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VOL850:平成27年02月02日:TT250R日々進化中 | |||
TT250R Raidにシガーソケットというか防水USB電源タップを装備しました。これで外部給電しながらTT-Rでも動画撮影が出来ます(笑 ○youtubeとエンコード SJ4000の撮影動画を編集してyoutubeにアップロードすると、動画によって妙なブロックノイズが大量に出るトラブルに見舞われています。60fps撮影の720p動画で顕著なのでyoutube側で60fps>30fps処理時に死ぬほどブロックノイズが出ているんじゃないかと踏んで色々試したのですが、まずこっちでエンコードをかけた時点で60fpsから24fpsに落とされており、この点でローカル側ファイルの問題ではないと判明しました。x264の設定をyoutube向けにして品質を22で圧縮を掛けて(約650MB)アップロードしても結果は同じ。念のためアップされたMP4を落っことしてみると、どうもyoutube側で変な圧縮が掛けられて半分以下までファイルサイズが小さくなっており、それが原因みたいでした。この件で色々検索してみると、youtubeへのアップロードのときにサーバー側で変な圧縮再エンコが掛けられて盛大に画質が劣化するというトラブルが多数報告されていました。念のためx264の圧縮率を32まで落としてそこそこ低画質にして(それでも画質はそこそこ確保できている)350MB程度の動画にしてアップロードしてもだめだったので、最近のyoutubeでのアップロード用にエンコード方法を何か検討しないとだめみたいです。昨年秋ごろ以降にアップされた動画に低画質なのが増えたのはこういう理由かな〜とかいぶかしんでおります。 ○ブラックバイトの話 産経新聞の記事からです。 学生さんがバイト先を得たらなかなか辞められないし、それを逆手にとって雇用側がやりたい放題やる、という話です。なんというか絵に描いたような「あまりにも日本人らしいクソみたいなやり方」で笑ってしまうんですが、原因というか問題点というか、そういうのがいくつか思い当たるのでツラツラと。 第1点目に安物・タダが大好きで大好きで仕方がないドケチ集団である日本人の価値感覚です。形のないサービスはタダでも高いと思っているくせに何かとサービス業を頼って丸投げするのが日本人ですから、当然そういうサービス業の費用は恐ろしく叩かれます。そういう業種に目を付けた「起業家(pgr)」も雨後の筍のようにボコボコ現れますので、当然過当競争になって過当廉売合戦となり、まっさきに手を付けられてしまうのが人件費ですね。最低限の人員で最大限のローテーション、会社の都合がつけばバイトの都合なんてゴミ以下なんてここから生まれます。100均ショップやドンキみたいな激安量販店の跋扈跳梁も先進国を名乗る国家の中では日本と韓国(先進国かはさておき)くらいなもんじゃないですかね。 第2点目は1点目の中でも出てきている「相手の弱みに付け込んで足元を見透かす国民性」です。イジメだったり口論だったりしても基本的に相手の弱みを握って言い返せなくして言論でフルボッコにしたら、その論理の道義性はさておき、弱みを握ったほうの勝利、ってのが日本社会です。いやー本当に腐りきってますねー終わってますねー。そのクズ国民性はこの手の安い労働力の確保の点でも遺憾なく発揮されていて、一度もぐりこんだバイトでも雇用側が示すシフトにすべて入ることが出来なければクビってやられると、そのバイトがないと学生生活が継続できない大学生たちにとっては死活問題。そりゃ試験だの実験だの実習だのに参加できずに単位落として本末転倒なんて起きますよねえ。フリーターと比べて足元を見て首切りをチャカつかせるって私が学生時代とかありませんでしたよ。 第3点目は猫も杓子も大学へ進学しちゃう現状でしょう。正直、私は留年を繰り返してギリギリで卒業して就職難を味わったたこともあり、8割がた大学に進学したことを後悔している面もあるんです。主に公務員試験などで「大卒」がネックになって採用試験が受けられないとか、技能職での就職を考えて面接を希望しても「大卒は要らない(大卒がクズだから使い物にならないという経営者の考え方)」といわれるとか、ま〜そんなところです。親が経済的に無理してでも一人暮らしで大学に押し込んでしまい仕送りが出来ない、だからバイトで生活費を稼ぐしかない、だからバイトが辞められない、バイトが辞められないので講義や試験に穴を開けてでも出勤せざるを得ない、なんちゅー悪循環のスパイラルでしょう。高卒が使い物にならんというのなら「大学に上がらなくても働けるマインドセット」を高校教育で行うのが1つでしょうね。あと、大学の入学枠の半減とか、その年度に占める大卒者の割合の適正化とか、高卒で働いてもちゃんと評価される世の中の再セットとか、ブラックバイトは雇用側の問題だ!とか一方的に叩く前にもっと考えることはいっぱいあると思います。 ○ingressのお話 会員になってるジムはショッピングセンターの中にあるのですが、他のショッピングセンターと違って80年代の開発ながら半分公園みたいな感じで造成されており、開けた場所が多いのでポータルが結構登録されています。ショッピングセンターというお土地柄なので当然、対レジスタンス戦線の最前線交戦エリアの1つでもあります。日曜日。トレーニング前に一通り巡回したら安定の緑化エリアだったのですが、トレーニングから戻ると水没エリアに化けつつも、いくつかのポータルが焼き払われた形跡がありました。水没中なのか緑化中なのかよく分からないけど焼かれたら焼き返してしまえ(Lv3〜5のポタばっかり)ということで焼き払い始めたら自分以外に焼いているエンライテンドがおられましたので、即席共同作戦になりました。相手が始めたばかりの低LvとAL7の二人連れだったのもあり、シールド入ってるやつはこちらのL7やL8のバースターで赤くしてからL5、L6で焼き払う手法で片っ端から中立化させ、低ALの人にフルデプロイ+集めたキーを渡してCF形成でAPを稼がせる、みたいな感じでした。で、あっつーまに4人がかりで全部焼き払って緑化してCFも形成してシールドも3つずつ入れて回ったのに、夜中にIntelMapを見たら焼き返されてて凄く悔しかったのは言うまでもありませんが。あと、1月末に会社の最寄り駅近辺のポータルでテキトーにL8の一輪挿しで1stDeployしたポータルがあるのですが、気が付けば見る見る育ってL8になり、現在6日目。シールド3つにターレットまで付いてる徹底ぶりでリンクも6本入ってるので、さてはてどこまで持つやら。2月中旬まで耐えてくれるとGardianの金メダル貰えるんですが、さてはて。会社の最寄り駅付近、緑のL8ファームになってたのに、週末になれば腕試しにどれか1本だけでもと焼きに来るアホがおるので困ったモンです。 #基本的にL7〜L8が複数集まったファームは敵陣営といえど手を出さず補給所にするのは不文律だと思ってるんですがネェ |
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VOL849:平成27年01月26日:SJ4000を導入した | |||
○DHLのバカヤロー! オンボードカメラに使うカメラをSJCAMのSJ4000に更新しました。今まで使っていたEXEMODEのDVC575を購入した6年前は、この手の激安中華DV以外はGoProをつむくらいしか選択肢がなかったのですが、昨今はこういう安いウェアラブルDVが普及してきています。詳しいことは二輪関係のコンテンツに別項を用意していますので、今回のネタは運送業者です。何年か前もアメリカからのUPSでの配達で梱包品の破損という酷い目に遭ってたりするわけですが、今回はDHLでやっぱりムカっとする話がありました。 今回の荷物はアメリカからの発送なんですが、配達日が月曜で当然ながら私は出勤中でした。んが、DHLの配達員は呼び鈴を押してすぐ父が応答しなかったということで、モノの10秒ほども待たずに私に電話してきて「在宅されてますよね?」なんて寝言を言いはじめました。こちらが唖然として次の言葉が出ないうちに配達員から出てきた言葉が「こっちも待ってるほど暇じゃないし時間がないので在宅かどうかと家が間違えてないかだけ教えて欲しい」というもので、いやー久々に驚きました。UPSのときは日本国内ではなく米国内に原因があったのでさもありなんでしたが、DHLの配達員のアレは日本の常識から考えるとちょっとないぞ、という感じです。もちろん、当時在宅していて電話中だったので即応できなかっただけの父も怒りたおしていましたがね。twitterなどを見ていると佐川急便を名指ししてボロカスにコキおろしている人たちをよく見かけますが、佐川は電話の際もさすがに「忙しくて次が閊えてる」なんて寝言は言いませんし、郵便は私の家の担当者は不在のときは電話連絡の上でバイク屋に預けてくれますので、つくづく日本人ってレベルが高すぎるサービスに飼いならされすぎてるんだって思い知らされました。 ○レイドの慣らしの仕上げ TT250R Raidの慣らしがあと150kmちょっとだったので、SJ4000での長時間撮影試験もかねて、加西のがいな製麺までうどんを食い散らかしに行きました。本編は後から出すとして、往路の有馬街道でストレートで分かりやすい団塊DQNオヤヂと遭遇したので動画でさらし上げ。ちなみにこの時点でTT-Rにはエンジン回転数5000rpm、スロットル開度1/2という制限が付いているので上り坂は結構カメ状態です。 もう笑っちゃうくらい直線番町でした。BMWの5シリーズなんで踏めばサルでも鬼加速しますが、自分の車体の車体感覚はよく掴んでないみたいだし、コーナーというコーナーは大減速してるし、直線で煽ってくる割にはコーナー処理は恐ろしくへたくそという絵に描いたような直線番町で爆笑モンでした。 TT-Rはというと、エンジンが今の仕様になってからはノーマルのときより全体的にトルクの厚みがましているおかげか、今まで6速では登らなかったところをそのまま6速でズルズル登っていくようになりました。具体例でいうと国道423号線の池田から法貴峠までのダラダラとした登り勾配区間なんかがそうですね。そのおかげで上の動画でも結構6速のまま最低限の減速でコーナー処理をして追い詰める手法が使えました。ウチの仕様はガレージHybridのキット品と同じベースピストンを使用していますが、あっちと違って圧縮比をノーマルとそれほど変わらない仕様でベースピストンを加工しています。単純に完全にフラットにピストン天面高さを落としてあるだけなんですが、そのおかげでノーマルより扱いよい特性に化けています。SJ4000については別項を立てて詳細を説明しますが、一次ソースでは「HDR=ON、手振れ補正=ON、解像度=1280x720p-60fps」が最良解じゃないかと踏んでいます。USB給電可能なんでついついメモリーカードを満タンに撮ってしまうのであとからチェックと編集に手間取るという問題がががが。 ○だから餌付けは駄目だってば 読売新聞の記事からです。 浜甲子園の向かいにある人工の島の西宮浜にイノシシが出没するという話なんですが、記事をよく読むと問題点がゴロゴロ出てきますね。まずこのイノシシは平成25年秋には住み着いていたという点です。ヤフーだと山の開発が原因でエサ不足とかヤフコメを入れてる間抜けがいたのですが、平成25年秋は木の実の実りが超不作の年でツキノワグマが人里に下りて人と遭遇したというニュースが頻発した年でもあます。また、六甲山系は基本的に全体が国定公園のため狩猟禁止エリアに指定されているため、人間がイノシシを獲らず間引かない上になぜかシカがほとんどいないのでイノシシが増え放題でキャパオーバー。さらに山手の住人がテキトーに出すゴミを食い漁ったり、団塊の世代を主とする一部のアホな住民が安易に餌付けするおかげで栄養が豊富なため、通常隔年〜3年毎にしか繁殖しないイノシシが毎年繁殖して個体数が激増している現状があります。今回のイノシシも大方ゴミを漁ったり餌付けされたりしながら南進していくうちに浜甲子園にたどり着いたんじゃないですかね。 もう1点、この記事での問題点が「餌付けをしている人がいて注意に耳を貸さない」という点です。動物と人間の共生を諮る上で、野生動物や野良猫をみると安易にえさを与えてしまうアホな人がそこそこいるというのは本当に問題だと思います。人がホイホイと餌付けをしてしまうと、本来は自然淘汰で餓死する個体まで餌付けで生き延びてしまいます。結果、自然淘汰で間引かれないので個体数が激増し、山がキャパオーバーしてしまったのが現在の六甲山で、東灘区や灘区などでは餌付けは絶対ダメだという神戸市の規制の理由にもなっています。しかし、今回の件の餌付けキチガイはずば抜けたキチガイ具合なようで、記事中の「猟友会と協力し、おりなどを設置して捕獲を試みてきたが、何者かにわなを壊され失敗。」とあり、どう考えても餌付けしてる人が罠を壊したとしか考えられません。一度捕獲に成功したときも「なぜか」罠が壊されてイノシシに逃げられていますが、普通は破壊できるような罠を猟友会が仕掛けるわけがないので、怪しい限りです。また、これまた猟友会が餌付け行為に厳重なる注意したら、今度は場所を変えてまた餌付けをしたとかいう点でもかなり悪質だと思いますので、今回怪我をされた方は餌付けキチガイにも損害賠償請求をしてもいいんじゃないでしょうかね。しかし野良猫の餌付けキチガイや猫の放し飼いキチガイといい、自分で飼育しないくせに餌付けだけはしたがる奴らはどこまで自分勝手なのか、私のような「動物の命と関わるなら徹底的に見る」派からしたら理解の果てですね。 |
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VOL848:平成27年01月19日:自転車の盗難ってさー | |||
○自転車と盗難について ここ数年、スポーツサイクルがブームで、ほぼ盆栽状態の人がやたらと高級な自転車を乗り回している事例が目に付くんですが、私が予想していた通り、盗難が横行しているようですね。本当に分かりやすくて笑ってしまうんですがね。私が学生時代、自転車競技をやってると「お前競輪選手か」「そんな格好でチャリ乗ってるんやったらヤクザやろ、どこの組のモンや」と、見た目は一般紳士然とした高齢者からヤクザ扱いされるのがオチというほど自転車はマイナースポーツだったのですが、その時代ですら「安易に繁華街や街中に乗り付けて駐輪すると盗難被害に遭う」というのは常識でした。ちなみに、競輪というのは公営競技の中で真っ先に暴力団排除を行った団体でして、非常に早い段階で競走前の外部連絡禁止だとか、競輪学校入校時の背後関係調査(親戚に暴力団と関わる人がいるだけでアウト)とか、かなり厳しいことは20年前も今も知られていません。 閑話休題。 で、twitterを見ていると毎週のように定期的に、秋葉原や学校(大学)など人が多く集まり出入りの多い場所に高級サイクルを乗りつけ、組みあがった状態でテキトーなワイヤー錠だけをひっかけて駐輪し、錠を切断して盗難されたという拡散依頼RTが流れてきます。私に言わせれば「盗られて当然の駐輪してるから同情の余地無し」ですのでRTしていません。先述の通り、20年前の段階でも「盗られる覚悟で乗り付けろ」でしたので、私は恵比寿町に電子材料やPCパーツを買いに行くときは、そういう専用でおいてあった91年型のGIANTのHardLine5400の8速仕様改造車を使っていました。これだと本体5万ですでにボロボロ、改造部品は廃車発生部品なので盗られて腹が立つ以外に大した問題もありませんでした。それでも駐輪するときは必ず前輪を外して後輪と束ね、イカつい関節式アルミロックで歩道柵の支柱などに括り付けていました(場合によっては前輪or後輪を鍵代わりに持ち歩き)。なんというか、今の自転車を趣味としている人たちは盆栽趣味で見せびらかしに行きたいのが主で繁華街に乗りつけるようですが、しっかりしたロックが使えないディスクホイールやディスクカバーにバトンホイールを装備し、ロック時も完組み状態で放置しているので、盗られるべくして盗られてるな〜という印象しかありません。φ10mmや20mm程度のショボいワイヤー錠なんてプロの泥棒に掛かれば無施錠も同然だなんていう意識も持ってないのが丸わかりです。なんちゅーか盗られたくなければ盗られない行動をまずやりなさい、そう思うわけでした。 #とりあえず数年稼ぐだけならスポーツサイクル専門の自転車預かり所を秋葉原で開設したら3年くらいは儲かりそうwwww #ちゃんと盆栽鑑賞会が出来るような構造、会員カードがないと取り出せない車体、着替えるための更衣室やシャワーブース装備でね ○大本営発表キター! 連休明けの火曜日、とうとうヤマハ発動機からMT-09 tracer国内販売決定の大本営発表が来ましたね。昼休みにニュースをみた瞬間にバイク屋に電話したら店長から「あ、もう発注してるから」という返答に、いつもながら仕事の速さに笑ってしまいました。過去、FZR1000やTDM850(4EP)のオーリンズの時の「見積もり依頼をしての折り返し回答時には大抵「どうせ買うんやろ、注文したから明日くるで」」っていう流れといい、分かってるときに分かってる動きの早さは最高です。納期的にやはり首都圏のYSPや販売店の試乗車・展示車、発注車輌が優先になるので、関西だとどれだけ早くても2月後半、下手すれば4月にずれ込むんじゃないかっていうことでした。とりあえず悩みに悩んだ色については最終的にマットグレーを頼んでいます。まあ遠からず車体そのものは塗り替えてしまうので、塗り替え予定のソニックブルーマイカに合わせたホイールの色(鈍い銅色)で選んだようなものです。資金繰りの話とか計算の方法とかはまた導入顛末とかを別項にして書くとして、今のところ最大の問題は「いつヤマハから出荷されていつ納車されるかまったく分からない」に尽きます(苦笑 ○灯油のシュポシュポ 12月の電気代が酷いことになっていたのにガクブルして、昨シーズンは一切使わなかった超小型のブルーヒーターを引きずり出してきました。ここ10年くらいで「石油ファンヒーター」として売られている製品のほとんどは実態は超小型ブルーヒーターです。これまでの運用実績上、ブルーヒーターの灯油の消費速度は平日でざっくり1日0.5L、土日で1L程度。4L/週としても16L/月ですから、1ヶ月の灯油代は1300円ちょっとです。10月の電気代が2500円に対して12月は5000円ですから、これでざっくり暖房費が半額になるような計算ですね。あと、エアコンの20℃設定よりブルーヒーターの18℃設定のほうが圧倒的に暖かいってのは結構大きな差だと思いました。電気代の高騰については私の部屋だけかと思っていたら、バイク屋の常連らの話でも暖房の使用頻度の上昇に合わせて電気代が急騰したっていう話がそこそこ出ていました。 で、親父がエアコンを買い換えたりで2シーズン未使用だったブルーヒーターを引きずり出してきたはいいんですが、3年オチの灯油ポンプ(いわゆるシュポシュポ)を使おうとしたら、予想通り樹脂がゲシュタルト崩壊しており使い物になりませんでした。なんとか2Lだけ無理やり漏斗でタンクに補給して数日間乗り切り、水曜の仕事帰りにやっとこさ駅前の平和堂に寄って買おうとしましたんですが、なかなか見つからない……。そこで商品補充をしている若い店員に「灯油のシュポシュポってどこに売っとん?」と聞いてみたら驚くことにこの若者、「灯油のシュポシュポ」をまず知らないというんだから、ジェネレーションギャップなんてもんじゃありませんでした。思わず「ごめんモノを知らんねやったらええわ」と言ってしまいました。結局、私より同年代より上の店員をひっ捕まえて聞いて売り場を案内してもらったのですが、その正社員な店員もまさか今年度の新入社員がそんな基本的な商品知識すら持ち合わせてないとは思っても見なかったようで、ちゃんと教育しときますって感じでした。まあ教育するのは本当は家庭でやるべき知識でしょうけどねえ。 #ちなみにブルーヒーター投入が先週日曜で3日間の消費灯油は大体1Lちょっとでした。 ○ライトエースの平トラックが地味に凄かった件 お初天神でバーを営む友人が北新地に持っていた倉庫を追い出された都合で仕方なく物品を梅田>姫路へと運んだり、姫路での物品移動をしたりというミッションが発生したので、レンタカーで軽トラを予約しました。が、レンタカー屋の都合で料金据え置きのままハイゼットからライトエース・トラックに変わっちゃいました。道が細いと聞いていたので一抹の不安を感じつつ荷物を積み込んで大阪を出発したわけですが、この段階ですでに平トラックの荷台は満タンになっていて、大きなトラックに変わったことをありがたいなーって思っていました。ちなみに本当に久々、たぶん10年ぶりくらいにこの手の車を運転しましたが、レンタカー会社から梅田に行くまでに大体思い出していました。 姫路についてとりあえず1件目の目的地で積んできた荷物を降ろし、新たな荷物(ほぼ空き家から出たゴミ)を積んで2件目へ向かうわけですが、この1件目ってのの前の道が2.5m道路。一応ケツから入れたんですが、まさか一撃で切り返し無しでは入らないだろうと思っていたのですが、笑っちゃうくらい簡単にあっさり一発で入ってしまい、もう爆笑モノ。また、2件目の周囲も3m道路の巣窟だったのですが、ライトエースの笑えるほどの小回りのおかげで楽々入り込めました。あと、道を間違えたりしたときのUターンでも小回り性能の凄さは発揮されていて、片側2斜線道路の右折レーンで右に寄せた状態から普通に対向車線2車線だけで転回が出来たり、後輪駆動でホイールハウスが大きい車の小回り性能の高さにあきれ返るばかりでした。あと、現行ライトエースって荷台の高さはほぼ軽トラ並みで、これも普通の1.5tや2tと比べて楽が出来る原因の1つでした。今回のミッション最大の荷物であったGoose350の積載も簡単に出来ましたし、車体幅が広くてアオリがあるおかげで搭載後の固定も楽々でした。バイク屋の積み下ろしを若いころから定期的に手伝ってて南京縛りというロープの締め方を覚えていたのもラッキーでした。当日は都合トラック5杯分の荷物を移動させましたが、これが軽トラだったら最悪大阪姫路を2往復だったので、この点でも車輌交換はラッキーでした。 |
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VOL847:平成27年01月12日:寒い、寒すぎる! | |||
○寒くてバイクに乗る気にならない件 くっそ寒くて寒くて、しかも平野部から出たら裏六甲の時点で結構降雪があるというので、毎週末バイクで遠出できない状況が続いています。くそー、エンジンOHしたTT-Rの性能を色々試したいっていうのに。この週末も寒波が居座ってgdgdでしたからね。そんな中ですが、スロットルが途中で引っかかってパチパチへんな動きをする、というトラブルに見舞われました。結局のところヘッドから出ているブローバイがワイヤードラムと接触していただけなので、この辺はインシュロックで縛って終わり。あと、年末のオイル漏れ騒動から怪しかったバッテリーは先週の時点で完全にご臨終したので新品に交換してしまいました。台湾ユアサなので7000円弱で済んで助かっています。国産GSユアサしかなかった時代だと16000円は下らない値段ですからねえ。これで当面は安心してまた乗れそうです。 ○ブルーヒーターを引きずり出してきた エアコンで暖房してるとクソほど暖房費がかさむので、とうとうブチキレてブルーヒーターをだしてきました。これ、親父が9年前に購入した奴なんですが、1か月の灯油消費量が大体20L程度で笑えるほど暖かいんです。エアコンだと空気は乾くわ電気代は嵩むわで、夏場の冷房に比べると倍以上かかるんでたまりまへん。当面の問題は「使えるだろう」と思って高をくくっていた灯油ポンプが使い物にならなかったので買ってこなければならんことかなあ。1タンクでほぼ5日持つけど2Lしか給油してないので、ほんと火曜の退勤時にでも買ってこないと死んでしまいます(笑)今使ってるエアコンはほぼ10年選手なんですが、去年父が新調したエアコンは暖房の時期でも電気代がクソほど安いらしく、10年での進歩って本当に凄いなあって思いました。まあ、ウチの部屋で電気代が高い理由の1つに400Wの80+電源のマシンが2機常時駆動だってのもあるんですがね。 ○ガソリン下がりましたね〜 いやーガソリンが坂道を転がるように急落しててびっくりですよ。だって1か月前は阪神間だとリッター145円とかザラだったのに、気が付けばこの辺でもリッター132円ですからね。正月の時点ですでに海南や和歌山市内が128円でしたから、もうちょっと安くなるのかな?たしか私がオートバイに乗り始めたころのリッター単価が大体105円とかそんなんでしたから、あのころはいっぱい乗って一杯走って、それでも学生で自営業でそんなにゼニがないけど乗れていました。今の若い人たちは車体代もそうですが、保険も高いですし、燃料代も高いですので、結構大変だろうなって思っていました。この原油安の理由がオイルダラーによる意図的な値下げで、その目的がシェールガス叩きだってんだから手放しでは喜べませんがね。さてはてあとどれくらい安くなるんでしょうか。次の車体がハイオク指定なのでできればもうちょっと下がってくれるとありがたく。 ○レイラインについて 最近、twitterで色々とレイラインや星形の話から「ウチの地元でも描ける!」とかいってGoogleMapから色々やってる人はいるんですが、この人たちはいくつか非常に重要な点が抜け落ちているので問題がありまくりです。何が問題かというとですねー 1.レイラインを構成するのに使う場所の成立年代が全部バラバラで意味をなさない 2.レイラインの構成要素に方位学的・地勢的・地学的意味が一切ない の2点が特に目立ちます。 まず1番目が非常に重要で、例えば近畿の星形はすべて聖地として成立しているのは神話の時代に近いものです。だってもっとも新しい部類の聖地の今の伊勢ですら成立したのは1800年くらい前じゃないかって話ですし、熊野と元伊勢の位置から伊弉諾神宮と最終的な伊勢の位置を絞り込んだとすれば、成立年代の話も含めてすべてつじつまが合います。また、伊勢と元伊勢は夏至の日のレイラインで並ぶことも有名です。関東では男神と姫神を別に祀ってる例がそこそこあるんですが、武蔵一の宮の氷川神社の場合、姫神である氷川女体神社、中社である中山神社、そして氷川神社の3つの社が冬至の日の出の方角にきっちり並んでいます。レイラインというのは「ただ並んでいるだけ」ではアウトです。聖地の成立年代(or成立背景)、聖地同士の位置関係と自然現象や地学・物理的意味が合わさらないと、ただ並んでいるだけ・つないだだけ、で終わるんです。ウチでも特集したページの画像だけ勝手に持ち帰って使ってる間抜けが時々いますが、日本人ならちゃんと書いてる日本語まで読んで引用してください。 |
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VOL846:平成27年01月05日:謹賀新年 | |||
新年明けましておめでとうございます。本年も超スローペースでゆるゆるとお願いします。気がつけば本サイトはとっくに15年を越えており、17年目?18年目?長いなあ、気が長くよく続けてるよなあ俺、と思っています。旧年中は手術で腹の中をぶった切ったりしたのですが、それ以外は家庭内の事情が結構gdgdだったりで、面倒なことの多い1年でした。今年はいいことがあればいいなあ。 ○毎年恒例の本年の抱負 まあ毎年大抵実現してないんですが。 1.主力艦の新造艦への更新(決定・発注済) 2.とりあえず主力艦に5000km以上は年間乗る!出来ればご無沙汰しているツレと会いに行く。 3.正社員への道をなんとかして切り開く 4.できれば嫁さん欲しいなあ 5.やっぱり喫茶店開業の夢を(マテ というところですね。まあ年々現実的というか夢のない話になっていくのは年齢が年齢ですし^^;; 分析に関して言うと今の時点で他社の表面分析技術者とはほぼ同等の知識と経験は得ていると思います。ただ触っている装置がSEM-EDXはともかくとして、もう一方がXPSという非常にニッチな分野なので、これがなかなか転職に結びつかないのが実情です。派遣で使い倒されるより早く正社員として独り立ちしたいんですけどね。 ○NHKでやってた分析の話 NHKでなんだったかな、たしか原発事故関連の話だったんですが、福島第一原発から飛散したセシウムの化学状態を調べる云々という分析が紹介されていました。この手の報道は今までは単純に「Spring8を使った分析」としか紹介されてきませんでした。しかし今回の特番では実際に測定した検体と標品のスペクトルを提示し、この特徴がこうで標品のこの部分と一致するから状態はこうであると推察される、というかなり掘り込んだ報道がなされていました。取り上げられた分析はXAFSという分析方法であり、スペクトルからの解析手法、検体以外に標品も必ず同時に測定することなど、セオリーどおりです。報道ではXAFS分析という言葉自体は出てこなかったのが残念ですが、単純に「Spring8での分析」というだけではなく、どういうモノを測った結果何が分かったかが明確にされており、これこそがNHKがやらなければならない化学報道ではないかと思いました。サイエンスに疎い市民にとって、Spring8で分析っつーてもよく分からないのが実情なんです。出来る分析と出来ない分析がありますからね〜。私も自分自身がXAFSに関わっていなければ分析手法までは気づくことはなかったと思います。市民を「どうせ分からない」とバカにしないで、分析手法名の公表も含め、ある程度は「何を測っているか」くらいは報道をしたほうがいいんじゃないですかと、本報道をみて思いました。 ○ETCをレイドに移植した レイドにTDM900へ搭載していたETCを移植しました。次のメインマシンにはミツバサンコーワの分離型ETCを新調するので、TDM900売却に伴って搭載していたETC装置を活用しました。というか、半分はこの目的でETCの移植工事をやっています。どこにどういう風に積んだのかは保安上の問題もあるので伏せておきますが、レイドならあそこにしか積めないよね〜って場所に積んでます。今後、もうちょっと保安問題が解決できる搭載方法に改良する予定です。搭載の際にはまとめて通せる部分は全部スパイラルチューブを巻いてケーブルを一まとめにして通しています。もちろん、ネック付近など損傷が想定される部分ではケーブルの保護にもなりますし、あとからもう一度バラす際にも結構楽だったりしますので。一番ネックになったのは電源関係ですね〜。当初アースを取る予定で狙っていたボルトはフレームは通過しているだけで固定は別のプラ部品に刺さっていたのでアース不良となり、急遽他のところを探すハメになり、電源線との間でテスターで何度も何度も導通を探し回ることになりました。結果的によく見ないとETCが付いてることすら分からないような取り付け方になったので満足です。ETC通過テストも湾岸線のICで問題がないことを確認しましたし、これでレイドでも高速道路を使った移動が可能になりました。雨続きが予想されるロングツーリングにはレイドで出撃も可能ですね。レイド関係は今後はベースプレートをGIVIのモノキーベースM2へ交換するとともに、それにあわせてK-MAX50の爪受けを1.5mmほど削る加工をする予定。それが上手く行けば箱側をGVI仕様に改造の上でハイマウントストップランプの搭載加工をする予定です。ええ、目潰し級の発光力のSuperFluxLEDで作りますよ(笑 |
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VOL845:平成26年12月29日:1年の締めくくり | |||
本年もゆるゆるとお付き合いいただきましてありがとうございました。ほんと写真を全部フリッカに放り上げると安心して更新しなくなってしまうので、こっちがかなりおざなりな状態でして^^;;というわけで今年の総括おば。 1.変な腹痛の原因を探っていったら胆嚢が胆管がんになる直前だった 2.二眼レフの主力がマミヤC220に移行し二眼レフのリストラを始めた 3.マザーと石の出物があったのでメインマシンをCore i5で新調しOSもWindows7へ移行 4.ノートPCもいい出物があったのでLet's Note CF-N9+SSD仕様に移行(Windows7) 5.TT250Rのエンジン討ち死にで腰上OHする羽目に 6.TDM900を売却しメインマシンを最新鋭機にすることに というくらいで10個もネタはありませんでした。 まず体調不良ですが、いろいろ調べていくと肝臓がががががってことで、それ以上に胆嚢がかなりヤバい状態だったようです。胆嚢炎を繰り返した挙句にほぼ石灰状態に。中の石は痛むレベルではなかったものの、ウィルス性胃腸炎の予後が悪すぎて胆嚢に感染して壊しており、さらに肝臓も結構被弾していたようです。とりあえず運動して肝臓の機能を取り戻すところからですねえ。 あと、撮影関連でいうと、C220を導入したのはかなり大きいです。というのも、今までの二眼レフ撮影だとピンの追い込みがいまいちだったり、後ろボケが気に食わなかったり、色描写が気に食わなかったりってのが結構あったのですが、マミヤのセコールレンズ群はかなりミノルタのMF一眼レフに近い描写というか、あれを中判レベルで実現するような写りをするので、個人的にはドストライクです。手持ちのレンズは今のところ65o、105o、180oで、180oは偶然テイクレンズ側はちゃんと生きてたのでド逆光でも使えるので、当面この体制かな。65oがやっぱ夜景ではちょっとフォギーになるのでこちらはいい出物があれば抑える予定です。まあ、ボロをフード付きで格安で抑えたものですしね。 PC関連は結構大きかったんですね。まだE8500にXPでいいやと思っていたのですが、ぼそっと呟いたら某PCショップ勤めの友人からASUSのマザーとi5-2700とメモリ8GBを激安で譲ってもらえることになり、抑えるだけ抑えて持っていたWindows7のライセンスをやっと生かすことに。この際に色々耐久性とかも考えてシステム構築しています。また、ノートもたまたまN9の出物が1万ちょっとで出てきたので押さえちゃいました。こっちはCrucialのSSD入れていますが、3Gbps接続とはいえ結構爆速ですね。という具合にPC環境もがらっと変わり、Windows7がメインになりました。 バイク関連はTT-RのOHは痛い出費でした。しかし、高速道路でも使える車種ですし、手放すと手に入らない上に林道はそこそこ走れるので、直して5年ほどはまだ乗ってやるつもりです。ノーマルのTT-Rと違ってレイドは私の乗り方に結構あってるみたいですので、これが来てからTDMの稼働率が落ちたのは否めません。で、そのTDMはのっし君のところへ嫁ぐことになりました。トップケースとETC以外は全部そのままで渡します。次の車種も決定してて発売待ち状態なので、来年が楽しみですね。TDM売却+αで結構費用が工面できてるので、ローンは30万くらいかなあ。 とまあ、人間そのものは兎も角、使う道具の環境がいろいろ変った1年でした。 |
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VOL844:平成26年12月22日:エーヂェント始めました(緑勢) | |||
○TT250R Raid退院しました いやー、2週間で帰ってきました。とりあえず2年モノのバッテリーは死んでしまったのですが、今は交換する余裕がちょっとないので、完全に死んだわけでもないのでキックスタートオンリーで使っています。まず戻ってきて最初に気付いたのは「普通にキックで簡単に係る!」でした。どうもエンジンが回ると外れていたワンウェイクラッチが繋がっていたようで、キックの抵抗にもなっててまともにはかかってなかったみたい。270tになった感触はノーマルを知らない人は確実に気付かないくらい違和感がないレベルです。ただ、ノーマルを知っている人が乗るとノーマルより若干扱いやすくなっていることに気づきます。たとえば低回転域からの再加速の場合、40qで5速からだと4速に落として加速するのがノーマルですが、270だと普通に5速のままトルクがついてきます。普段使いの扱いが楽になった方向ですね〜。とりあえずあと400qくらい慣らししないとダメなのでちゃんと慣らしが終わってから総論ってところですが、おおむね良好だと思います。 ○久々の梅小路と恒例の嵐山花灯路 毎年恒例になってる撮影に行ってきました。初回の東山花灯路からの恒例どおりに会社を午後半休でサボっての出撃です。ええ、撮影日は逃げますけど仕事は沢山お給金貰ってる正社員に丸投げすればモーマンタイですから(マテ)率直に言わせて貰うと、派遣ごときの業務量で半日サボったくらいで大童な会社は組織として終わってますし、また、派遣といえど自分に投げられた業務量(今の職場は最大2週間先程度までの業務はほぼ見えてる<約1名からの仕事を除く)から圧縮できそうな業務量や工数を読めない時点で社会人として終わってると思っていますがね。私は投げられた業務量に対して工数がしょっちゅう余って手持ち無沙汰になるので、休みたいときは先行圧縮で休んだり早退したりする時間を作るほうですが。正社員になるとこういう無茶は出来ないんだろうなあ。 閑話休題。 今年の花灯路、例の爆弾低気圧の火曜日に出撃しています。夕方から雨があがる予報を信じて一発勝負で機材一式をもって通勤したのですが、これが結構大当たりでして、実際16時半には雨は上がっていました。当日、先述の通り午後半休取れてるので職場を昼過ぎには出て13時過ぎには京都駅で昼飯を食い、バスの乗り間違いでエラい目に遭いつつ時間つぶしもかねて梅小路蒸気機関車館を久々に訪問したところ、前日搬入された100系新幹線の先頭車に外してあった補機類を取り付けている真っ最中でした。先に500系と並べて設置してから上に建物を載せるようです。梅小路では点検や整備、運用の都合、留置線の状況などでかなり機関車が歯抜けの状態になっていました。C612は点検で職場線にあり、D51200は全検で解体されてテンダーだけの状態に。D511、C56160、C622、C11は運転区の留置線に入れられている状態でした。義経は整備が終わっていていつでも走れる状態だそうです。弁天町で保存していた蒸気機関車の残りは全部梅小路に移動するという話ですし、重複するC62とD51ナメクジの動向はちょっと気になりますね。JR西も解体はしないとは思いますが。あと、新しい博物館は構造的に梅小路機関区現役時の石炭ホッパがあった近辺の建物内に扇状庫からと電留線から1本ずつ引き込む形態になるようですが、展示車輌の入れ替えを可能な構造にするという説明からも、建物内にも使用可能な20mターンテーブルが増設されると見てよさそうです。もしかしたら無動で安治川口あたりから乙種回送される展示車輌の姿が見られるかもしれませんね。 続いて嵐山花灯路。今年で何回目だっけ。毎年撮ってるので竹藪んとことか完全にスルーです。東山と違って撮れる絵が極端に限られてるので、何年も撮ってると飽きるんです。飽きるはずだったんです。しかし今年は意外と当たりでした。先述の通り大雨の直後のクソ寒い日だったので笑えるくらい人がいません。いたとしても野宮神社や大河内山荘あたりまでで、それより奥、常寂光時や二尊院近辺はほぼ無人状態。ここ数年、何度も撮ろうとして失敗していた落柿舎前の畑の風景とかを撮ろうとだけ狙っていたのですが、今年は本当に人がいないので撮りやすく、また雨上がり直後だったので道路の水に反射する灯篭の光なども撮影できて結構当たりでした。例の竹やぶの道も笑えるくらい人がおらずガラッガラ。その中で目立っていたのが自撮棒で必死になって自分を撮影するナルシストな男性たち。特に2名ほど笑っちゃうくらい必死に何枚も何枚も撮影しまくってる人がいて、そばを通るOLの集団に露骨にキモいとかありえないを連発されてて(しかも本人に聞こえるように)爆笑モンでした。後でそのOLズに撮ってくれと頼まれたので撮影したあとに話を聞いたら「あれはいくらイケメンでも駄目」とのこと。 ○リターンライダーへの良記事 エコノミックニュースの記事からです 書き手が私と同世代の現役継続ライダーだからこそ書ける良記事なんですが、私が言いたいことは大抵書いてくれています。私もそうですし、リターンじゃないオッサンライダーの多くは10代後半ごろに50ccMTから乗り始め、目を三角にして峠を走りこみ、20代半ばになるころからロングツーリングに目覚めるパターンが普通でした。まあ、オフ上がりでゲロアタック中心の人はゲロアタックで山を破壊する以外興味ないままオッサンになる人が多いのですが。で、この記事にも出ている動体視力や反射神経ってのは育つピークが20代後半までで、あとは衰える一方です。じゃあ継続ライダーはなんで若いころよりいいペースで走れたりするのかってーと、失ったものを経験で補ってるんです。継続して乗るからこそ得られる経験と勘に裏付けられた技術です。そんな継続ライダーに対し、今リターンライダーとなるオッサンどもは若いころこそ峠コゾーで膝を擦っていたものの、10年以上のブランクがある人たちがほとんどです。しかも彼らの多くが若いころに乗っていたのは250ccで、NSRやTZRならまだしも、CBRやFZRみたいな4スト4気筒の250ccで経歴が途切れている人が結構多いんです。そんな彼らが復帰時に選ぶのが大抵の場合はリッタースポーツなんです。そして我々継続ライダーと一緒になって走ろうとするので事故が起きるわけです。なんせ20年前の250ccと違って今のリッタースポーツは100kmまで2.5秒前後、そんなに速くないほうのTDM900ですら3秒フラです。また、MT-09なんてパーシャル域からの加速は60kmでも3速からウィリーして加速します。そういうエゲつないマシーンに進化してるという頭もなく若いころの気持ちで乗るので事故が起きるんです。とりあえず継続して乗っている現役ライダーとしては、同世代や年上のリターンライダーにはくれぐれも自重して身丈にあったバイクに乗ってくれといいたいです。 # |
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VOL843:平成26年12月15日:出生率はカップルの数増やせばええんでは? | |||
○出生率を上げる話 少し前にtwitterで「赤ちゃんに優しい国じゃないから新生児出生数が上がらないのでうんたら」という女性目線での拡散依頼が流れてきたのですが、正直なところ男性側としては、「赤ちゃんに優しい・やさしくない以前に男性の未婚率の異様な高さや女性をゲットするハードルの異常な高さ」を改善するほうが、よっぽど出生数増加に役立つのでは、と思っています。というのもですね、1組の夫婦が生む子供の数が合計特殊出生率だとしたら、実出生数って要するにカップルの数をそれに掛け合わせた数字ですよね。合計特殊出生率が増えなくても結婚世帯数が増えればその分だけ出生数は増えるわけですよ。女性の視点からは代わってないと思っていても、男性の視点からは年々女性と”ねんごろ”になるためのハードルが恐ろしく高くなっています。特に、私の居住する兵庫県は全国的に見ても「未婚男性のジニ係数の高さ」が異様に高く、また近畿地方全体を見ても女性の男性を選ぶ基準の厳しさは日本国内では群を抜いており、男性がパートナーを得るための障壁が恐ろしく高くなっています。正社員であっても難しい結婚が非正規雇用の男性だと恐ろしく高いハードル(ほぼ無理ゲー)になってしまう、そんな状況です。もっとこう、女性が結婚したくなるような社会作りをするほうが、新生児出生数の増加という点では効果的なんじゃないかなって思うんです。女性の権利だけを主張して女性だけ強くするのであれば、どんどん出生数は減る一方だと思います。 #ちなみに近畿地方の未婚男性のジニ係数は既婚男性との比較で0.45であり、これは「暴動が起こる基準」を超えており、貧困地域のジニ係数とほぼ同値になっています ○京都の景観条例違反で行政代執行 表題の件ですが、八坂の塔を夕焼けをバックに撮るのに一番いいポジションが立地の店の話なんですが、思いっきり行政代執行食らっていて笑ってしまいました。いやね、八坂の産寧坂や二年坂、八坂の塔近辺って市内でも結構厳しい目の景観条例があり、素材変更を伴うような外装工事の場合は許可申請が必要になります。許可申請が必要になる場合、まともな神経の日本人ならまず役所に「こういう変更を伴う改装がしたいねんけど」という事前協議をしにいき、役所担当者と意見をすり合わせた上でほぼ出来レース状態の許可申請を提出します。実際、清水坂〜八坂の塔の間の産寧坂のお店はほぼ全店そうやって許可を取っていると聞いています。しかし、今回の店主はチリ人で、細かいこと言うなよという感じで勝手に改装し、やったもん勝ちとばかりに役所からの行政指導を徹底的にシカトしていたようで、そりゃ市役所側もキレて代執行するよな〜ってのが感想です。1年半にわたってシカトしていたらそりゃ体のいいスケープゴートでガッツリやられますわな。日本人でも「役所に建築関係の申請にいったらNG出された」という話をする人がいますが、詳細な話を聞いていると勝手な法解釈で設計書を作成し、事前のアポイントもなしに許可申請部門に突撃し、剣もホロロに追い返されているパターンが多い(しかもこういうのに限ってド左翼)んです。まず担当者のアポイントを取って事前協議し、協議結果を元に試料を用意して何度か担当者と調整をし、最終合意が得られたところで許可申請を提出するってのが日本的なやり方です。テレビニュースで見る限り日本語は非常に達者なので日本人の知り合いも多いはずですが、その辺の根回しを教える仲間がいなかったのかと思いました。 #市役所の担当者に「これでウチは倒産するかもだけどどうしてくれるんだよ」と詰め寄って「そんなんこっちの関知するものではない」と即答されててクソワロタ ○TT250R Raidのエンジン週報 土曜日に様子を見てきたらピストンに合わせたシリンダーの加工、ピストンの天面の加工(ピン径が同じな他車種用を流用してるので天面を落とさないとダメ)、ヘッドのフルOHが終わっていました。ヘッドは結局バルブのステム自体が痩せてしまっていたのでバルブそのものも交換、またスタッドボルトも排気側が死んでたので交換となっています。他、腰下に関してはスターターのワンウェイクラッチの組み立てとセルモーターのOHも終わっており、あとは組み立てるのみという状態でした。土曜はレースの整備が多かったみたいなので組み立ては週明けになるとかなんとか。さーて慣らしがめんどくさいぞっと。 |
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VOL842:平成26年12月08日:TT-Rのエンジン続報 | |||
○TT250R Raid、エンジン続報 月曜日、仕事帰りの電車の中で店長から状態がよくないというメールを受け取ったので、帰りに急遽バイク屋へ寄ることになりました。で、実際にばらしたエンジン部品を見つつ話していたのですが、シリンダーに1mm×20mmくらいの大きな傷が出来ており、このままでは組めないという結論に達しました。でもまあどっちみち直す予定だったのが1点、普通に腰上OH+スタータークラッチ修理で予想していた修理費の範囲内でシリンダー整備+ピストン交換まで収まるのが1点、純正で変えると2万以上費用が跳ね上がるので予算内に抑えるにはオーバーサイズ入れるしかないというのが1点、この3点でオーバーサイズピストンを突っ込む方向で話がまとまりました。ちなみに今回使用するピストンはTT250R焼き付き時に以前は定番になっていたピストンとほぼ同じモノでカワサキのゼファー用だったかの4気筒用純正品なんですが、スカート部分などに多少の加工が必要になります。この加工を施した形のピストンは、以前はとある社外パーツメーカーからキット品として売られていたのですが、いまは色々問題があるようで、もともとの手法と同じくカワサキのピストンを加工することになります。僅かに排気量が上がるだけなので劇的な変化にはならないとのことである意味一安心していたり。というのもTT250R系の乗りやすさはエンジン特性に負うところも大きいので、ヘタにパワフルになって扱いにくくなるとTT-Rを維持している意味がなくなっちゃいますからねえ。 #土曜の時点でピストンが届いていて先行してボーリングに回っていました。今週中にはピストンヘッドの加工をシリンダ組み立てに入れるとか。 ○通勤用手袋を新調した話 実は昨年の2月末か3月あたりにL.L.Beanの通勤用の手袋を落としていました。防寒性能は大した事なかったのですが、薄手でモノを掴みやすく、手袋をしたまま小銭が触れるのが重宝していました。が、片方だけ落としてしまってしょんぼり。昨シーズンはテキトーにありもののを使っていましたが、今シーズンはちゃんと更新しようと思ってまずL.L.Beanへ。しかしロクなモノがおいておらず、次に行った石井スポーツも思うようなものがなく、最後にALBiのmont-bellへいってみたところ、少し厚手気味だけど以前のモノより防寒性能もしっかりしている薄手の手袋を見つけて購入しました。本来は冬場のトレイルランとかに使う奴みたいです。大阪平野の気温って基本的にマイナスになることは少ないので、歩く程度ならそんなガチな防寒性能は必要ないんですよね。で、ある程度の操作性とある程度の保温性をと探すのですが、普通のお店で売ってる手袋ってガチ防寒のモノがほとんどですし、素材や縫製もショボすぎてどうも食指が動きませんでした。今回手に入れたものは税込みでも2500円前後とリーズナブルで思う性能だったのが購入を即決した決め手でもありました。X-700/600/500じゃなければ手袋をしたまま撮影可能(X3桁シリーズはスマホ用手袋じゃないと駄目)なのもGOODです。 ○ライトとトラブルの話 読売新聞の記事からです。 東北道で起きた追突死亡事故の発端が、後続車のライトが異様に眩しくて因縁をつけてたら突っ込まれたという話を聞いて、いずれこういうことが起こるだろうと思ったとおりになって失笑ものです。明るいライトを求めてハロゲンライトをHIDに交換している人は結構いるんですが、実はハロゲン用とHID用でレンズカットが全然違うので、ポン付けすると対向車に恐ろしく迷惑が掛かります。しかし、明るいライトが好きなキチガイどもはその理屈がまったく分からないようです。ことは発光部が点光源なのか線光源なのかの違いが大きいのですが、HIDは点光源な上に拡散しますし、その光線も結構さすように強いので、マルチリフレクター灯体を通した場合、前から出た光線はロービーム/ハイビームの切り替え関係なく、丸々ハイビームとして前方に照射されます。車体メーカー純正のHIDバーナーや一部の社外品バーナーは「前方へ直接漏れる光」対策がなされていますが、大半の後付商品はまったくなされていないので、常にハイビームで走っているのも同然というわけですね。ちなみにハロゲン灯の場合はバルブ前方がちゃんと銀塗料が塗布されているのでこういうトラブルは起きません。最近youtubeで拾った動画(URL失念しましたが)では、対向車のHIDのハイビームに幻惑されて路上でトラブルで停車している車に気づかず衝突事故を起こすものがありましたが、ハロゲンと違って見事に蒸発しきっていて恐ろしさを改めて実感したのですが、こういうあたりについても危険予知活動が出来ない奴らが後付で喜ぶんだろうなって思いました。 ○夢は正社員になることがそんなにマズいのか 民主党のCMで「夢は正社員になること」というのがあってそれが批判の槍玉にあがっているようですが、私は大いに有じゃないかと思っています。批判の槍玉に挙げている人って非正規雇用、特に登録型派遣や日雇い派遣・請負の経験が皆無な人たちだと思っているのですが、そういう雇用経験があったり現在進行形だったりすると、あのCMの文句は文字通り「1つのマイルストーン」としての夢足りえる話なんです。今、30代で非正規雇用の男性の場合、私を含めてほぼ9割がたが正規雇用も結婚もすべてあきらめていると思います。政府などが行う雇用対策はすべて高齢者か20代がターゲットですし、企業が中途採用で希望する年齢層もアラサーまで。昭和50年前後で非正規になった年齢層への対策が完全に抜け落ちているのが現状です。先日、会社の関係で民主党の某県連幹部や元衆院議員で今回の選挙の選挙区候補者とお会いし話す機会も得られたのですが、民主党幹部も大臣経験者の元議員もどちらも正社員の労働組合関係者なせいか、非正規の実態は全然理解していませんでした。派遣先が派遣元に支払う単価が2000円/hrで交通費が自腹の場合、通勤費と家賃の合計が6万を超えると生活保護を貰うほうが働かずに済むのでお得だとか、派遣で企業に入ると派遣で延々社蓄してくれたほうが企業にとってはおいしすぎて正社員化する理由が薄い、という説明をしたら、元大臣氏は非常に驚いておられたのも失笑モノでした。私はその元大臣は胡散臭くて信用はしてないのですが、橋本竜太郎や小泉純一郎、竹中平蔵らがやらかした派遣法改悪をゼロベースまで戻すつもりなら支持しますし、それを公約に掲げた上で実践できないと自民党には勝てないとも話して来ました。あのCMの理論がどうたらと文句を言えるのは文句を言う側が正社員というぬるま湯に浸っているからです。年手取り200万未満で福利厚生もなく、3ヶ月ごとに首斬られ放題で、年次昇給もビタ1文たりともありえない、そういう生活をしても同じことが言えますかと問いたいです。 |
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VOL841:平成24年12月01日:熱燗の季節がやってきたので | |||
○錫半の本錫の酒器を手に入れた 熱燗がいい季節になってきましたねえ。で、以前から欲しくてちまちまと狙っていた錫半の酒器セットを手に入れました。これ、まともに新品で買うと徳利が1つ1万円、杯が2つで6000円するエラいシロモノなのですが、ちょっと年数がたった不良在庫や不用品(多くのご家庭で貰ったけど死蔵してる例が多いそう)がヤフーオークションに出てきます。欲しいと思ってから3ヶ月ほど値動きなどを確認していたのですが、徳利2つを買うにしても、杯が付いてるセットのほうが杯なしより安い傾向があるようでして、それであえて杯無しを狙ったところ、バトルにもならず送料とカード手数料コミコミで4200円ほどで入手できました。出品物の説明では新品とあったのですが、実際に届いたものは本当に新品でして、しかも錫半の刻印も本物、桐箱と中に入ってる説明書も錫半の本物でしたので、今まともに買うと3万5千円はくだらないものです。でも実は熱燗ってそんなにやったこともなく……なので、広島のやす兄ぃにtiwtterで簡単にレクチャーしてもらいました。 1.湯を沸かす(鍋) 2.火を止めてスノコか何かを敷く 3.酒器に酒を注ぎ(1合)湯の中にドボン。この際、1/3ほど湯につかるようにする。 4.あとは数分掛けて酒が60度くらいになるようにする。 だそうで。ちなみに、熱燗の燗付けは絶対にあせったら駄目で、ゆっくり燗をつけて少しずつアミノ酸を変性させるのが味噌だそう。その燗付けのランタイムが結構重要なので、そこは浸漬する湯量で調整してくれ、といわれました。アルミのペラペラのタンボを火にかけた湯にドボンなんてサイテーですね。とりあえず今は梅乃宿の紅梅で試していますが、菊姫か不老泉、白鷹、黒松剣菱あたりを手に入れて試してみようと思っています。で、あまった杯はどうするかなんだよなあ。ウチで最初は御銚子+杯で、なんて正式な飲み方をするようなことはありませんし。 ○TT250R Raid、エンジン沈黙す 土曜日。バイク屋で廃棄物として出たヤマハ純正のナックルガードを取り付けていい気持ちでフィルムの引き上げに向かっていたら、なんとなんと!交差点で止まろうとして突然エンストするという憂き目に遭いました。バルブ周辺だったらヤだなぁ、でもセルは回るし圧縮もそれなりにあるし、うーんどういう原因だろうと思いつつとりあえずバイク屋にヘルプ。引き上げてもらってとりあえず以前から怪しかった場所を解体してみたところ、予想通りスターターのワンウェイクラッチがスターターギアにかみこんで固着していました。どうもそのままずっと走っていた形跡があるようで、巡航状態でチェーンがばたつくのもバックラッシュでセルモーターのギアを叩いていて、エンジン回転数とつりあわなくてバタついていたようです。エンジンが止まったり掛からなくなったりしたのもスターター周辺のトラブルが原因。もともと腰上はフルOH予定だったのですが、持つところまで走らせようといってたスタータークラッチもお亡くなりになっており、ちょっと高い修理費になりそうです。それでも直すんですけどね、買い換えるより安いしレイド自体は気に入ってるので。 ○紅葉戦線のポジ第1陣が戻ってきた 今年は一度冷えてから気温が上がったので見ごろが長く続いたのもあり、11月の3週、4週、5週と3回撮影チャンスがあります。うち、3週目の鍬山神社と4週目の京都市内の分のポジが帰ってきました。X-700が3本のマミヤC220が2本の合計5本です。今年は夏場が結構気温が低くてスカを予測していたのですが、11月頭に一気に気温が落ちたのもあり、意外と綺麗に紅葉していました。昨年は赤い木と緑の木があまりにも混在しすぎていたんですよね。少しずつflickrに爆撃していっていますが、ここ数年分をまとめて近いうちに本サイトにも出そうと思っています。あと、C220のポジにはジャンクで拾ったセコールC10.5cmF3.5の復旧上がりの試写や花灯路前の夜景テストのカットが混ざっていたのですが、レンズの状態がよい10.5cmで撮ったカットが我ながら恐ろしい写りになっていて、いやーびっくりでした。18cmF4.5のほうは試写してないのでどうなることやら。前玉に瑕がある65mmもそれなりに写っていて、むしろ解像度の高さとかに驚きを隠せないくらいでした。基本的に手持ち撮影になる紅葉や花と違って、しっかり三脚立てて撮れる夜景は手振れがなくなるのもあり、静物を撮ると恐ろしい解像度になると思いました。また、C220の交換レンズ群はビューレンズとテイクレンズのピント整合性はきっちり取れており、ざっくりとしか追い込んでいないminoltaflex3のビューレンズとテイクレンズのピント整合性もきっちり追い込まないと甘い描写にしかならんのではないか、というところで近いうちにその辺を追い込んでみようと思っています。 ○交換レンズの価格が戦力の(ry twitterで流れてくるタグのいくつかを見ていると、写真を始めて日が浅い人、特にデジタルから始めた人たちに「高級レンズほどええ描写をする」「開放F値の大きさは戦力の差」という勘違いが多いんじゃないかな、と実感することが多いです。多くの人は高いレンズを欲しがることをさしてレンズ沼とか言っているようですが、私に言わせたら「いやそれはどうかな」というところです。自分で言うのもなんですが、私が保有しているレンズで私や家族がまともに新品で購入したレンズは片手で数えるほどもありません。でもそれなりに戦果を挙げているわけだからこういい切れるのです、「レンズの価格が写真描写の戦力差にはならない」と。 私が主戦力として使用している超広角レンズは2本ともコシナ製で、20mmF3.8は新品実売9800円、19-35mmF3.5-4.5は新品実売19800円で購入しています。特に前者のレンズは購入してそのまま使っている人たちの多くが「少しでも光源が入るとゴーストが酷くて使えない」と酷評するのですが、ウチではド逆光でも使ってますし、点光源が多く入るような夜景でも使っています。まあ、そうやって使うためには当然手を加えていまして、どちらのレンズも安全に分解できる範囲のエレメントは全部分解してガラスのコバを全部マットブラックで塗ってありますし、内面反射対策が弱いところも同様に塗っています。また、20mmF3.8は全群繰り出し式なので画角があう広角用花形フードを中古屋のフードコーナーを漁りまくって探し出し、6mmほど延長加工して使っています。また、撮影面でもちゃんと工夫をしていまして、どうしても画角に太陽などが入り込みそうな場合、写す角度や向きを調整してなるべく太陽を被写体の背後に隠れるようにしたりしています。しかしながら、こういう工夫で写るようになるのはコシナのレンズの光学的設計自体は非常に優秀だからなんです。あと、超広角レンズについては構図を足し算で脳内で組み立てて使わないと駄作の量産しかしない道具なので、反射的にパシャパシャ撮ってる人はもてあます場合が多い機材でもあります。いくら高いレンズでもちゃんと計算づくで撮らないとまったく役に立ちませんぜ、というところです。 また、開放F値の話ですが、最近のレンズはそうでもないんですが、古いレンズになるとF1.4よりF1.7がとか、F1.2よりF1.4がとか、1つ落ちる開放F値のレンズのほうが素直な描写をする場合が結構あります。例えばMCロッコール58mmの場合、鷹の目ロッコールで値段が高騰するF1.2は開放〜F2.8くらいまではじゃじゃ馬でボケ足至上主義の人にはお勧めしづらいレンズです。一方、F1.4はあまりにも特徴がなさ過ぎるんですが、開放・最短から後ろボケが破綻せず綺麗にまとまるので、花撮りなどで開放を多用する人には超お勧めの1本と常々私は言っています。また、その口径のMC50mmもF1.4とF1.7で同じ関係性があったりします。確かに、MC50/1.4もMC58/1.2も「実際に多用するF5.6〜F8あたりの描写」はF1.7なんて足元にも及ばない凄い描写をするんですが、それが本当に主戦力になるかどうかは別のお話なんですよね。 |
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(C)H26 Takayuki Kazahaya | |||
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