日産的には初代マーチはプリンスの血統になります。初代は競技用のマーチRやマーチターボ、スーパーターボなども発売され、またK10をベースにしたパイクカー3兄弟のBe-1、パオ、フィガロも生まれました。1992年までの10年間という長いスパンで製造された後、本格的に欧州進出をもくろんで設計・開発されたのが2代目マーチのK11型でした。

 2代目として欧州を強く意識したパッケージと書きましたが、初代K10をはじめその頃に国産リッターコンパクトって、いうなれば安かろう悪かろうのパッケージが多かったんです。素っ気のない外見、商用車に毛が生えたような安っぽい内装、現代の新規格軽より狭い車内、などなど。その辺を根底からひっくり返し、可愛げがあって親しみやすい外見、ある程度ちゃんと広さが確保されそれなりに快適性も求められた室内空間がコンセプトでした。で、実際このクルマ、日欧両方でバカ売れします。ただ日本でバカ売れしたのは1000tで5ドアのATが大半で1300とか3ドアはまあそれほどでもなかったとか。結果として中期から後期へのマイチェンで3ドアが消滅するわけですよ。また、K11は92年の発売ですが、K11とタイマン張れるパッケージの車が他社から出てくるのはEP90スターレットやGA3ロゴくらいでこいつらの登場は90年代半ば以後。それまでの間売れに売れまくった安心感もあって、ライバルが登場したあともバカ売れを続けます。生産最終年の月間の生産台数が5000台でコンスタントに売れてたってんだから驚きです。なお、ゴーン直前に相当経営がヤバくなってた日産を支えたのがこのK11マーチでした。

○管理人のK11マーチ
 管理人のK11は中期型最終とか後期型一番最初と言われるのGH-AK11のG#で、1,348tのCGA3DE型エンジン搭載の3ドアハッチバックです。元々パオを探していたのですが、散々いろんな車輛を見学したけどロクなタマが出てこないのに業を煮やしていたところにヤフオクでぽっと出てきた個体でした。もともと修善寺の温泉旅館のボンボンがオモチャに新車で買った個体で、ここ3年くらいは旅館の地下駐車場の片隅でずっと寝てた個体だったとか。で、親から捨てろと言われて廃車にする前にとりあえずヤフオクに〜って形で出てきたのを抑えた形です。海に近い&山中で融雪剤が多い地域を走っていた都合でいろいろ錆にヤられてはいましたが、基本的にちゃんとメンテされていた個体だったので、ブレーキローターとハブが外れないっていう大騒ぎ(結局外れて全部交換しました)以外は結構ちゃんとしてる優良個体でした。見た目はこれ以上イヂる予定はありません。納車時の予算不足で放置中の足回りのブッシュ類が次の課題かなあ。
 
管理人のK11マーチG# (2018年01月時点での仕様)

 
主なスペック
機種コード GH-AK11
全長/全幅/全高 3720×1585×1425mm
発動機形式 CGA3DE型
発動機種類 水冷4サイクル並列4気筒4バルブDOHC
排気量/径/行程 1,348cc/72.0×82.8mm
最大出力 85ps/6,000rpm
最大トルク 12.2kg-m/4,000rpm
タンク容量 42ットル
主な変更点
NISMO S-TUNE サスキット
NISMO エキゾースト(テールピース)
NISMO 前後強化スタビライザー
クスコ ラテラルロッド
不明 リア・タワーバー
制動屋ブレーキパッド
使用ホイール&タイヤ
夏ホイール:Comming Soon!!!
夏タイヤ:ポテンザ RE71R
冬ホイール:SuperR.A.P 14インチ6JJ +38
冬タイヤ:BS Brizak VRX2
追加装備
KENWOOD ヘッドユニット&スピーカー(古い)
変更設定
特記なし
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