Weekly Collumn | |||
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VOL820:平成26年07月07日:入院はほぼ確定です | |||
古いカラーネガのリスキャンを再開しています。特にHDDクラッシュで失った2003年〜2006年ごろの奴。 ○65mmF3.5撃墜 マミヤCシリーズ用の65mmF3.5を撃墜しました。この時代のこのレンズ、18cmF4.5と並んで曇ってる奴が非常に多いのですが、今回手に入れたのはラッキーなことに一切曇りがありません。しかも落札の経緯が結構失笑モノだったりするんですよ。今回の品物は出品された時点でアラートから狙いを定めていました。そして落札日の朝に確認すると対抗入札者がいます。ということはバトルの可能性があるということなので、落札日の落札時間にPCに張り付いていつもの作戦をやったところ、3000円スタートの品物が3100円で落ちちゃいました。なんというかこう、拍子抜けではありますが、超ラッキーですね。 ちなみに「いつもの作戦」というのは、先行入札者がいる場合、その品物に対して出費しても良いと考える予算額めいいっぱい(もしくは僅かにオーバーした数値)をラスト5秒以内で一気に全額叩き込む、というものです。これでひっくり返せなければ諦めますし、応札されて値上がりしても予算内ならOKとします。実はこまめにビットするよりこれが一番安く買えるんです。理由はいろいろあるんですが、一番大きいのは応札者に対する心理的プレッシャーです。突然ひっくり返された場合、すれすれの金額をこまめにビットする作戦の人は2回くらい応札したところで対抗入札者がいくら入札してるか分からなくなります。どうしてもほしい人はそこでさらに応札してひっくり返してきますが、中古品を安くという多くの人の場合、2〜3回ビットした時点でビビります。こまめな応札だとヒートアップしちゃいますのでねぇ。また、どうしてもほしい品物の場合、私の場合は初手から全額叩き込みます。こうすると応札者が現れたとき、自分の予算内でなら突っついてきても途中でビビる例が多いですし、自分が不在の間でも知らぬ間に勝ってる場合もありますから。まあ、ひっくり返されたら素直に諦めることも大事ですね。今回の場合、先行入札者は開始価格の3000円しか入れておらず、しかも終了時刻に張り付いていないわけですから、最初から不戦敗みたいなもんですよね。残2秒で叩き込む相手がいるってことを覚えておいたほうがいいと思います。 ○18cmF4.5の試写が帰ってきた 思った以上にいい写りですが、どうも後玉前面クモリ除去の影響でやはり青に引っ張られやすい傾向があるみたいです。また、これもコーティングの問題なのかどうかは分かりませんが、全体的にハイキー気味だとシャドーががっつり潰れる傾向が目立ちました。まあ1000円で拾ったレンズなんで文句を言えるわけもありませんがね(笑)絞りとシャッターは1秒以外はほぼ問題なしでした。また、今までの二眼レフと違って絞りが開放から使い物になるというのは、戦力として本当に重要ですね。105mmF3.5もそうなんですが絞り開放で背景ボケが破綻しません。同じ二眼レフでもオートコードのロッコール7.5cmF3.5ですらF8より開くと結構背景が破綻するんですが、これにはありません。いろいろ調べていると曇って死んでしまうのは総じて後玉前面のようですし、死んでない玉をちゃんと正規で購入するか、マミヤに相談するか、ってところでしょうかね。以前にクモリ玉を修理以来したら中古価格くらいで直してもらったって話はありますからねえ。 ○続:切腹の話 切腹(マテ)の話の続きです。 土曜に改めて掛かりつけ医にぶちきる旨を伝えに言ったのですが、実はその時点で結構今までよりもヤバスな状況になっていました。掛かりつけ医が木曜日に駅前の大きな病院(提携してる)の予約と紹介状を用意してくれたので木曜に執刀医と話をしてくるわけですが、どうもここまで酷くなるまで気づかなかったのは耳鼻科が出してた抗生物質にあったみたいです。 実は副鼻腔炎や扁桃腺でよく抗生物質を出されていたのですが、最近の頭痛や悪寒、倦怠感はどうやら副鼻腔ではなく胆嚢が原因だったみたいです。しばらく出ていた幼児用のクラリスを飲むのをやめた瞬間に慢性的な胆嚢の痛み、全身倦怠感、微弱な頭痛が出始めました。また痛みは右の背中から肩にかけてもじわじわと常に出ている感じで、調子が悪いと右肩全体がだるく、背中に突き抜けるような痛みになります。食事すると必ず痛みが出るようにもなってきているので、これはどうやら副鼻腔だと思っていたのは全部胆嚢じゃないか、となりまして、掛かりつけ医もちょっとビビって早急な手配となったわけです。つまりはまああれです、胆嚢に取り付いた菌がマクロライド・ニューキノロンともに耐性菌になっていたわけですよ。なんか台風直撃みたいですが休みを取って逝ってきます。 |
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VOL819:平成26年06月30日:入院することになりそうです | |||
○胆嚢撤去への道 火曜日。会社の産業医から呼び出しを食らって問診があったのですが、ずっと続いている腹具合と血液検査数値結果、体のだるさや発熱などを話し合った結果、慢性胆のう炎で結構ヤバいんじゃねって話になりました。曰く、胆石に何度か連続でやらかしたウィルス性胃腸炎のウィルスや菌が取り付いて炎症を起こしているわけ。しかもその痛むタイミングがどんどん短期化している、痛いときは腹が張って膨満感がある、痛いときは頭痛と悪寒もひどい、みぞおちではなく右胸から肩甲骨へ突き刺すような痛みがある、などなど。問診の後に「次に痛くなったら我慢せず病院へ直行しなさい、命を落としますよ」と言われ、栄養指導とか無しで終わりました(メタボ検診でした)。 んでもって土曜日夜、早速その日が訪れました。晩飯に餃子を焼いて食ったのですが、20時過ぎには痛み始め、22時を過ぎたころには脂汗をかいている状態だったので早速休日診療センターへ。親父は酒飲んでアテにならないし、母親とは冷戦真っ只中なのでもちろん一人ですよ。たまたま誰もいない状態だったのですぐ見てもらえたのですが、問診、触診の結果、立派に「慢性胆のう炎の急性悪化だから掛かりつけ医と胆嚢撤去の相談をしなさい」というお墨付きをいただきました。その際に頭痛も背中の痛みも全部胆嚢が原因だといわれました。撤去も9割がた腹腔鏡でブチ切れるということなのですが、さてはてどうなるやら。週があけたら掛かりつけ医に血液検査の最近の履歴とかも含めて持っていって相談してきますよっと。 ○マミヤC220はほぼ完璧に いろいろとこまごましたトラブルに見舞われていたマミヤC220ですが、基本的なところは全部整備し終わりました。やっぱり解体していて蛇腹以外は整備性の高いボディだと思いました。詳しくは修理詳細を別項立てていますのでそちらをどうぞ。自動パララックス補正表示がついているC33/330はともかくとして、二眼レフとして本当に基本的な機能しか備わっていない(セルフコッキングですらない)C22/220系統は壊れるところも少なく、蛇腹以外は壊れても簡単に修理できる機体だと思いました。ただ難点と言えばあまりに単純化された構造の影響からか、調整シロがちょっと少ない気がしなくもないです。また、昭和40年代になってからのカメラでもありますので、例えばシボ革の固定がニカワではなく接着剤に変わっていて非常に剥がしやすいとか、合成皮革の外皮も昭和20〜30年代のカメラは紙のごとくペラペラなので剥がす時に紫外線劣化も含めて崩壊するとか、いろいろトラブルはあります。しかし、C3以後のマミヤCシリーズは外皮も塩ビ系の分厚いものですし、作業性も非常に高いです。難点はやはり蛇腹カメラなので蛇腹が死ぬことですね。ウチもスーパーフジカ-6が蛇腹死亡で補修方法を検討中だったりしますが、昭和40年代のもので品質は抜群にいいんですが、死ぬ可能性を考慮に入れておかないとってのはちょっと問題かも。 ○議会と野次 なにやら女性の都議会議員に産めだの生ませたろかなどの下品な野次が飛んでやたらと問題になっています。今回の件での私のスタンスはというと「基本的に野次そのものがどうかと思う」であり、特定の内容だけ取りざたするのは愚の骨頂かと考えています。結婚に関する野次については以前に安倍総理に対して「種無しかぼちゃ」だの「子供が出来なかったお前がそれを論じる立場にあるか」とあげつらい、遠まわしに子供を生むことが出来なかった総理夫人の品位を激しく貶める結果となっていました。また、ほかにも抗がん剤治療中に最後の責任を果たしに出てきた閣僚に対しても、登壇中に「そのままそこで死んでしまえ」「治療しに早く病院へ戻れ」と野次を飛ばしまくったのは野党議員でした。今回の件、恐ろしく気持ち悪いと思って賛同できない点はここです。与党がいうと問題にし野党が言うとスルーという点です。こういうことをしているから日本人はイエローモンキーのジャップだなんていわれてサル扱いされるんですよ。もうちょっと野党側も国際的な日本の立場とかも十分考えて行動してほしいですね。 |
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VOL818:平成26年06月23日:祓ってきた! | |||
○連装砲ちゃんがやってきた 金曜日。以前からダメ元で狙っていたジャンク品のセコールC18pF4.5を落札しました。送料とカード手数料を含めても2000円してません。まあ、ジャンクなんでダメでも部品どりにしてしまおうという感じで、レンズボードだけハイエナしてそこにスーパーフジカシックスのフジナー7.5pF3.5をシャッターごと移植してやろうってところですね。で、実は土曜日早朝にはもう届いていてびっくり。土曜は神事で出かけていたので受け取りは日曜になりました。ちなみにカビってるからジャンクで1000円でした。カビだったりバル切れだったり小クモリだったりしても1万円前後つけてるバカ野郎どもは見習ってほしいです。 ![]() Canon PowerShot G9 / SUNPAK B3600DX(壁面バウンス) #ベストショットの背景が全然整理されてねぇやwwwww さてはて届いた品物ですが、素人がアタックしたもののきれいに出来なかった(ただし工具が必要なところには手を出してない)というシロモノでした。とりあえずテイクレンズさえきれいになればこっちのもんなんでバラして洗うと全部きれいになってラッキー。後から2枚目に多少カビ跡がありますが実写には影響しないレベルですね。問題はビューレンズ。3群3枚構成の2枚目レンズのコーティングが前後とも白濁して真っ黒でした。一瞬だけ酸で落としてやろうかとか思ったけどやめましたが。実際にファインダを覗いたらフォーカシングには一切影響しませんし、テイクレンズはきれいになりましたので、当面これで使っていこうと思います。1980円で専用革ケースまでついてきたと思えば安いもんです。 ○恒例の皇大神社の夏越の大祓 今年は土曜が休みでしたし、体調もずいぶん回復してきていましたので、中2年越しにいってきました。去年、おととしは体調不良で別の日にお参りしてますから。でももともと雨が予想された天候でしたのでバイクはレイドで、持ち出しカメラは久々にVecitsS-1で行ってきました。往路はお酒も買いたかったので篠山経由で、復路はさっさと帰りたかったのでR173経由です。さてはて、色々ありまして家を早めにでたのもあり予定より2時間以上早く現着しちゃいました。おかげでヒマを持て余して皇大神社の神楽殿の縁側で昼寝で爆睡するという状況に(笑)いやーひんやりとした床板と吹き渡る風が気持ちよくてですねえ。そうこうしてるうちに初めてお焚き上げの神事なるものにも参加できまして、宮司さんが出てきて神事を始めた瞬間に和んだ空気が一瞬にして張りつめた神域感になるのはびっくりでした。その後、また1時間半くらい間をおいてから夏越の大祓。前の宮司(去年亡くなられたそう)のときだとちゃんと一連の神事の流れに則っていましたが、今の宮司さんは結構フランクなのか、玉ぐし拝礼とかもなくいきなり大祓詞に行っちゃって、そのまま切り幣で祓をやって終了!いやーストレートシンプルなのはいいことです。帰りは大雨ってのもありまして、有路から綾部へ抜け、そのままストレートにR173ぶっ飛ばして帰ってきました。SIRAC+TT250R Raidの雨天グリップが信用できないのと、上り坂でブチ抜くパワーが足らないことが原因で結構苦労はしましたが、それでも平地の巡航速度はTDM900とほぼ同等の速度が稼げましたので、結構いいタイムで戻ってこれました。そんだけぶっ飛ばしてもリッター29q走るんですから、ウチのRaidは当たりエンジンですね〜。 ○世の中玉蹴りだらけですが 玉蹴りに押されて試合結果の文字しか報道されないよーってボヤいてたスポーツの関係者がおられましたが、自転車競技なんて珍しいイベントならともかくとして、国内の正式な公式戦(国体を除く)の報道がまともにされた例は私は残念ながら記憶にありません。基本的に日本のマスコミの記者には「一般ウケする種目」を「視聴者ウケする方法」で報道する以外の能力はほぼありませんので期待するほうが間違えているんですが、こういう報道姿勢がマイナースポーツのさらなるマイナー化を助長してる気がします。 実は結構恥ずかしい話があります。世界選手権のプロスクラッチ(今でいうところのプロスプリント)で10連勝した自転車競技の生き神様が日本にいます。その名は中野浩一。アデランスのオッサンだとしか思ってない人が殆どでしょうが、実は彼はヨーロッパの自転車競技関係者の所へ行けばどこでもほぼ顔パスで自由に出入り出来ちゃったりする超有名人です。玉蹴りの日本人選手の著名度が日本のローカルアイドルレベルだとすれば中野浩一氏はビートルズ級ですね。で、数年前のこと。ツールドフランスの取材でフジテレビが色物扱いに近い扱いで中野氏をフランスへ連れて行ったのですが、その際にプロデューサーやディレクター、同行した芸能人などからも結構ぞんざいな扱いをされていたそう。しかし、彼を伴ってプレスブースへ向かって移動してるさなかの自転車競技関係者は緊張しまくってるし、プレスセンター内に入った途端に中にいた人が全員一斉に起立して最敬礼で出迎える事態になりまして、初めて日本のマスコミ関係者が中野浩一の世界での評価を知ったという奴です。もちろん、行く方々でフジテレビは非常に評判が悪くひんしゅくを買っていた(中野の扱いが超ぞんざいだったせい)そうです。 まあ、昨今のグランツールの報道でも連日日本人選手の順位を書き立ててる間抜けっぷりはVOL816でも書きましたが、自転車競技に限らず日本の記者は日本でのメジャー競技以外については本当に笑えるくらい不勉強です。不勉強だから記事にもできない、競技を観戦もできない、だから取材もしない、という感じですね。アホみたいに給料もらってる分もうちょっと頑張ってほしいですねえ。 |
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VOL817:平成26年06月16日:日本人ってイベント好きだから | |||
○うなぎが絶滅危惧種指定へ 端的に個人的感想を言わせて貰うと「さもありなん」ですね。 シラスウナギの漁獲高の推移を見ていて気づいている人はすぐ気づくと思うのですが、減少し始めるのは大規模店舗の出店が規制緩和された2〜3年後からです。ウナギは基本的に養殖とはいえ完全養殖ではなく、稚魚は天然モノの捕獲に頼ってきました。つまり、稚魚の乱獲により天然河川を遡上するウナギが激減し、親となるウナギが激減したために稚魚が生まれなくなった、そういうわけです。その背景には大規模小売店の出店攻勢と、それらの店舗による大量消費は無縁ではないでしょう。私が子供時代だった昭和50年代後半〜60年代、平成初頭という時代には、あんなにスーパーで安物のウナギがごろごろ売られているなんてありませんでしたからね。 実はウナギに限ったことではありませんが、ほんと日本人ってイベントにかこつけた商売が売るのも乗るのも大好きなようで、古くは平賀源内が言い出した土用のウナギ(一年で一番ウナギの不味い時期が土用の時期です)、バレンタインデーやクリスマスの洋菓子商戦、そして昨今で言えばほぼウソ風習に近いのをさもかし真実味のあるような言い回しで広めてしまった恵方巻とかいう下品極まりないイベントです。これらはみな大手スーパーのほか、それに関連するコンビニエンスストアもそれに向けた商戦を張ってしまうため、そりゃもういろいろな利権を生み出す勢いの商戦になっています。その勢いで絶滅が危惧されているウナギを食い倒すわけですから絶滅もしますわな。私が子供のころ、物価が今の半額だった時代にウナギ1匹の値段は今の1.5倍以上はしていました。そこそこまともなウナギの蒲焼が1匹1800円程度の時代で、今の物価に直せば3500円程度です。でも現在は1280円で2匹入ったパック(あまりにもマズくて食えたものではないですが)のウナギの蒲焼が買えてしまいます。ほかにもまあ、回転寿司の存在のおかげで無節操に水産資源を無駄に食い散らかしているのは疑いようもない事実ですし、これを機会にもっと社会も家庭も学校も食育という点からも環境教育をしたほうがいいんじゃないか、とも思います。 #EM菌団子みたいな汚染物質を川に放り込んで水質汚濁を助長してオナニーしてるよりずっと建設的です ○間宮がきた! そこで間宮善三郎とか思い浮かべた人は正常です。非常に正常です。思い浮かべなかった人は「究極超人あ〜る」を10回読みましょう(笑 閑話休題、冗談抜きにマミヤのカメラがやってきました。金曜日の休みに今井町と奈良町、春日大社などをへちょへちょ回ったついでにKuma君の自宅に寄ったのですが、その中の流れでウチのLet's2sとマミヤC220をブツブツ交換するという話がまとまりました。実際、現物を見てもモルトが死んでる程度で結構きれいですし、二つ返事で抑えました。マミヤCシリーズといえば「まともに」レンズ交換ができる二眼レフシリーズで全部で10種類くらい作られています。ローライフレックスシリーズが正統派二眼レフの究極だとすれば、マミヤCシリーズは二眼レフの究極形態の別の形といえると思います。実は以前から二眼レフを極めるならローライかマミヤCシリーズかと悩んでいましたが、ローライってやっぱ自分が思ってるよりも機能や写りに対して高いんですよ、倍ほど。マミヤはあの所有欲を奥底までくすぐる機能美、笑えるくらいよく映るセコールレンズ群も含め、あらゆる意味でコスパがいいと感じられるわけです。あとあれです、街中とかでもあれ抱えて撮ってる頭の悪いやつはそうそういないというのもありますし。とりあえずレンズかわないとなあ。借り物の初期型セコール105mmF3.5だけじゃだめだもんなあ。 ○テレビのサッカーごり押しがアンチを増やす この土日にサッカーのW杯の試合があって負けたようですがそんな中、私のような「どうでもええ」人たちの神経を思いっきり逆なでする番組が放送されていたとか何とか。曰く、ちょうど日本が試合をしている最中にほかの事をしている人たちに突撃取材をして「なんでサッカー見てへんの?」とやり続けるという、非常に無神経極まりない番組です。ひどい場合は風鈴の絵付けをしてる職人さんや、囲碁大会に出場している小学生にまで突撃取材していたというのですから、やりすぎにもほどがあります。 で、この番組みたいなノリが何を導いたかというと、大東亜戦争です。もう1ついうと右向け右で向いちゃうバカな国民性が招いたのがウナギの絶滅危惧種指定ですよ。これ、極論と思うでしょ?いやいや、戦前の日本でも結局のところ、こうやってマスコミが「同じ方向を向かないやつは非国民だ!」というノリで煽り倒し、国民もそれに乗じて主戦論を振りかざした結果、大政翼賛会やらなんやらが支配し戦争へまい進して言った背景があります。憲法九条の解釈がうんたらとか、集団的自衛権がうんたらとか、そんなことよりもっと危険なんですよ、こういうノリ。同じノリの危険性で言うと脱原発運動なんかもそうですが、あれは多くの市民が生暖かく見守っているのでまあ実害は大きくないです。しかし、一度同じ方向を向いてしまうと、それが大きく間違えていたとしても数の論理で押し通してしまうあたり、日本人の国民性は前回の戦争から一切の学習をしていない、ということになります。ブラジルで敗戦後にサポーターがごみ集めをしたのもそういうのを主導し、外れると白眼視されるのがヤな人たちがやったんじゃないですかね。だって渋谷のスクランブルで馬鹿騒ぎした後にごみ拾いをしたなんて話が出てきませんから。 |
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VOL816:平成26年06月09日:旧PCの排熱処理の続き | |||
○PCの排熱処理の続き 前回、「ケース加工で排熱向上を画策」と書いたのですが、その後の調べ物で必要な工具がエラい値段であることに気づき、ソッコーで挫折しました。実際に加工に必要な道具はφ80mmやφ120mmの金属用ホールソーなんですが、これが120mmφとかだと1本2万円くらいするんです。一方、いまのメインマシンで使っているケースはというと、アホみたいに12cmファン取り付け台座があり、元々2つも12cmファンが付属してる状態で5000円ちょいの実売で、PMW制御の排気用12cmファンに吸気側ファンの前に取り付けるフィルタを購入してもまだ半額以下ですから、新しいケースを買うほうが安上がりで確実です。元々の予定では右舷側板に12cmファン相当の穴を開けてフィルタとダクトを追加し、外気を直接CPUクーラーへ導入するつもりでした。また、その際に天板に6cmクーラー2つ並列分の穴も開け、そこから天井排気もするつもりでした。しかしホールソーの値段がアレでは割に合いませんし、金ノコで手切りするのもキツい硬さの外板なのでこれもNGときました。 でもあきらめの悪い私は色々と悪あがきをしてみましたがやはり結果は芳しくないです。まず試したのは元々ケースについている排気用6cmファンベイを利用する方法で、手持ち在庫のボールベアリングの6cmファンを使ってみました。確かにCPUクーラー排熱は若干背面側へ抜けますが、それ以上にファンが回るときのベアリング騒音が筐体に響いて轟音となっちまいました。手持ちパーツでゴム足を挟んだりしたのですが結果は芳しくなく、そういや15年前に同じ道をたどったことを思い出して却下。次に試したのはPCIスロットを利用して排気するガヂェットで、8cmファン搭載のものを買ってきました。これは確かによく冷えましたが、ファン自体が高速回転のベアリング軸受けのもの上にブレードも安物のブレード形状のため、やはりファンが回ると轟音になるので却下。でもこのやり方は使えるなぁと思ったのでちょっと工夫してAtomN330マシンの予備機に使ってみる予定(E8500マシンが最初に入ってたケースに現在収まってて排熱に問題が出ています)です。 とまあこんな具合で結構散々な結果だったので、これ以上無駄な出費がかさむ前に新メインPCと同じケースに換装することにしました。なんせ先述の通り昨今のPC用ファンって大口径低回転な上に流体軸受けなどが採用されていて恐ろしく静粛性が高いですし、ブレード形状なども極力風切音がしないように設計されていますからね。新しいケースは配線の取りまとめなどもかなり考えて設計されていますし、やっぱり15年以上前のケースとは設計思想がぜんぜん違いますね。前回メインPCを新調したときの経験などから最初から12cmファンの追加、フィルタ導入、ケース内配線の取り回しの最適化などを実施。するとCPUクーラー排気温度が一気に5度以上下がりました。なんせチップ温度を監視するソフトを入れてはいますがこれがいまいちアテにはなりません。CPUクーラーの排気温度は結構固定された指標になりますし。ちなみにCPUクーラー自体は新PCはヒートパイプ式のサイドフロー方式で背面排気ファンとクーラー排気が向き合っている状態です。旧PCは今はトップフロー式ですが、近いうちにサイドフロー式のクーラーに換装予定で、新PCともどもCPUクーラー排気と背面排気ファンをダクトでつないでしまう予定です。(吸気側も側面吸気口からダクトを繋いでCPUクーラーだけ直接外気導入にしたいところですが) ○日本のスポーツ記者って不勉強ですねえ 最近、ジロデイタリアの新聞報道を読んでいて凄くばかばかしいと思ったのが、連日新城らの総合順位が何位だって書きたてている記事ばっかり見かけたことです。この記事の書き方は自転車競技をちゃんと知っている人間からみたら抱腹絶倒モノの馬鹿記事だったりするわけです。自転車競技は個人競技と思っている人が非常に多いのですが、同じレースに1チームから複数のメンバーが出場できる種目に関して言えば、完全に団体競技になります。特にロードレースのグランツールやクラシックレースで1チーム9人まで出場できるのも9人全員にそれぞれ役割があるからです。ロードレースにおける各選手の役割はざっくり言うと、総合優勝を狙いに行くエース選手、山岳賞やスプリント賞を取りに行く専門の選手、その選手の入賞に貢献するアシスト選手に分かれており、エース選手以外は総合順位なんて刺身のツマみたいなものだったりします。競輪にだってラインというものがあって、そのレースで誰を勝たせるかという戦略の元にアシストがあったりするわけですが、競輪のラインを部隊同士の戦闘だとすると、ヨーロッパのプロロードレースノチームプレーは艦隊戦みたいなものですね。 で、ロードレースにおけるアシストの働きはどういうモノかというと、一番ショボいモノでいうと水とエサの配給です。彼らは食いながら走りますからね。サポートカーから補給食や水の入ったサコッシュという肩掛けかばんを受け取り、集団の中を移動してチームメイトに配給していく役割はかなり重要です。また、集団から飛び出して逃げた敵チームの連中をとっ捕まえるために何度もアタックをかけて集団を揺さぶり追いつかせる、自分のチームのエースが集団から逃げている場合は集団の動きを抑えて追いつかせなくする、エースの逃げ集団に混ざってエースの風除けになり体力を温存させる、ゴールスプリントが予想される場合は勝たせたいスプリターがより有利な位置でゴール勝負に混ざれるようにする、などなど多岐にわたります。今回のジロデイタリアにおける日本人選手は両名とも「アシスト」という立場ですので、毎ステージで何位でゴールしたかよりも、チームのどういう戦略に貢献したかのほうが重要なんです。これだけ自転車ファンが増えている昨今ですから日本のマスゴミもいい加減自転車競技についてちょっとまじめに勉強したほうがいいんじゃないかって思いますね。 |
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VOL815:平成26年06月02日:神職の職級 | |||
○禰宜とか権禰宜ってなんじゃい 高円宮典子様が出雲大社の禰宜さんとご婚約されたそうで、その禰宜さんは出雲大社宮司のご子息。出雲大社の宮司家の千家家といえば出雲国造(いずものくにみやつこ)という、大和朝廷成立期〜明日香期あたりまでの出雲国の国司の末裔です。スサノオの末裔(天照大神のと書いてる人も結構いますがスサノオや大国主の末裔というほうが正解ですね)ともいえるので、典子様とは超遠縁の親戚ともいえます。まことに御めでたいお話です。しかも15歳差の年の差結婚で典子様が18歳のときに見初めてそのままお付き合いされてたってのもいい話ですね。さて、この禰宜さんというのは神職の階級の名前でして、普通の会社で言うところだと課長クラスになります。非常にざっくりとした順番で言うと、上から宮司、権宮司、権禰宜、禰宜、出仕という具合に神主の階級に名前がついています。社長、副社長or取締役専務、部長級、課長・係長級・ヒラや主任、ってところですね。婚約相手の方は靖国神社をはじめとした大きな神社で禰宜を歴任されてきた方というのもあり、ずいぶん修行を積んでこられたようですね。出雲大社のますますの発展を祈念したい出来事でした。 ○散歩ツー 日曜日。バイク屋の月例ツーがあるのを聞かされたのが前日土曜日だったこともあり、先約優先の方針に従ってそっちはパス。友人の新居のリフォーム終了お披露目にずいぶん前から誘われていたのでそちらに行くことにしました。で、ついでなので、すぐそばにある母方の祖父母の墓にも参ってきました。しかし往路・復路ともにいろいろ頭のおかしい四輪と絡む事の多かった往復でして、それなりに売られた喧嘩も高く高くお買い上げしたりもしました(1台は裁判所コースの速度超過で記念撮影をプレゼントしました)が、なんだかんだとリッター23.7kmも走っていて、TDM900の燃費って相変わらず笑えてしまいましたが。 友人宅での茶話会では私のライディング技術の話にもなりまして、グリズリーとかセントバーナードなんていわれるくらい体格の大きな私がTDM900みたいな大き目のバイクに乗っているにもかかわらず、低速の扱いで重量感を感じさせない動きをさせているって話が出ました。実を言うと4EP-TDM850に乗り出したあたりから私のライディングの基本方向はXTZ750時代とほぼ同等に立ち返っており、公道で如何に安全マージンを稼ぎつつ速く走るかに主眼を置いています。ですから、まっさきに切り捨てられるのは非現実的な速度レンジの高速走行で、まっさきに優先されるのが市街地での取り回しです。大前提として「速度感はちゃんとある」「ある程度の高速レンジまでの恐怖心は少ない」という2つの要素は必須なのですが、8の字、小路転回、オフセットスラロームの練習をつんでおけば、日本の峠でハイアベレージで安全に走ることができます。で、私はこの手の技術は20代前半にちゃんと教官について教えてもらったのですが、今でも月に1〜2回の30分ずつの練習で維持できています。150や160をこれるレンジの技術なんて高速道路以外使い道ありませんからねえ。 ○夏に向けた冷却対策 急激に暑くなったこの時期ですが、少し前からPC筐体内の温度とCPUがマザーボード経由で吐き出すチップ温度をずっと監視しています。5月前半は主に新メインPCで、5月後半からは旧PCでチェックしていたのですが、新PCは50度弱のチップ温度で上限を保つように生業されているようです。その際のチップ温度とCPUクーラー排気温度の差は3度程度(チップが35度の時に排気温度38度)。一方、旧PCはどうもチップ温度の情報が嘘っぱちのようで、チップ温度が30度とか示しているのにCPUクーラー排気温度が35度とか38度なので、これはたぶんダウト。どっちにしてもこのままだと夏場はかなりいい勢いでCPUクーラーが回りっぱなしになるし、排熱が追いつかないのも目に見えているので、ちょっと対策を考えています。ちなみにCPUのダイオード経由の温度情報は結構アテにならないらしく、RealTempでも個体ごとに補正は必要だとかなんとか。ドキュメントが英語ばっかりで頭使うのが面倒くさくてほったらかしてます(笑 2機のタワー機のうち、特に深刻なのは旧PCのほうです。元々、Socket7のマザーボードでPCを組み立てる際に15年くらい前に購入したケースですから、当時のCPUの熱量的にも排熱に関してもどちらかというとHDDと電源の冷却が主眼で、CPUの排熱は大型クーラーさえ装着していればたいした問題ではないって思想で設計されています。よくもまあこのケースでE8500搭載マザーで2回の夏を越したとは思うのですが、リテールCPUクーラーのファン音が静かなので気づかなかっただけなのかもしれません。一応、現状では右舷側板と天板に穴を開け、右舷側から直接ダクトでCPUクーラーに導風してCPU冷却するとともに、天板の穴に5cmファンを並列で2つ追加し、背面の5cmファンベイとあわせて強制排気量を増やそうとか思っています。問題は加工方法だなあ。ホールソーも8cmなんて持ってませんしね。 |
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VOL814:平成26年05月26日:メガネと乱視 | |||
○教師や親の対応が間違えてるからこうなるんだ 産経新聞からの記事です。 この記事では大阪でと銘打ってはいますが、正直大阪にこだわった話ではない問題だと思っています。この件の根幹にある最大の問題点は、今の日教組の人たちが30年近く推し進めてきた教育や、それに伴った親の意識にあると思っています。以前にも何度も書いていますが、基本的に日本人というのは物理的な暴力にはアレルギー体質ともいえる勢いで拒絶反応を示しますが、言葉の暴力に関しては世界でも類を見ないほどの寛容な対応をしており、言われたら言い返せ手を出すなが基本です。また、言葉でやり込めれば基本的に何をやっても不問に付させる場合が多いせいか、口が立つ子は攻撃されているほうが矛盾点に気付く前に続けざまに言葉を浴びせかけて追い込んでいき、手を出そうとしたら揚げ足を取りを繰り返し、ターゲットを追い詰めます。そういう行動がすべてイジメにつながり被害生徒の自殺につながるわけですが、日本の学校の先生でこの件について、先に言葉で攻撃した子供の責任を強く問う行動をした人は寡聞に知りません。今問題になっている子供たちの親は私たちかその少し上の世代です。私が子供のころの思い出としてこういうことを言うわけですから、間違いなく親から子へ「いかにして手を汚さずイジメて楽しむか」という手段について、親から子へしっかりと教育が行届いてしまっているわけです。 この件に関していろいろあとから調べてみたのですが、海外、特にアメリカにおいては生徒が教師に対して挑発した場合、たとえ言葉による挑発のみだったとしても即警察案件になるそうです。子供の未来のためには「やっていいことと悪いことを子供のうちにしっかり教える」のがあちらの流儀ですが、こういうところにもしっかり根付いていて、我々が見習わなければならないところです。一方日本の場合、経歴に疵が付くとダメだからという理由と、また警察に介入されることによって潰される教師自身のメンツのために、基本的に隠し通します。また、言葉による暴力が発端で手を出した生徒がいた場合、「でも手を出した君も悪いから喧嘩両成敗」なんていう玉虫色のおさめ方をしますが、その前段階の言葉の暴力の段階では被害生徒に瑕疵がない場合が大半なので、先に言葉で罵ったほうにとっては玉虫色の裁定が出た時点で勝利条件を得ていることになります。つまり、この時点で教師が生徒のいじめに手を貸している、ということになります。 とりあえず今の先生方はイジメは加害者の経験もなければ被害者の経験もないボンボンが多いようです。また、行き過ぎた体罰認定(つまりは魔女狩りですよね)が横行しているおかげで教師も委縮していますし、生徒同士で同じ手でイジメをしてた奴は必ず教師にも同じことをするといういい例が出ているわけです。体罰云々についても保護主義者の親の意見とは別個にした意見をまとめていく必要があり、それに基づいた対応を法的整備する必要に迫られているんじゃないかって思っています。正直、戦前までの日本文化は誇れるものが多いですが、戦後の日本は滅びても問題ないと思ってくるくらい、私から見たらクズ社会に見えます。 ○メガネの話 私は結構な近視です。といか、近視でしたってほうが近いかも。純粋な視力としては今でも0.1前後のはずなんですが、実は回復傾向にあるようです。1年半ほどまえ、通っているジムの向かいにあるメガネ屋で新しいメガネを作りました。作ったきっかけはX-700で細かいピント合わせが非常にやりづらくなったからで、その店を選んだ理由はたまたまジムの前にあるから。そのメガネ屋、検眼を頼むと1時間近くかけていろいろ検査してくれまして、最終的に左が2つ、右が3つにモノが見えているはずということを突き止めました。今まではメガネスーパーで作っていたのですが、ここでは乱視補正は右に2つ補正用を入れているだけで左はそのまま、乱視があって見えづらい分は全部過矯正でごまかしていたようでして、実際に今の店でメガネを作ってもらった時点で補正度がある程度低くなりました。その時に作ってもらったメガネは「作成時の視力から勘案して矯正視力が1.0になる」ようにつくったものです。ですが最近、健康診断で過矯正を指摘されました。確かにこのメガネに変えてから異様にモノがよく見えますし、遠いものも見えます。しかし年明けくらいから手近なものが見えづらい傾向もありました。で、実際に眼鏡屋で再検眼したところ、どうやら1.5と2.0の間くらいまで見えているようで、乱視補正だけ入れたレンズで視力検査(近視補正はなし)をしたら、0.3相当は見えているようでした。 この件ですが、実は大手量販店は乱視補正の細かい仕様のレンズは仕入れていません。単価が高くて安売り商売だと赤字になるのでいれないのです。ですから、乱視を持っている人は低価格を売りにしている量販店は敵だと思ったほうがいいです。実際問題ですが、私の視力は最初にメガネを作った時からどんどん落ちていました。しかし、今のメガネに変えてから急激に近視が回復しています。この件を定期的に検査しにいってる眼科医と話したところ、正しい乱視補正も入った近視用メガネを使うと普通の結果だ、とのことでした。結局、この件のあと、仕事用として補正度の低いメガネをもう1本つくることになりました。今度も今の視力で1.0相当に補正しているものです。これがまた過矯正気味とかになった場合、仮性近視から25年経っても回復できる可能性って話にもなるんでしょうね。 |
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VOL813:平成26年05月19日:新PCの冷却系を変更してみた | |||
○首都圏と方言 先日、twitterをみていて流れてきたRTの中に、何かのアンケートか答案用紙の最後に付属した自由意見欄に「関西弁で聞き取りづらいので直してほしい」と書いたところ、返信で「黙って慣れろ(意訳」というのを食らって憤慨しているってのがありました。学校なのかどういう状況なのか呟きからはあまり見えてこない点も多いのですが、根本的に大人同士のやり取りで関西人に「その方言いい加減”直さないの?”」と指摘することは地雷です。そういわれたらこちらも「君の言う”直す”表現をまず直せないの?関東の方言だけが正しいって思ってるの?」と反論したくなります(私はします)。基本的に「直す」というのは「相手が間違えてる」ことに対して「訂正を求める」ことになります。ですので、方言を”直す”という表現はいわば「お前は間違えている」と言い切っているわけで、失礼千万極まりない話です。で、こんな表現をするのは首都圏の人しか私は見たこともリアル遭遇したこともありません。 この話ですが、このやり取りが中高の先生だったら先生の素養の問題かもねとも思えるわけですが、大学や専門学校などの場合は正直「慣れろ」としか言えません。というのも、「せんせー。関西弁がわからないので直してくださーい!」が通用するのは精々大学の講義まで。社会に出てお客様が関西人だった場合、お客様に「あなたの言葉が変で聞き取りづらいのでこっちの言葉に直してもらえませんか」なんていうと、確実に失注しますよね。特に同じような商材で複数の購買先がある場合、私だったら最初にそういう失礼な営業マンはガチャ切りです。大学の講義は関西弁に限らず、講師の先生方が多種多様な自分の地の言葉を使うことに対し、その地域の言葉の聞き取りに慣れるいい訓練機会なんじゃないでしょうかね。 ちなみに首都圏の方々もあまり実感しておられませんが、首都圏の方々も話しているのは方言であって標準語ではなく、首都圏の地域それぞれ独特の言い方とかもあって他地域にはニュアンスが伝わってないことも多々あります。例えば「ウザい」という言葉ですが、90年代にT-BOLANの楽曲が出てくるまで、われわれ関西人はそういう単語の存在すら知りませんでした。だから「あいつウゼー」とか「うざったいなあ」と言われても何を言われてるか分かりませんでした。私らなら「あいつうっといねん」「うっといんじゃボケ」です。この件で私とメンションのやり取りのあった方の中にはメンション外で「関東の言葉が聞き取りづらいなんてふざけんな」とか仰っていましたが、これこそが思い上がりというものでして、自分たちが聞き取りづらい言葉を使う人たちの中には自分たちが発する言葉を聞き取りづらい人たちがいる、普通に考えたらたどり着ける話だと思うんです。首都圏にあわせろ、これは思い上がりだと思います。 #ちなみに、親子何世代かとかの根っからの江戸っ子などの「文字通り江戸の地の子」たちは自分たちの言葉もまた方言だとよくご存知です #戦後の地方出身者を親に持つ首都圏生活2代目、3代目あたりが「自分たちはスタンダード」意識をぜんぜん捨てられないんでしょうね…… ○方言の中の方言 ところで関西弁とひとくくりにしてもすごく種類が多いってのは知ってる人は知っている話でしょうが、地域によって本当に細かい違いがありましてですね。とっさに出る言葉で親の出身地が分かったりすることもあります。分かりやすい例で言うと「いなり、こんこん、恋いろは」の墨染の台詞に「ごめんな、すぐお返事できひんくて」というのがあります。これは京都弁というか伏見弁(洛中の京都弁とはまた違うんですよ<本当にややこしい)の正規表現です。では私の摂津北西エリアの言葉で言うとですね「ごめんな、すぐ返事でけんくて」になります。ほか、「できんくて」「でけへんくて」のパターンも存在します。あの作品は相当細かいところまですべて伏見弁で統一してた(しかも発音もパーフェクト)ので私の中の金字塔の1つだったりもします。また、これも凄く分かりやすい例なのですが、他地域の人が関西弁と言われて思いつく「おうワレ。ちょうツラ貸せや。」という台詞があります。他地域の人にとってはただのヤーさん言葉と受け取っているようですが、残念ながら河内弁では正規表現でして、摂津の言葉に直すと「ちょっとアンタ、こっち来てんか」になります。ね、普通になったでしょ。関西は都市化が進んでもまだ地の子が多いのでこうやって地の言葉が残っていくのですが、他地域からの流入者が多いところだと関西でも関西弁自体が崩壊しつつありますから、正直こうやって維持でも地の言葉を使って守るのは1種の文化維持でもあると私は思っています。 ○メインマシンのCPUクーラー交換 3月に新マシンを新調し、新旧メインマシンが2機並列している状態。5月に入ってそこそこファン音が唸るような日も出てきたのでコア温度を監視しているのですが、新マシンはちょっと気を抜いたらすぐ40度を越える状態が続いていました。ちなみにi5-2400でLGA1156用のi7リテールクーラーを使っていました。ちなみにCre2Duo-E8500の旧マシンは整備時に純正クーラーの足を壊した関係で今はCoolerMasterのLGA775用クーラーで、100%連続運転しても45度を超えないレベルです(どちらも室温25度前後)。で、原因は新メインのほうだろうと踏んでCPUクーラーを交換しました。交換したやつはこれです。ってデカッ!(汗 ![]() 交換してから1週間ちょっと、RealTempによるコア温度トレンドとあわせ、データロガー+熱電対でクーラーのヒートスプレッダ温度、クーラーフィン温度、クーラー直後の排気温度、ケース内中心温度の4点をトレンドしていますが、12cmファンをケース背面と上面後部にそれぞれ排気方向に設置すると、100%連続負荷をかけても45度程度で収まってる感じなので、とりあえずこれで様子見です。大体、通常の使用では室温+4度程度で収まっている感じかな。で、よくよく調べた結果、一番うるさい犯人は旧メインマシンのE8500に装着したCoolerMasterの775用CPUクーラーだったという。CPU温度はともかく冷却性能という点では現メインマシンと同じクーラーにケース背面の排気口にファン増設かなあ。古いケースですがCPU設置箇所付近の背面に5cmファンの装着箇所があったり、Cuppermine/Tualatin時代のケースとしては非常に廃熱をよく考えてあるケースなんですよね。最後の手段は側面のどっかにホールソーかプラズマ溶断機で穴あけして換気口増設ですがね |
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VOL812:平成26年05月12日:タイマーを買い換えた | |||
○3段タイマーを新調した モノクロフィルムの自家現像でかなり重要なファクタがいくつかありまして、使用しているフィルムに見合った現像液の処方(原液か希釈か、希釈度など)、現像時間中トータルの現像温度、現像処理時間、現像処理中の攪拌の仕方が主なところです。で、この現像時間をきっちり合わせるために、10年位前からはずっとAandDの3段タイマーを使っていました。このタイマーは研究開発施設では結構メジャーな製品でして、使ってて良かったので自分でも出入り業者経由で購入したものでした。で、こやつがですね、現像薬品でぬれた手で触るものですからこの間とうとう戦死しやがりまして、今回現像しようとしてもタイマーがなくて、GW中は作業をあきらめていました。そして今回、新しく手に入れたのは、CUSTOMというメーカーの3段タイマーで、前の職場で使ってて良かったものです。AandDとの最大の違いは3段独立してリセットできることです。AandDのは私が以前に使っていた旧製品も現行製品もリセットは3段同時でないと出来ませんが、こやつは独立してリセット可能なので、結構便利なんですよ。そして今回、この土日に現像作業をしてみて、やっぱり便利だなぁって感じでした。 #ちなみに久々のAmazonでの密林狩りで発掘。だってホームセンターにも東急ハンズにもLoftにもおいてないんだもん。 ○現像処理の話の続き 似た話でちょっと別件でもあるので別項を。 上で書いたファクタですが、攪拌以外の条件は定量的にコントロールすることは可能です。処方はもちろん自分で調製すればコントロールできますし、私みたいに希釈現像するなら毎回希釈時にメスシリンダーで計測すれば終わりの話です。で、温度ですが、これも道具を選べばちゃんとコントロール可能なんですよ。巻きつけ作業の簡便さを理由にパターソンやキングのプラ製タンクを選んでいる人たちもいますが、私は反応速度乗数の一定化という観点から液温管理を安定化させるために、LPLのSUS製タンクを使っています。同様の理由でマスコを使っている人も多いと思います。SUS製タンクは水浴の温度にリニアに液温が追従してきますので、水浴の温度を指定温度から1℃の範囲内(−0.5℃〜+0.5℃)で安定させておくと、液温はほぼ一定になります。また、夏場は指定温度から0.5℃ほど低めに、秋冬は0.5℃〜1℃高めに設定しておくと、液温はほぼ指定温度で収束していくのを確認実験したことがありました。タンクの振り方は人それぞれ創意工夫が必要ですが、ブローニーフィルムに写った空にムラを出さなくなればOKじゃないですかね〜。ちなみに液温の管理にはもう1つ私なりの工夫がありまして、温度計を購入するときは基準になる温度計を1本決めて持ち歩き、それが示す温度と同じ温度を示している棒温度計だけ買ってきます。売ってる時点で手持ちとズレてる奴はアテにならんので買う意味なしです。 ○もともとグルメ漫画だった何か えーと、なんというか、思いっきり風評被害を煽っていますよね。しかも言論の自由とフィクションを楯に言いたい放題の書きたい放題なわけで。原作者らは「綿密な取材を元に〜」とかなんとか言っていたわけですが、2話目の掲載でその前提が早速崩壊しているのは笑える話です。というのも、その作品では「福島県の瓦礫を処理した大阪市内の処分場の近辺では」という記述があるわけですが、まず大阪市には福島県から排出された瓦礫は持ち込まれていませんし、その他の東北からの持ち込み廃棄物もみな線量が一定の基準を下回らないとダメだったのです。この時点で「何を取材したんだよ」という話になります。また、鼻血の件もそうですが、WHOが何度も何度も綿密に診療と調査を繰り返した結果、福島県内で急性の放射性の症状が出るなんて話はデマゴーグだと断言していますのでこれの描写もダウト、さらに鼻血が出た理由についても作中のフキダシの中の文章ですでに矛盾が発生している(本人らは矛盾じゃないと思ってるようですが化学屋からみたら抱腹絶倒モノの矛盾が書かれています)のでダウト。なんでこうもここまで……と思ったら、原作者の雁屋哲ってバリバリの中核派だったというわけですよ。小学館もスピリッツも中核派の広告塔にされてしまった、そういうオチ。 個人的にこの件であの漫画の単行本自体を発行禁止にしろとは一言も言いませんが、やってしまったことについては小学館とスピリッツ編集部は「発行禁止」「書籍回収」以外の手段で明確に責任を取る必要がありますね。普通、編集や企画の段階である程度ブレーキをかけるのが本筋ですが、今回はそれがまったくなかったようなので責任は重大でしょう。また、一番ちゃんと責任を取らなければならないのは雁屋哲本人じゃないですかね。現在オーストラリア在住で日本には片手で数えるほどの日数しか戻ってこないというご本人。そんなんでどうやって「綿密な取材」をしたのかを含め、取材内容や取材先などを説明する責任は発生すると思いますし、それに伴って訴えられたら民事的にも責任を取らざるを得ないんじゃないでしょうかね。まあ、裁判に負けても海外在住を楯にして、慰謝料も罰金も全部踏み倒すんでしょうけど。繰り返しますが、あの作品に疑義を感じている人々は発行禁止を望んでいるのではなく、説明責任を果たすことを望んでいるだけなんですよ。発行禁止は我々の意図とは真逆ですね。 #でもまあ、マスコミは絶対にこの件をまともに取り上げることはないんだろうねぇ |
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VOL811:平成26年05月05日:シボ革張り替えてみた | |||
○二眼レフのシボ革を張り替えてみた すでにHTML化してありますが、MinoltaflexIIIのシボ革を張り替えてみました。というのも、今メインで使ってるほう(1号機)は合皮(というか樹脂シートだよあれ)のシボ革が思いっきり縮んで劣化してやがりまして、張りなおしてもはがれてくるとかいろいろ問題がありました。で、花灯路での機材トラブルもありましたので修理したのですが、前面シボ革は張らずにほったらかしていました。で、先日のこと。いつも通り「面白そうなものがないかなぁ」と梅手羽こと東急ハンズ梅田を巡回していて、A4サイズ1枚440円だかで、カメラの外皮みたいな薄い牛革を発見しました。もちろん速攻でお買い上げ。そして地元のホームセンターで革ポンチも購入していざ張替。実作業はHTMLのほうを見ていただくとして、結果的にきれいに仕上がりましたよ。やっぱ柔らかい本革を使うとカチコチに固まったグッタペルカを使うよりずっと楽ですね。見た目もきれいになりましたし、ほかのカメラでテキトーな外皮使ってる奴にも張ってやろうと思っています。 ○リターンライダーと事故 読売新聞記事:中高年「復帰」ライダー、事故急増…死亡の4割 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 記事本文は結構言葉が足りなかったりしてかなりアレゲなんですが、mixiでも書いていますが、この話の最大の問題は「昔できたことは今もできる」と過信しているリターンが多いことなんですよ。ここ2〜3年くらいにリターンライダーだったり中高年からライダーになった人たちの死亡事故を何件か見ていますし、聞こえてくる話なども総合すると3つの要因があると考えています。 1.ライダーが加齢による判断力不足を加味できていない 2.乗り手の現役時代よりはるかに高性能になっている車体 3.現役で乗り続けていたライダーとの混走での勘違い ですね。まず1ですが、数年でもブランクがあいた場合、判断力や反応速度は大幅に落ちていると考えていいんです。でも2.ともつながる話なのですが、今どきのオートバイって90年代初頭までのオートバイと違って恐ろしく高性能になっていますので、結構簡単に色々な挙動ができてしまいます。普通に走っている分には反応速度の鈍化は気づきにくいことですが、いざ峠に上がったり、すり抜けしたりってしていると、とっさの対応ができなくなっています。 次に2.ですが、先述の通り今どきのオートバイは恐ろしく高性能です。今50前後の人たちが現役で峠を走っていた80年代中盤〜90年代初頭までのオートバイでは400tで1000tには太刀打ちできませんでした。しかし今は違います。CB400SFやGSR400の場合、ツーリングでリッターマシンと伍して走れますし、GSR400に至っては峠で本気で勝負を挑めるレベルの運動性能と動力性能があります。また、600や1000ともなれば当時のWGP500よりノーマルでも圧倒的に高性能です。で、1.でも出た「判断力と反応速度の低下」が相俟ってオーバーランなどの事故に繋がるわけです。今どきのキチガイマシンに対応できないってことです。 最後に3.ですが、私みたいにずっと20年乗り続けているライダーと一緒に走った場合、バイクの性能も上がっているのである程度普通についていけてしまうので、自分はまだイケると勘違いしてしまいます。で、限界を超えて・・・・ってことです。 中高年になっていきなり大型を取得し、いきなりGTR1400やFJR1300などを買ってしまう御仁も事故って自爆して死ぬパターンです。こういう人たち、直線の多い道路や高速道路でしかぶっ飛ばしませんが、ぶっ飛ばすとすぐ140とか160とか出してしまいます。んで、なんぞの時に制御できなくて吹っ飛んで死ぬ、というわけ。頼むからテメーらもっと自重しろ!できんのなら死ぬ気で練習しろボケ!と思いますね。 ○久々に秀月の酒を買った 篠山にある小さな小さな蔵なんですが、ここの酒がもうむちゃくちゃ美味いんです。 |
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(C)H26 akayuki Kazahaya |
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