Weekly Collumn 
VOL780:平成25年09月30日:手になじむのもが一番である
○シャーペン
 私は結構筆記具とか手道具に拘りというか、これがええねんってのがあったりします。小学校時代に買ってもらったのは2020シリーズの初代でして、このシリーズというかラバーグリップの2代目2020は高校生まで愛用していました。高校生のころ、鉄道模型で精密に線を引くのに必要になり製図用のシャーペンを購入するのですが、本家ロットリングが死ぬほど高かった時代ですので、購入したのがPentelのGRAPH1000(リンク先は記念モデルのGRAPH1000 CSですが)の0.3mm、PG1003でした。最近調べたらこれ、昭和61年発売なんですね。一時期無くしたと思って大学時代に買い足して今は2本もっているのですが、実際に使っているのは高校時代からのほうです。その後、0.5mmのほうはずっと2020系でして、最終的に発売当初に購入したDr.Gripはアラフォーになった今もまだ使っていたりします。

 前置きが長くなりましたが、構造的に弱いので先につぶれるかと思っていたPG1003がまったく壊れる気配がなく、先にDr.Gripの先端チップが変形する憂き目に遭いました。そこでしょんぼりしながら梅田の魔窟こと東急ハンズ梅田店(所謂「梅手羽」)に出かけて10Fのペン売り場に行きました。壊れたのがDr.Gripだったので当初目的は2020シリーズの後継機だったのですが、ふと目に付いたのが製図用シャーペン売り場。よくよく見ていると20年前にすでに十二分に現役商品だったPentelのGRAPH1000シリーズがまだ現行商品で売られており、しかも値段もデザイン(リアキャップの色は変わってますが)も同じ、触ったメカタッチの雰囲気も同じときます。で、あっさりとGRAPH1000のPG1005お買い上げということになりました。帰宅後、20年以上前に買ったPG1003と今回買ったPG1005を握り比べたりして殆ど変わっていないどころか、芯の繰り出し部分に改良が加えられててタッチが向上していたりとか、材質を落とし機能は上げて値段据え置きってところに感動したのでした。さてこいつは還暦まで一緒に働いてもらうとしましょう。

 ちなみにですが、中高生時代に0.3mmを使い始めた理由はいま思い出すと製図はおまけでして、B桁の狭い大学ノートに細かい文字でびっしり書けるという理由がメインでした。PG1005を買ってから試しに同じB桁に3本で書き比べしてみたのですが、ぶっちゃけPG1003もPG1005もそれほど書きやすさに大きな差はなく、むしろグリップの形状と手先の操作のしやすさがかなり左右しており、Dr.Gripは大き目の時が得意みたいです。GRAPH1000は細かい字を丁寧に書くには凄く向いていますが筆圧が高い私にはこれ用に書き方を微調整しないとちょっと疲れやすいですね。

○JR北海道関連の報道と世論誘導に違和感
 JR北海道の異常放置云々で放置したことは問題なのですが、そのことに対する報道の姿勢と世論誘導とも思える感情的な論調のほうが、もっと問題ではないかと思う今日この頃です。いうなれば太平洋戦争に向かう戦前の日本の報道と同じノリだということです。今回の件で一番驚いたのは、JR北海道の全路線に対して保線要員がたったの450人しかいないということです。この人数、一般の大手私鉄と比べるとキロあたりの人数が数倍違うはずなんですよ。元々北海道は末端路線や閑散線区が非常に多いものの、地元の高校生の足や貨物輸送、有事の際の輸送などを目的として、大赤字だけど残している路線がいっぱいあります。結局のところ、資金不足から来るリストラで人員が削減されればどうなるかというと、今回のような大幅な品質の下落であり、保線もですが車輌保守だって人員不足から上手く仕事が回っていないだけの可能性が大いにあると思います。基本的に新聞記者は首都圏でぬくぬくと暮らしてる能天気で非鉄が多いですから、JR東日本とJR東海以外のJR各社がどれほど辛い思いをして末端線区をギリギリのところで維持してるかとか、全然分かっていません。

 JR東は新幹線3本に首都圏という超ドル箱を抱えていますし、JR東海も東海道新幹線という超ドル箱があるので閑散線区もそれなりに維持できます。しかし、JR西は山陽新幹線は収支はトントンなので京阪神地区の売り上げを地方に再分配していますし、そういうドル箱すらない四国と北海道の経営の惨状は目を覆うばかりです。四国、北海道、JR西の中国エリアに共通して言えることは、車社会化が進みすぎてロクに鉄道に乗らないということです。100m先のコンビニに煙草を買いにいくのに車を使う、2km先の高速バスのバス停まで行くのに徒歩で行くと陰口叩かれて恥ずかしいから車で送迎する、などなど、都会の人間なら普通に徒歩・自転車・公共交通を使う行動の全てが自動車の利用になっているわけです。これらが公共交通の息の根を真綿で引き絞るように締め上げており、こういう経営背景をまず報道しなければならないのに、安易に叩きやすく読者の共感を得やすい言葉だけをセンセーショナルに書きたてているのが今の日本の報道の現状です。要するに大手新聞も大手テレビも安物のタブロイド紙や週刊誌と同じレベルということです。

 さらにこの件では読売新聞もばかばかしい見出しの記事を書いています。鉄道ファンの間では常識過ぎて、知らなければ今すぐ覚えろ、覚えられないなら鉄ヲタ失格という基礎知識を今更のようにドヤ顔で書き立てていて失笑モノでした。というのも、通称マヤ検といわれる「高速軌道検測車」という車輌があり、JR北海道には昭和58年ごろに製造されたマヤ34-2008が1両しかないって話です。全国で稼働中のマヤ34は2両で、うち1両は九州にあり、こちらはJR九州管内の軌道検査に用いられています。ちなみにJR東日本、JR東海、JR西日本は1編成で軌道状態、信号通信状態、架線状態の3つを同時に検査できる総合軌道試験車輌(新幹線でいうところのドクターイエロー)を2本ずつ作っていますので、マヤ34は廃車してこちらを使っています。また、JR四国はJR西日本の総合試験車を借りていますね。で、北海道。あれだけ広い区間をたった1両のマヤ34でやってるので相当カツカツなのはかなり有名なんです。それを今更知って針小棒大に騒ぎ立てている様はアホちゃうかに尽きます。今回のJR北海道関係の報道は全て「不必要に針小棒大に騒ぎ立てるマスゴミ」と「そうとも知らず乗せられて勝手に頭から湯気を出してる非道民」、「まあしゃぁねぇわなで同情を禁じえない道民」という構図だったりするんですよね。もし今回もJR北海道の社長が自殺するようなことがあればマスゴミが自殺に2人連続追い込んだことになるんですが、あいつらにその自覚はなさそうなのがなんともかんとも。
VOL779:平成25年09月23日:異物肺炎最終章
○Appleファンって凄いなあ
 先日docomoからも発売されると発表のあった新型iPhoneですが、台風のさなかも含めて何日も前からアップルストアに並んでいたり、各キャリアの店舗にもアホほど並んでいたり、なんでそこまでして熱狂的に買い求められるのか良く分からなかったりします。そのことをぽてぽてと呟いたら「彼らは並んで初日に買うことに意義を感じてるだけの人たち」という説明を受けて、なんとなく背景は理解したような、出来なかったような。iMacなどPCの新製品が出ても彼らは大抵並んで買っちゃいますから、やっぱりスゲェなあと思いますね。いろんな意味で。実は私が今使ってるXPERIA Aは発売初日に買っちゃってたりするのですが、その日にちょっとトラブルで出先で幼児(知らない人の子ね)にSO-01Cを壊されてしまい、弁償で機種変更してもらったものです。そのときも並ばなかったのですが、なんで5日も前から場所取りまでして買えるのかねマカーは、とか思った次第でした。
 
○異物肺炎のさらに続き
 えーと、やっとこさ本丸が出てきました。以前に吸い込んだのはきな粉だと思っていたのですがやはり私の記憶どおりピーナッツを誤嚥していたようで、水曜の勤務中に異常な咳がしばらく続いたかと思ったら、ぼろっと出てきたのがピーナッツ片でした。5mm角くらいのが1つです。で、この後のどの炎症が急激に悪化したわけですが、気管支に引っかかって炎症起こしてた奴らを一緒に引きずり出してきたようでして、まだ調子がかなり悪かったりします。あと副鼻腔炎もおまけで悪化しているみたいです。しかし異物肺炎なんて老人の病気だと思っていたのですが、これが意外と若い人でも出るそうでして、いやーびっくりです。ピーナッツなどの食物異物だとレントゲンにも写らないので呼吸器科の先生も悩みどころだそうです。この終末はバイク屋のキャンプとかレイノカイとか色々呼ばれていたのですが、他の予定もあって蟄居していて大正解でした。出かけていると多分倒れて出社どころじゃなくなっていそうです。
 
○CF-T7のバッテリーその後
やっとこさとどきました、詰め替えバッテリー。で、装着してヘルス状態をみたら178回の充放電ですが初回充電の容量は6000以上。ところが何度かやってると5800くらいにしかなりません。といってもカタログスペックではAh表示ですが純正の電源表示アプリのはmWh表示なので10.5で割り算しないといけないかも。どっちにしてもスペックより2割ほど低いようでして、ぶっちゃけもともとついてきた奴のほうがヘルス状態はよかったりもするのでビミョーなところ。てかあのバッテリー情報補正アプリって奴ですが、もしかして充放電回数から充電可能な劣化曲線を基にした最大容量をバッテリーに書き込んで充電容量を制限している可能性が無きにしも非ず、です。これをごまかせるようなアプリさえあればなんとかなるんですがねえ。まあ当面、バッテリーパックが2つある運用ってのをしていきゃーなんとかなりそうです。2つあわせると13時間くらい使えそうですし。そうそう、あとこいつのキーボードですが、久々にノートPCのキーボードでできのよい物とあたったと実感しております。結構ノートのキーボードってスペースの都合でショボいのが多いですからねえ。

○中秋の名月
 今年は中秋の名月がちょうど満月になりました。ここしばらくは14齢だったり16齢だったりしましたからねえ。で、きれいな満月なの久々にα7Digltalを引きずり出して撮ってみたのですが、やっぱ他の人の出してくる絵を見ると凹みますね。解像度の点で。レンズの性能とか色描写についてははっきりいっていまどきのD-SLRに引けはとってないと思います。なんせウチにあるのは大抵ミノルタ時代の名玉中心ですし、普段はデジカメ画像にありがちなパッキパキの絵は撮らないので問題になりませんしね。しかしああいうシャープさがモノをいう絵を取るとかなり凹みますね。で、実際こういうときだけα900がほしくなるわけですが、現状が上記のような状態のため、わざわざ12万も出すのが馬鹿馬鹿しいというのもあり、食指が動きません。しかしええモンが出てくるうちに買うとかなアカンなあとも思っていたりするわけでして。はい。
VOL778:平成25年09月16日:水害とダム
○笑いのセンスが違いすぎる
オリンピックが日本に決まった件でフランスの新聞社が「風刺画」と称し、笑うに笑えない絵を掲載していますね。1つは「水物の競技場は福島の近所に設営されている」という見出しとともに、防護服に身を包んだ人がガイガーカウンターを持っているもので、もう1つは「さすがは日本、相撲がオリンピック競技になった」というキャプションとともに、手足が3本あるような異形の怪物が相撲の猿真似をしているもの。このことに日本人が怒りを表明したらさらに「我々には悪意は感じられないことに目くじらを立てるとか東洋の黄色いサルはユーモアがない」と言い放ったというんですから、そりゃ我々の怒りの火にガソリンを追加投入するようなものです。フランスに対するなんらかの制裁措置を発動してもいいレベルだと思いますが、こういうのをフレンチジョークというのだったら、サブカルチャーを通して行われてきた日仏交流も涙目ですよね。この背景はいくつかありまして、欧州では日本と違い原発の冷却に河川水を利用しており、河川を利用する関係でパリなど都市のすぐそばに原発があります。また、彼らの頭の中では「日本は恐ろしく狭い」という意識がある(実際には英連邦より広い)上に日本人の家=ウサギ小屋と思い込んでいるため、先述の原発立地の話と合わさって福島の位置を千葉県くらいの位置に思っている人が大多数を占めているんです。ちなみに今回のは新聞といってもゴシップ紙。日本のスポーツ新聞のスポーツ記事が女性週刊誌の記事に差し変わったという程度の低いシロモノです。そんな程度のことだから、同じことを被災者の前でジョークとしてやってみろとツッコミを入れられるようなことをするし、実際にそういう機会があったら本当に行ってしまうくらい程度の低い奴らだということです。

○アメリカで進む脱スタバの流れ
 東洋経済オンラインの記事からなのですが、アメリカで脱スタバの流れが始まっているというものです。この記事にもあるとおり、元々アメリカの珈琲文化は粗挽きの豆をパーコレーターに突っ込んで半煮込みで淹れる、薄くてコクも深みもヘッタクレもないものでした。それがスターバックスを発端としたレギュラーコーヒーの文化になっていくわけですが、確かにスタバの珈琲って記事の中でも指摘しているとおり、多少の豆の差も吹っ飛ぶくらいどの豆でいれても同じ味ばっかりです。日本ではライトな珈琲ファンかオサレを気取ってるマカーのスクツと化してるってのが個人的イメージです。実は神戸と京都にかかわる生活をしていると、珈琲好きにとって珈琲文化は濃密なものになります。というのも、神戸はカウンター席だけでハンドドリップの珈琲を出す珈琲店が多く、京都は昭和初期からの喫茶店文化を頑なに守る老舗が多いからで、両者に共通する基本は「1杯ずつ必ずハンドドリップ」ということです。私が脱サラした暁にやりたい珈琲店もまさにそこだったりするわけですが、日本人が忘れつつある珈琲文化がいまアメリカで復活しつつあるのは感慨深いものですね。
 紹介している記事にもありますが、珈琲というのは挽いた瞬間にアロマが失われていくので、ホットの場合は特に挽いてからの時間が勝負の鍵になります。アイスはアロマよりも豆自身が持つ味とコクで勝負するのでそこまでシビアではないですがね。ドリップ珈琲の場合は同じ豆の珈琲を複数受注しても1杯ずつ淹れるべきなのもそこで、淹れている間に失われるアロマやフレーバーを均一にするためには、1杯ずつ同じ手順で淹れるしかないんですよ。しかし、日本の珈琲文化って最近は喫茶店ではなく、先述のスターバックスを始め、マクドナルドやミスタードナツなどのファストフードやサブウェイなどのサンドイッチ店など、大手チェーン店が主流を占めています。これらの店舗では1リットル単位で淹れおきした珈琲ばかりです。
#ちなみに私はペーパーでのハンドドリップ派でエスプレッソメーカーはエスプレッソとカフェオレ以外は使いませんし、使っているのもマキネッタです。

○台風と水害とダム運用
日曜、エラい台風でした。風はたいしたことなかったのですが雨がね〜。で、現在の治水対策について色々母に説明することになったのですが、母は俺がダムマニアだったおかげで色々判りやすい説明を受けられたといっていました。どういう内容を説明したのかというと、今回の水害でダムがどういう役目を果たしているかということです。
 まず琵琶湖方面ですが、早々に上鳥羽で氾濫していることがわかっていたのですが、そのときすでに上流にある天ヶ瀬ダムは天端(ダムの一番上)にあるクレストゲートという非常用の放水門を開いて全力放水中でした。でないとダムが割れてしまいますので。その状況でダムの影響を減らすために琵琶湖に流入する河川のダムすべてを貯水モードに切り替え、琵琶湖も瀬田川洗堰を完全に放水停止し流量を抑制しました。その結果、早い段階で天ヶ瀬からの放水も一時止めることができました。
 続いて桂川。すでに下流のうち渡月橋〜松尾大社周辺で洪水になっている関係上、唯一存在する日吉ダムが限界スレスレの運用をしておりました。テレメーターの数字を今日の午前から追いかけていたのですが、夜半過ぎから流入量が急激に増えて1500t/sec以上になり、放水は洪水時放水量の150t/secを守っている関係上、それ以上出せない状態。台風が来ることが判っていたので事前にある程度放水していたようですが、それでも瞬く間に貯水量が増加し、夜明けごろには通常満水量を突破。さらに昼前まで増え続け昼過ぎには但し書き水位(容量の90%位置)を突破し、あふれる寸前の貯水量66000千トンに対し、60000千トンの貯水量まで溜まっちゃいました。ここまで我慢したのは下流の洪水があるから。で、右京区や上鳥羽の洪水にめどが立たないまま、12時過ぎからダムを守るために500t/secの放水を始めたわけで。でも、このダムがここまで頑張らなければ淀川水系はもっと酷い洪水になっていたと思います。
 ほかにも市内全域を堤防で囲った上に堤防内の河川流量の3倍以上の能力の排水機場を作ったおかげで20年間洪水知らずの中核市があって今回もそれで助かっているとか、洪水と水利運用というのは密接にかかわっています。この台風をきっかけに無駄と思えるようなダムや水利設備が何を守るために設置されているのか学びなおすのはありじゃないですかね。
VOL777:平成25年09月09日:777で0909ですかい
○異物性肺炎
 前週の日曜のことなんですが、ワラビ餅食ってて黄粉を肺に吸い込むというドンくさいことをやってしまい、しばらくむせ返った後に少しまだ息苦しい感じが残っていました。でもまあそのうち何とかなるだろうと思ってほったらかしていたわけですが、月曜朝になって血の混じった濃い色の喀痰があって、これはヤバいなぁと。その後いろいろ調べていると、異物肺炎というやつだと知りました。誤嚥性肺炎も異物肺炎の一種ですね。で、定時で帰っても掛かり付け医には間に合わないので水曜に駅前の大きな病院に連絡したのですが、状況を説明したらいま耳鼻科でもらっているオゼックスが効くのでそれを週末まで飲んでまず掛かり付けで見てもらっといてくれとのことでした。なんせ夜間診療はその日、救急車が5台も来て大変だったようです。結局、救急担当医に電話した後に掛かり付けと電話で相談したらそのとおりにやってくれって話でやると、やっぱり週末には治っていました。しっかしあれは息苦しかったな(苦笑

○Bluetoothテザリング
 SO-04EにアップデートがかかりBluetoothテザリングがサポートされたのですが、これがCF-T7ではうまく使えないという状況になっています。念のためUSBアダプタをHermony CSRからMotorolaに変えたりもしたのですがT7ではだめ。んじゃあほかのマシンはってんでまずEeeBOX EB1501Pで試したら、Windows7 Home Premiumでは簡単に通ってしまいました。そこでXPだとどうなるか再検証するために液晶の割れてるEeePC1001HAで試したのですが、こちらもモトローラ製チップのアダプタ経由なら簡単に認証が通ってしまい、どうやらレッツノートの設定特有の問題ではないかと踏んでいます。3機とも使っているウィルス対策ソフトは同じなので、やはりレッツノートのネットワーク切り替えアプリが最大の要因なのかも。と思ってPanasonic特有のLAN設定ソフトとか殺していろいろ試してみたのですがどうにもならず。CF-T7でPAN接続は無理っぽいです。でもまあ、HermonyのCSRソフトがクズだったのでこいつをリストラしてMotorolaだけにしたのは正解だったぽいです。

○イヤホン新調
 先日、ちょっと作業中に長らく使っていたAudioTechnicaの安物の耳掛けヘッドフォンを潰しちゃいました。ヘルメットの中で装用できたり(ナビの音声を聞くのに使っていました)いろいろ便利だったのですがちょっともったいないです。でまあ、同じように耳掛け式ってことでいろいろ探していたのですが、もう耳掛け式ってほとんど売ってないんですね。ヨドバシカメラのオーディオコーナーにいって壊滅的な品揃えをみてびっくりしました。耳掛け式はケーブル巻き取り式として余命を残していた感じで、今回手に入れたVictorのも実際に巻き取り式です。音質はカナルタイプと違って変な低音の響きとかもなくいい感じですし、以前のものより耳掛け時のフィッティングもよく、値段の割りに音の分解もいいので好印象。最近はSONY製のカナルイヤホンよりこっちのほうが使用頻度高いですね。ヘッドフォンタイプで一番よいのは聞きたい音を聞きつつ外の音もある程度聞こえることでしょう。電車内の車内放送もカナルだと聞こえにくいんですが、ヘッドフォンだと結構聞こえるので便利です。2000円ちょっとだけどええ買い物しました。

○050Plus
 えー050Plus導入しました。というのも、Xi契約になって無料通話がなく、しかも結構Xiの通話料って高いんですよ。特に固定電話相手の通話料とか結構高く、なんだかんだと派遣会社関係で連絡する機会も多いので導入したのです。あともう1つ、PayPalを使うのに電話番号が必要なようで、これも090番号を使うのが嫌だったので、ってのがありますね。おかげで海外通販とかでも050Plusの番号が使えるので色々便利になりました。で、やっぱ調べてみると、ケーブルテレビ関係がほぼ全部KDDI関係な都合もあって、IP電話ってKDDI勢が多勢を〆てるようですね。NTT系は結構少ないみたい。でも携帯電話相手でも1分16.8円でXi契約の通話料より安いし、IP電話相手でもKDDI系は固定電話と同じで3分8円と結構安く上がるようです。
VOL776:平成25年09月02日:モバイル環境再構築進行中
○CF-T7の初期設定でズッコケる
 CF-T7ですが、初期運用にて色々ちょっとズッコケる事態が発生しまして、結局OSの入れ直しということになりました。まあ本運用前に露呈してよかった話なのですが、出品業者がDtoDで再セットアップした後、USBなWiFiアダプタとかを突っ込むために色々やったようで、その際に中途半端にXPのパッチを当てていたのです。おかげでSP2のまま中途半端にWindowsUpdateをMicrosoftUpdate化しようとして、そのプロセスがゾンビプロセス化していました。また、中途半端なアップデートの関係でSONYのPC Companionを突っ込んでXPERIAを繋ぐとハングアップ、LANの有線と無線の切り替えが上手く行かずにハングアップなど、ありとあらゆる細かい点に不具合山積みになっていました。動作確認したらDtoD再セットアップ直後の情報入力手前で停めておいてくれよ〜とか思いました。これ、不慣れなユーザーが安いラッキーで飛びついた場合、凄く苦しんだと思います。ちなみに私の場合、DtoDで再セットアップするときにパーティションを切りなおして2ドライブ構成にし、先にメインマシンで落としておいた「SP3を当てるための最低限のファイル」をSDに突っ込んでおいて順番にパッチを当ててSP3化し、IEを8にアップデートしてからWindowsUpdateをMicrosoftUpdateに切り替えて更新ファイル取得、最後に.NET frameworkを4.0にアップデートしてから再度更新ファイルの取得という手段を取りました。多くの人はSP3当てるところにたどり着けないだろうなあ……。
 で、OSを入れ直したあとはセッティングも順調に進み、ネット閲覧+動画鑑賞には特に問題がないレベルに持って行きました。ただ、codecで色々躓いており、FFDSHOWでもX264でもどっちをいれても、SPLASH LighteでもMPC-HCでもcodecがロードされないトラブルが出ています。仕方がないので今はMPCをリストラしてGOMプレイヤーを使っていますが……。あと問題になってるのはやはり電池ですね。8880時間も使われていた機体ですから、もちろん電池は腐ってます。ウチのCF-T7は標準バッテリーモデルなので、健全なバッテリーならばフル充電で大体9時間〜10時間くらいを示すはずなんです。んが、こいつはECOモードOFFでフル充電しても3時間半程度。こりゃあきまへんわ。そこで電池をって思ってネットをみたらやはり高くて新品純正だと1つ25000円くらいするんですよね〜。仕方がないので色々調べていると、中身のセルを詰め替えてもらうサービスで12000円くらい、詰め替え済みのセルで7000〜12000円くらいであります。今回は5時間以上らくらく持てばよいという目的ですので、この怪しい詰め替えセルでもいいかな、とか思っていたりします。
#とりあえず現状で30分アニメ5本分くらいは楽勝で電池が持っているようです(試験運用中

○あまり使わないけどL-05Aのセットアップ
 以前に使っていたEeePC1001HAですが、docomoのパソコンキャンペーンでL-05A契約(タダだったのだw)した時にオマケでもらったもの。で、充電指数が10回程度しかバッテリーが消耗していない状態で液晶が割れてしまった1001HAカワイソス・・・・・。で、携帯電話もXPERIA Aになってテザリングが可能になり、しかもLTEの利用ってぶっちゃけ1ヶ月400MBも使わないので2.5GBくらい余らせてしまうのでそこそこテザリングでモバイル運用可能となっており、実のところL-05Aが宙に浮いていたりします。というか、1001HAってネットブックの癖に通信すると3時間くらいしか電池が持たなかったので使う回数が少なかったりもしてたり。ところがCF-T7だとその気になれば10時間近くとiPadも真っ青のスタミナです。だもんで、あと1年くらいは使う予定のあるL-05A関係のアプリと、あとdocomoのコネクションマネージャーを入れてみました。いやー意外と簡単でした。
 docomoのコネクションマネージャーですが、1001HAで全然使わないうちにエラく進化しており、docomoの無線LANに積極的に接続でき、しかもコネクションマネージャー側からWeb認証まで可能にしているという鬼進化っぷりでびっくりしました。あと、以前にユーザーアンケートで私も散々不満を述べた「料金メーターが全然わからない設定である」という点が大幅に改善されており、今何パケット使ったから今月は概算でナンボほど料金かかりまっせ、という仕様になっていました。これはわかりやすくていいですね〜。まーでも突っ込んでるだけで本当に全然使わないとは思うのですが、こういった改良はほんといいですね。
VOL775:平成25年08月26日:モバイル環境更新
○水出しアイスの続き
 盆の前後でちょっと豆を買わなかったのですが、盆休み最終日にいつもの豆屋さんでアイス豆をまた買ってきました。そうそう、ここのアイス豆は基本的にエスプレッソでも使えるブレンドなのですよ。閑話休題、7月終盤までのアイスはちょっと薄めなのは自覚していたのですが、両親が飲んだときも「ちょっと苦い麦茶レベル」との話になって、やっぱりタリーズの水出しアイスみたいなコクが欲しい!というわけで、盆前に最後に残っていた豆で再調整。残っていたのは50gくらいなので24gずつに2等分。1つは300mL、もう1つは400mLで抽出し、最初の4時間を室温下で実施するというメソッドに変更しました。すると、300mLでは濃すぎで400mLではやや薄すぎな感じでした。この結果を元に1400mLの水に対して90gの豆でやってみたところ、タリーズで飲んで美味いと思ったアイス程度の味になったので、まあこれで良いでしょうという感じです。換算すると300mLで20gです。残り少ないアイスの季節ですが、9月中くらいまではこのメソッド味調整用の豆を追加でやってみようと思います。まあ、ぶっちゃけこれ以上酸味側に振ると雑味になりそうなんで、もうちょっと苦味側でもええんちゃうかとか思ってたりもする程度なんですが。
#で、この仕様で淹れたアイスを昼間に500mlくらいガンガン呑んでいたら、夜になってなぜか全然眠れないという事態になったんだとさ(苦笑
#浸漬式の水出しってカフェインに関しては全て抽出できるといいますが、ほんとえげつなくカフェインは出ますね^^;;

○計算と言語
 なにやら最近インド式暗算がどうのとかいってエラく流行っていますが、算数の基礎という点で言うと、ガキのうちにあんな逃げ道教えるんじゃねえ!と思っている俺がいます。それはさておき、先日の新聞でちょっと気になった話がありまして。というのも、アメリカ人など英語圏の人間に「札だけ欲しいから」と小銭を混ざったお金を出すと、困惑した上で受け取り拒否されるって話でした。我々だと例えば925円の買い物をしたら1025円渡して100円のお釣りを貰うのは常識ですし、出す組み合わせをその場で暗算するのも常識ですよね。でも、英語圏で同じことをやったらレジ打ちの人がハングアップしちゃうってことなんですよ。その背景には数字の数え方があります。考えてみれば分かるのですが、日本語は数字をそのままストレートに言語化していまして、こういう言語はほかには殆どないです。一方、英語の場合、100万がいくつの1000がいくつの〜っていう具合にいちいち要素を数えて足した言葉にしています。暗算をする際に日本語で暗算すると脳内でも数字のまま言語として取り扱うのですが、英語だと数字化してごちょごちょして〜の繰り返しなのです。で、お釣りを出す際に、日本語で思考できる人は単純に引き算して答えを出すので端数切りとかも簡単ですが、英語で思考すると100円が何個に500円が何個に1000円札が何枚に〜になっちゃうわけで、端数切りどころの騒ぎじゃないんですよ。こんな算数に有利な言語を母国語にしてる日本人の小学生に暗算がロクに出来ないのが量産されているのはどうかと思うわけで。
#ちなみに今流行のインド式ってのも言語的に暗算が不利なのを克服するべく編み出された方法で、さきにアレを習うと算数の原理原則を習わないのでマズいと思います。

○モバイル環境更新
 いやー実は写真展の準備中にどうやらEeePC1001HAの天板を踏んでしまったようで、盆に使おうと思ったら液晶が非常に寂しい状態になっていました。まあ、元々L-05Aのパソコンキャンペーンでタダで貰った奴なので、5年使えたからまあいいかってところです。でも、たま〜にモバイル環境も必要になったりするのでナシというわけにも行かず、さりとて新品を買う余裕はなくネットオークションを覗いていた所、最近はXPからの乗り換えで企業リース上がりのPCが多量に出ているようですね。で、おかげで以前は中古でも値崩れしなかったLet'sNoteが安いのなんの。電池の寿命自体は7割くらいになっていますが、それでもCore2Duo1.2GHzとか搭載のT7とかT8が、ともすればコミコミ12000円程度で買えてしまうのはびっくりです。で、落としてから色々調べていたところ、やはりT5やW5はファンレスで静かな割りにCore2Duoの発熱に負けて過熱気味、T7はCPUファンが搭載された代わりにこのファンが死ぬ事例がそこそこあってうるさくなることがある、というものでした。部品はT8と共通のものが多く、電池や筐体は同じみたいです。また、LCD自体はインバーターのピンアサインだけちゃんと合わせておけば、7系に5系のLCDを繋ぐことも可能なので、万が一黄ばみが許せなくても黄ばんでないジャンクを拾ってきてニコイチにすりゃあ終わりみたいです。
 で、木曜に撃墜したのはLet'sNoteCF-T7。累積の使用時間は結構長めみたいですが、実際に届いた品物は液晶は問題なし。出品業者が再セットアップ後に中途半端にWindowsUpdateを掛けていたのでその辺だけは問題ありでしたがそれ以外はまあ許容範囲ですね。実際に3日ほど使って思ったのは、重量が軽いというのと、思ったより起動が早い(というかウチのメインマシンよりずっと速い)ということ。CPU周波数が1.6GHzから1.2Ghzに落ちたとはいえ、Core2Duoになったってのも大きく、そこそこ重い動画もちゃんと再生できました。バッテリーさえもっとマシなのに交換できれば、それなりにモバイル環境としては使えそうです。
VOL774:平成25年08月19日:二眼レフ展、終わりました。
○二眼レフ展終了しました
 第1回二眼レフ展終了しました。作品を提供していただいた皆様、ありがとうございました。そしてなにより小路カフェへお越しいただいた皆様、結構遠方からもお越しいただき本当にありがとうございました。コメントも30枚くらいいただいており、店としても活況だったようで何よりでした。で、またやるつもり満々だったりしますので、機会があう人はまたよろしくお願いします。

○おおさか東線
 少し前の話なんですが、あまりの暑さに二輪での小路カフェ往復を諦めてJRで移動する際、急がないからとおおさか東線を使ってみました。実はこれが初乗車だったりします。さてはて、朝夕にだけ尼崎〜奈良直通のあるこの路線、昼間は非常にのんびりしたローカル線でした。昼間に普通列車しかない理由は、放出〜久宝寺間に退避設備のある駅がないからなのと、今開業してる区間は短くて快速の意義がないことでしょう。乗り継ぎは久宝寺までは悪くないです。もとい、王寺までは悪くないのですが、久宝寺で捕まえられる快速が大抵は王寺どまりの列車のようで、奈良や木津、加茂まで行こうと思うと、10分後続の加茂行きを捕まえないとだめなようです。トータルランタイムとしては大和路快速利用より10分くらいかな、多く掛かりますが、鶴橋で近鉄乗換えとだと勝負にならないくらい遅いです。しかし近鉄の快速急行もあまり快く急いでくれない便が多くて、新快速のぶっ飛ばしに慣れている身としてはイラっとするんですよね〜。そしてこの日、帰りは近鉄で鶴橋までだったのですが、近鉄の快速急行があまり快く急いでくれない理由も分かりました。停車駅自体は生駒を出ると次は鶴橋までノンストップ。しかし、先行する準急に河内小阪で追いついてしまうのです。退避設備は2つ先の布施までないですからね。追いつかれるのが明確なダイヤなので優等退避を1つ手前の停車駅(退避施設駅)でやったらええのに、と思ったのでした。それでも鶴橋で環状線乗り換えで帰宅するとJR関西本線+環状線経由で帰るより圧倒的に速くてしかも安いので、JR派な俺でも近鉄奈良線はちょいちょい乗っちゃうわけで。ちなみに仕事帰りに小路カフェに行くとき、面倒くさいので大抵特急に乗っちゃいます。500円で西大寺まで全席指定ですからね。
 
○SO-01Cその後
 兄にくれてやったSO-01Cその後ですが、やはり落下の影響がそれなりに出ていたようで、多少のトラブルがありました。まず1点、有線イヤホンを認識しなくなったことです。実は普段から音楽や動画はSO-01Bで再生しており、今もSO-01BをAndroidウォークマンとして使用しています。そのせいで不具合に気づかなかったのかもですが、確かにウチにあるSO-01B/01C専用の純正品を使ってもダメでした。あと、USB端子がやられかけています。まあ、兄の使い方を見てると結構荒っぽいのも原因ではないかと思う(1年半前に購入したときに綺麗に張っておいたアンチグレアの保護シートを2ヶ月で早速めくれあがらせてる)ところもあったりなかったりですが、自分が使っていたときよりSDの通信速度が遅いとか、まあ色々ありますね。あと、Android機を初期から使っていた人とそうでない人で、SO-01Cレベルでの動きへのイメージがずいぶん分かれるとも理解しました。私はSO-01Bから使っていたのでSO-01Cの動きは「使い方に注意していれば」問題ないレベルだと思っていました。しかし、Android初体験の兄にとってはメモリ不足からくる動きの悪化が不満だったり、タスクキラーの自動化が出来なくなってる(AdvancedTaskManagerの機能退化による)関係で常に内部メモリが不足する点も不満なようです。個人的には使い方さえ間違えなければSO-01BとSO-04Eは併用出来てるのでなんら問題ないんですがねえ。まあ、端末のほうが寿命に近いようなので、どっかのタイミングでXperia NXでも手に入れてくれればと思ってたりもするんですがね。
 
○アップルのアダプタ交換プログラムへのコメントで絶句
 中国でテキトーな製造をされたAC→USB電源アダプタを使用したことによるiPhoneやiPadの発火事故を受けて、アップルが日本でも社外製電源アダプタの純正品交換プログラムを始めました。リチウムイオン電池に携わっている私に言わせれば、そもそもiPhoneの電源管理能力がタコだから発生する発火なんでiOSのアップデートで対処できなければおかしい話でもある(Androidは本体側にしっかりとした充放電管理機能を持つ機種が多い)んですが、とりあえずヤバい充電器を交換してしまえってのは1つの手ですね。このことについてYahoo!ニュースで付いていたコメントが悪意に満ち溢れていて絶句もんでした。というのも、どうせ原価は1000円以下でこれによってまた利益をあげるんだろうとか、そういう感じです。個人的にはアップルが最初からちゃんとAndroid並の充放電管理をきっちりしておけば問題なかったと思うんですが、機体もOSもメーカー純正オンリーという世界で構築しているアップルのこと、社外品の電源アダプタを使う奴がクソほど出てくるとは考えてなかったようで、実のところiOSの充放電管理はザルと言わざるを得ないのですよ。ちゃんと管理がなされているなら社外のショボい充電器を繋いだところで電池が過充電で発火するなんてありえませんからね。電池技術者としては最大の突っ込みどころはここなんですが、一般ユーザーらはボッタクリとか利益主義とか、明後日の方向に吼える以外ないんだろうなってところでした。
VOL773:平成25年08月12日:レトロな二輪はオサレでは乗れない
○公職選挙法ってザル法運用だよね
 毎回選挙があるたびにこの法律の運用が超ザルだなと思うのは、選挙違反で候補者が捕まるのは必ず落選した候補だけだってところです。今回、事前運動で滋賀県警の事情聴取を受けた候補者がいましたが、この候補者は民主党から比例で出ていて落選しています。しかし今回、早い段階で事前運動や時間外運動、許可外ビラの配布などを行ったことを指摘されている当選候補がいますね。特に中核派と結託していて彼らが国会に送り込んだ嘘つき候補と、ブラック企業の首魁の2人ですが、毎度のことながらこれら「本当は失格であるべき」候補が野放しにされるのは、国民をナメ切ってるとしか思えません。で、ニュースをうだうだと調べてみたのですが、地方自治体の議会選挙では公職選挙法違反を理由に失職した議員がいるものの、国政選挙ではネットで検索できる範囲では見つけられませんでした。まあ、正直こういう法運用をしているからこそ、日本の司法は中世そのままとか揶揄されるんじゃねぇかと思いました。
 
○派遣法改正の話
 政治的な話が続きますが、大事な話なので。この点についてマスゴミは相変わらず本質を突かない論議をしていますが、特定業種に対する派遣免除の廃止について、これが事実上の「限りなく黒に近いグレーゾーン派遣」の温床になっていることについて、彼らは知らないからだと思います。というのも、特定26業種を隠れ蓑に対して、本来「3年を超える派遣の受け入れ」が出来ない職種に対して5年も10年も派遣を受け入れて人件費の圧縮を行っている企業が腐るほどあるんです。その最たるものは研究関連企業でして、分析会社の事務員を派遣で受け入れている殆どの企業は「研究開発補助」で受け入れているとか、そういう手段なのですよ。私が知っているのは研究開発といわれる分野だけですが、似たような手口で違法派遣を受け入れている企業は腐るほどあると思いますし、この問題は地元選出の国会議員と話す機会があったときにも何度も散々説明したことでした。一方、今まで一度派遣を受け入れた職種に対して年限を越えて派遣を受け入れられない、たとえ人が変わっても無理、という点を人を変えれば受け入れ放題とする改正点については、正社員化直前の4年11ヶ月とかで派遣を放り出すことで対応する企業が増えるのではないかと危惧しています。
 
○歴史認識ってなんだろね
 来る15日、終戦の日を迎えます。第2次世界大戦についてアメリカの戦史研究家の老人が日本で行われた焼夷弾による爆撃について、一般に言われているジェノサイド、抹殺作戦であったことの裏づけを行った記事がありました。これまで日本の戦史研究家の間ではほぼ常識となっていた「民族殺戮爆撃である」というのは、日本軍側の戦闘経過記録(爆撃被弾の記録)や逃げ惑う一般市民の記憶の掘り起こしから、「目標地域の外周を爆撃して逃げ道をつぶしたあとに内側に向かって爆撃していた」という観測事実を取りまとめたものでした。これについて米軍側は今でも「工業地帯を狙った爆撃が外れた結果だ」としています。しかし、この話の矛盾点を米軍の公式戦闘記録から洗いなおしたのが、件の老人でした。まず、爆撃目標は最初から市街地が設定されていたそうです。その証拠に爆撃機に装備されていた弾薬はやはり焼夷弾。焼夷弾という弾薬は「木造建築が密集している日本の市街地を効率的に焼き払うため」に開発されており、鉄骨とコンクリートがシュア地の工場地帯を爆撃するなら通常爆弾を装備するはずですから、この点でも矛盾があります。また、これは神戸大空襲の例なのですが、最初に六甲山地の裾野を焼き払ったあとに東西の端を焼き、海に向かって焼き払うような戦闘命令書が出ていたそうです。つまり、最初から市街地がターゲットの精密爆撃であり、工場地帯への爆撃こそミス投下と言い訳用の投下だったということです。これが工場地帯のある地域全土に渡って行われたということはつまり、最初っから市民の虐殺をターゲットにしていたというわけです。その仕上げが2発の核爆弾。こういう残虐なことをアメリカ軍はやったんだけど市民には「ファシストを滅ぼした正義の戦争だ」といっています。でもね、我々がその意識の訂正を求めるかといえば、ノーです。我々が干渉する話ではないからです。それが各国自身の歴史認識ってモンじゃないですかね。
 
○大型二輪がいきなり取れるのは問題だと思う
 お笑いコンビの「おぎやはぎ」の矢作氏がノロノロ運転で横横道路を走っていて吹っ飛んで転倒、骨折というニュースを見て詳細を調べたところ、我々スポーツライダーが耳を疑うというか、さもありなんという状況での事故だったようです。というのも、矢作氏は教習所でいきなり大型二輪免許を取得し、いきなりハーレーのスプリンガー・ハードテイルというレトロな車体を買ったようです。これ、分かりやすくたとえると、テニスを始めて1年目の奴がいきなりフェデラーとかに勝負を挑むようなレベルのものです。ゆっくり走るから大丈夫?いえいえ時速10kmからの転倒で死ぬ人もいるんですから、なめて掛かってはいけません。
 さてはてどういうくらい危ない車体かといいますと、まず後輪の動きを細かく調整したり路面のうねりを吸収するための「リアサスペンション」が存在しません。橋桁の継ぎ目やトンネルで入り口の段差などのちょっとした段差でリアが跳ね飛ばされてしまいます。また、フロントサスペンションも大昔の設計ですので、リアが固定されているのを補えるような性能はありません。次にこのオートバイ、年代が年代だけに、フットクラッチ・ジョッキーシフトという、自動車と同じような操作方法をするミッションを積んでいます。現代のオートバイは安全に操作が出来るように、クラッチは左手、チェンジレバーは左足で操作します。ところがこのハーレー、左足でクラッチ、左手でチェンジレバーを操作しなければならず、変速操作時に必ず片手運転になります。そして運動性に著しく欠けるアメリカンという車体構成ですから、オートバイというものの動きを熟知してないと簡単に飛んでしまうのは火を見るより明らかです。初心者なら一度崩した体制は立て直せないでしょうね。個人的には完全な素人がいきなり大型二輪免許を教習所で取れてしまう現状は問題ありだと思っています。普通二輪免許取得後3年かつ何歳以上みたいな足かせが必要なのではないですかね。あと、現状で排気量だけで免許区分や車検区分を割っていますが、排気量以外にも車体サイズや重量も含め、四輪のような細分化した区分が必要な時期に来ているのでは、とか思っています。
VOL772:平成25年08月05日:二眼レフ展をやっています
○アッーーーーーな検査を受けてきた
以前から、まあ長らくは5年以上前に在籍していた職場環境が発端だったりしますが、そのころから結構下痢をしやすいほうでした。で、前職でのパワハラ騒動のころからそれがまた加速的に悪化し始めまして、現職場に派遣先が移って以降、半年以上ほとんど下痢って日々が続いております。近所の掛かりつけ医に聞いても超場当たり的な対処療法しかしませんし、通風気味だと整形外科で言われたのもあるので、とりあえず消化管の中を健康保険使って徹底的に調べてやろうってなったのですよ。それのメインイベントがこれ、大腸内視鏡検査でした。元々体が弱い状態で検査を先に受けている母親は術後はまともに動けないとか色々脅し倒したわけですが、実際に蓋を開けると正直なところ、前日の絶食を含めても胃カメラよりずっと楽でした。結果はというと内視鏡での変な所見は見当たらないけど、定期的におなかの右側が痛くなるようであれば、それは憩室炎というものなので、痛くなれば申告することというものでした。確かに小腸との結合部から上行結腸の中ほどにいくつか憩室が存在しており、その一部が炎症を起こして直りかけっていう状態になっていました。横行結腸と下行結腸、直腸は非常に綺麗なモンでした。
 んでもって土曜日、その結果を聞きに言ってきましたが、やはり血液検査も内視鏡検査も問題ないとのことでした。多分精神的なものでパワハラで相当ショック受けたんじゃないって感じで。で、実際に阪大で勤めていたころから調子がぐんぐん悪くなっていたので、そういう関係は大いにありだと思いました。また、血液検査の結果ですが、自衛隊を受けようとして腹具合が超アレゲな中でも色々努力をしていた結果、体重は兎も角として、肝臓や尿酸の数値が大幅に下がっていました。これは運動していた大きな結果ですね〜。で、精神的にもやっと落ち着いてきたせいか、最近になって体重もそれなりに落ちるようになっています。私は結構精神的なものに体調が左右されやすいタイプみたいです、やっぱり。

○写真展の準備とかとか
 先週の続きのネタですが、自分で企画した二眼レフ展の準備の追い込みを週の初めからやっていました。火曜日の段階で額装までは終わらせていたので、あとはペーパーの最終準備とかそういうのだけでしたが、まあ大変な1.5ヶ月でした。今回一番失敗したのはマットカットですね。再注文せざるを得なくなったのは先週書いたとおりですが、今回頼みなおしたお店、ギャラリー39さんは大当たりでした。最初のお店は絵描きさんには超有名な大阪の老舗画材店で頼んだのですが、出来上がった奴の抜きの角は甘いわマット自体が反ってるわその上高いわ(1200円/枚)でした。しかし、ギャラリー39さんはまず仕事が恐ろしく早くて金曜夜に頼んで最短納期が土曜夜(18時ごろ)、1枚単価は800円前後(1.8mmのオフホワイトマットの場合)、そしてマットが反ってない上に外寸も内寸も非常に正確で角もきっちり立っています。納品時も1枚ずつ保護袋に入れてくれました。いやー今度もあそこで頼もうって気になりましたね。ちなみに店にいける人なら直接行って頼んだほうが早くて安いです。ちなみにチクマの写真材料と同じ3mmマットでの単価が某老舗画材店での2mmマットと同じ価格になるようです。
 マットを受け取ってから額装もしたのですが、今回初めてちゃんと三角コーナーのピタックを使用しました。一部作品で印画紙サイズがぎりぎりだったりもしたのですが、ピタックを使うことでちゃんとマットに収めることもできました。ただ自分でやっていて、PeacePieces展の前にこれを100枚近くやっておられる広島の兄上たちは、ほんと毎回すんませんって思えました。

 で、金曜日にとりあえず写真を全部搬入し、ついでにそこで二眼レフや各機種に対する説明のPOP作りとかをやっていました。プリントそのものは水曜日くらいまでに全部仕上げておいたのですが、それをスチレンボードに貼り付ける作業がありまして、それを小路カフェでやっていました。貼りスチという製品があって便利になったもんです。そして土曜夜にアヒルちゃん展の撤収の手伝いと平行して二眼レフ展の展示作品と入れ替えをしました。いやーやっとここまできたか〜って感じでした。土曜は22時ごろに辞去して日曜の初日はとりあえず顔出しということで開店〜17時半ごろまでいました。で、その前にTT250R Raidで暗峠というか阪奈街道全線走破してみたりしつつ奈良県護国神社に参拝したりしてたんですがね。それなりに知己の人が来てくれてよかったです。展示自体は盆休み中の17日までやっていますので皆様ぜひどうぞ。
VOL771:平成25年07月29日:やっぱり切れてた右肩の腱板
○学生時代の古傷
 大学時代、ロードレーサーでの練習中に時速60kmから前輪がパンクし前転、右肩と右側頭部から歩道の段差の角に激しく叩きつけられるという事故にあっており、その際は非常にショボい救急病院で「単なる亜脱臼」と診断されていました。もちろん家族もみなその程度だと思っていたわけですが、1年経っても5年経っても痛みが出たり消えたり。長らくそれでも気にしてなかったのですが、最近はかばんを右肩に掛けて背負うと右肩が痛かったりするのでこれはおかしいと思い掛かりつけの整形外科を受診すると、一発で腱板断裂という診断が出ました。腱板というのは肩を肩甲骨の上部にぶら下げているデカい筋肉ですが、こいつが実は複雑に肩の骨の間を通り抜けています。転倒時の衝撃で骨折しその勢いで断裂したんだろうということでした。四十肩だと思って医者に行ったら右肩にしか症状が出ておらずよく調べたらこれだった、って男性は多いそうです。私の場合は因果関係がはっきりしていますが半分以上の人は因果関係も不明とか。で、治療法ですが、とりあえず開けずに内転筋と外転筋を鍛えて肩関節をしっかりホールドしてしまうというのが温存療法で、これでダメなら関節鏡下での縫合、それも無理そうなら切開手術だそうです。当然、関節鏡下縫合術だと入院2〜3週間に固定が3週間くらいで装具も単なる固定具で済むのですが、切開手術だと入院も長期になるし、固定はショッカーの敬礼みたいな装具で腕を挙げた状態にされてしまうらしく、派遣さんの私だと失職を覚悟でやらなきゃダメ。非常に頭の痛い問題になりました。

○バス車体の世界はヤバい沼だ
 勤務先の最寄り駅からの路線バスの中に超レトロなバスがたまに走っています。サイズは中型バスとも言うべき小さいものなのですが、いまや排ガス規制エリアでは一切見なくなった昭和の香りがプンプンする奴なのです。あ、一応冷房は搭載されています。そいでもってバス会社名で色々検索していると出るわ出るわ情報が。日産ディーゼルの昭和55年ごろのシャシーに富士重工の6Eというボディを架装した車両で、元々は親会社が関東で使っていたのをこっちに持ってきたようです。なんせボディパネルの接合がリベットですからね。リベット止めのバスなんて阪神間ではまず見ませんからこっちに転職してきて驚きました。ほかにも三菱ふそうのエアロマスターの昭和60年ごろの車体(後扉も2枚折り戸というこれまたレトロな車体)だとか、骨董品バスのオンパレード。地方に行くとこんなポンコツが普通に走っていてびっくりしますが、大阪までの通勤圏内にもこんな骨董品が走っているとはと驚きでした。
#ちなみにエアロマスターの骨董品は京都市内に行くとJRバスとしてゴロゴロ走っており、この骨董品が未だに京都駅から60kmくらい離れた周山まで走ってたり
#京都市バスにもエアロマスターの少し古いのが混ざっていますがオートマのノンステップに置き換え進行中です。

○有頂天家族
 以前からそういう小説の存在は知っていたのですがまったく手を出していなかったのです。今期アニメ化されたので見ていますが、内容の面白さもですが、それよりもなによりも京都市内というか洛中の様子がそのまんま映像化されていて、出てくる風景の大半がたぶんここだと分かってしまう楽しさもありました。例えば下鴨古本市なんて開催期間までそのままの看板が出てきますし、出町枡形商店街もたまこマーケットと違って商店の情景まで全部そのまま。ほか、ある程度京都市内を知っていたらほぼ「あーここかー」と分かるところだらけなのですよ。もちろん、私も京都勤務がそれなりにあったりするので知ってるわけで、まずそこからハマりましたね。アイキャッチで出てくる地図も正確だったりします。また、1話冒頭で矢一郎と矢三郎が言い合うシーンなんてたまこマーケットならたまやのドまん前なもんで、たまこを見ていた視聴者の多くはやっぱり「おおい、たまややんけそこ!」とツッコミを入れていたようです。ええもちろん私も例外ではありません。ただ、洛中在住のかたがたも1箇所だけどうしても分からない場所があると言っているのは、赤玉先生が住んでいるアパートでしょう。3話のAパートにヒントが隠されているような気がしてならないのですが、どうもあの雰囲気だと赤玉先生のアパートだけは錦市場周辺か三条商店街周辺から持ってきていそうな感じです。少なくとも出町枡形商店街付近にはああいう情景はなかったはずなので、ちょっと探す価値はありそうです。
#3話で清川元夢さんが声を当てている、大阪で中古カメラ屋をやってる天狗が電車で移動することについて、「京阪電車は涼しくていいぞ〜」と言ってるのを聞いて爆笑モンでした(笑
#たしかに日本橋(注:にっぽんばし)から出町柳に来るなら地下鉄堺筋線で北浜で京阪に乗り換えで特急がベストでしょー。特に急がない特急だけど。

○マットの発注で超凡ミスをやらかした
 写真展の準備でマットカットを依頼したのが7月初旬のとある土曜日。で、最短中3日で仕上がるという状況でこの水曜日に引き取ってきたのですが、持って帰ってきて額に収めようとして阿鼻叫喚でした。実はマットの外寸を採寸せずにお店に行き、もしかしたらと店頭でスマートフォンで検索して調べた数値を外寸として採用したのですが、それが間違いでした。富士フイルムのサイトで出ていた寸法は「額の窓の抜けサイズ」だったのです。で、がっくりしながら帰宅してそのまま色々調べてみたところ、やはり写真額として売られている額縁に収めるマットサイズというのはメーカー間でも暗黙の了解で統一されているそうでして、基本的にチクマから出ている写真材料の外寸を採用すれば問題ないということ。念のため写真額に付属のガラス(基本的にモノクロの場合はガラスなしで展示するので外してしまいます)の外寸も採寸して2mm程度しか変わらないことを確認し、今度は金曜日に最初に頼んだのとは別の店に頼みに行ってきました。今回はちゃんと額も持っていっての発注なので、さてはてどうなるやら。これでええモンがあがってきたら次週にお店の名前とかも含めてレポートしましょう。
(C)H25Takayuki Kazahaya