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VOL880:平成27年08月30日:モノは大切に | |||
○三色ボールペンの替え芯 前職からなので4年近く使っているパイロットのFEED・GP3という3色ボールペンなんですが、これの黒インクだけなくなりやがりまして(青と赤は7割残ってる)、念のため調べてみたら替え芯が発売されていました。とりあえず困ったときの緑の手羽ということで梅手羽こと東急ハンズ梅田にいってみたのですが、そしたらパイロットどころか三菱鉛筆だのゼブラだのぺんてるだの、大量にいろんな種類の替え芯が売っていてびっくりしました。あまりこのレベルでボールペンの替え芯を扱ってるのって見たことがないので驚きです。で、実物を元に探してみたのですが、オリジナルの替え芯の型番はBKRF-6Fというモノだったようです。んが、店頭で色々調べていたら、芯の太さと長さが同じでペン先の細さが細いBSRF8という商材がありまして、純正品と細いのと両方買ってきてまず細文字のほうを使ってみたところ、ちゃんと使えました。いやー、現地で現物が見れるってのはこういう点でいいですね。ネット上のカタログだけでは分からない寸法情報が現物あわせで知ることが出来るんですから。今回のはたかが300円のボールペンなんですが、青と赤はたっぷりインクが残っていますのでまだまだ使えます。この時点で捨ててしまう人も多いそうですが、本当にエコだなんだというのならば、こういう細かいところも大事なんじゃないですかねえ。ちなみに昔の受託実験の現場で支給されたボールペンも結局、黒2回赤1回の替え芯交換を経て、トータル6年使いました。6年目の前職在職中に有機溶媒の影響でシェルが割れて捨てざるを得なくなり、このボールペンに交換しています。今回のは溶媒が全然掛かってないのでまだまだ長持ちしそうです。ちなみにオリジナルは0.7mmですが、今回使ったのは0.5mm。たった0.2mmの差ですが、書きやすさが全然違います。日本語には細めのほうが向いていますね。 ○まさかのSUSメッシュホースの圧漏れ TT250R Raidのフロントブレーキホースは2代前のオーナーの趣味でよく分からないステンレスメッシュホースに交換されています。EARLSのものならあのド派手な青アルマイトのバンジョーが付いていますから分かりますが、それ以外のは実際のところ、安物でも高いものでも良く分からないのが実情。でも、これまでの経験上、ちゃんとしたメーカーがちゃんとした材料を使い、ちゃんと加工したメッシュホースって耐久性は高いイメージでした。が、ウチのは1年位前から徐々にマスター側からメッシュが茶色に変色し始めまして、それに伴ってメッシュの外を覆う樹脂が割れはじめました。実はメッシュホース装備車ってこれが初所有だったのでそんなもんかと思っていたのですが、最近になってOHしたばっかりのマスターなのに握りシロが不安定なことがあったり、この間まで綺麗だったはずのバーパッドが派手に溶媒汚れが出ていたりで、「あー、この変色とひび割れはやっぱり油圧漏れか」と理解した次第です。そこでAmazonをさまよっていると、BGグッドリッジのホースを使って出している製品が5000円くらいでありましたので、ぽちっとな。届いた製品を良く見たらACTIVEの製品でした。ここのなら安心できますね〜。ブレーキホース交換ごときでは普通はコンテンツは作らないのですが、今回は元の状態が余りにも酷かったのでHTMLを立てて紹介しています。 ○いずも型DDHの2番艦の名前は「かが」 先日、磯子で進水した24DDHの艦名が「かが」と発表されました。伊勢、日向、出雲と来てたので、神話つながりで紀伊じゃね?って話も出ていたのですが、まさか旧帝国海軍の正規空母、しかも第一航空戦隊から持ってくるとは驚きでした。赤城じゃなかったのは純粋に命名規則からでしょう。ところでこの「かが」ですが、先代の加賀と比較すると、航空甲板のサイズはほぼ同等、排水量の差はほぼ装甲の厚みとそれに伴うバルジの量の差でしかないようで、外形寸法はほぼ大戦時の正規空母と同じ。大体出せる速力も公表数値で30ノットなので、実際に出せる速力も加賀より速いと考えられます。しかもエレベーターは側舷エレベーターも装備されていますので、その気になればSTOL性能のある航空機なら運用できてしまう、ということですね。いずもが就役した時も日本が空母を持ったと騒ぎ立て特定アジアですが、2番艦の名前が「かが」と元の正規空母の名前だけに、なんかアホなことを言い出しかねなくて何を言い出すか楽しみだったりもします。 ○梅小路が一時閉館することに 梅小路が京都鉄博への組織・施設変更で半年ほどお休みになりました。まあ、8月30日ラストと言われていたのですが、3月におまいりしてるのでまーいーや、という感じでリニューアルまで待つつもり。実は梅小路というとおぼおろげな記憶で展示線運転線が北側に延びてたよな、というのがあったのですが、3月の訪問でそのころの写真が展示されていまして、我ながら記憶の正しさに驚くばかりでした。思い起こせば梅小路に初めて行ったときの記憶といえば、新幹線に乗ってみたいといって、結局京都〜新大阪間の1区間だけ乗ったのでした。でも進んで新幹線に乗りたいといったのはそれだけ。あとはひたすら在来線、特に機関車牽引の列車に変な汁をたらしまくりながらハァハァしているガキでした。もちろん蒸気機関車は大好きでしたし、当時からのストレートな疑問は「これどうやって動かすんやろ」でしたので、物心付いたときから骨の髄まで鉄ヲタでした。時は下り平成になるまでその後、梅小路とは縁がありませんでした。平成になったころにミノルタンMLの撮影オフが梅小路で開催され、そこで現在で10数年来の友人となるKuma氏と出会うことになりました。なんというか色々人生の転機に絡んでるよな、って思える施設です。さてはて、リニューアルしてからの訪問でどんな転機があるのかが楽しみです。 |
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VOL879:平成27年08月24日:熱が出た話の続き | |||
○扁桃腺の続き 土日ってか日曜に本当に死にそうな目に遭った扁桃腺の話の続き。 月曜、とりあえず仕事にはいけそうな平熱に収まってたので仕事へいき、帰りに駅前にある耳鼻科に初めていってみました。今まで通っていた耳鼻科はどっちかというと副鼻腔が専門の先生だったのですが、今度の先生はどっちかというとのどと耳が得意な先生のようです。今回の症状履歴をメモ書きにして添付して渡したらソッコーで咽頭の中をかがみも使ってしっかり診察してくれまして、曰く「これ一晩で悪化するレベルちゃうで」とのこと。声帯の手前までまっかっかだったそうです。つまり、土曜朝の時点で月曜夕方レベルの炎症を起こしていたんじゃないかっていう話でした。 で、さらに土曜に盆休み明けの掛かりつけ医のところで診てもらったのですが、私の症状の流れとかとかそのちょい前の診察記録とかから考慮して、今回なぜ40度越えの熱が出たかっていう推論を先生がしました。 1.もともと8月初旬から咽頭炎はあったけど軽いから自己治癒を目指していた(先生の方針 2.盆休み前からの高温などで体調が徐々に崩れていく 3.前日土曜のツーリングでライトな熱中症気味になるとともに疲労から咽頭炎が急激に悪化し扁桃腺炎へ発展 4.寝ている間に扁桃腺が悪化して発熱し、熱中症も加わって体温コントロールが出来ずに轟沈 という感じだそうで。普通はクラビット500mg5発で治るそうなんですが、咽頭に炎症の収まったあとのクレーターみたいな火傷みたいな跡があってこれが治るまでは抗生物質が手放せないってことで、しばらくオゼックス錠をと追加が出てしまいました。あとしばらくはツーリングはだめよん、という宣告も^^;; ○女性の力で男性を撲殺できるか 大府市の駐車場の車の中で40代の女性社長が20代の若い社員を蹴り殺したという事件。蹴り飛ばして暫くして気がついたら呼吸も意識もなく死んでいたという犯人のオバハンの話から、私は当初から「急所にクリティカルヒットして肝臓か脾臓が割れたことによる出血性ショック死」と予想していたのですが、火曜日に出てきた司法解剖結果が予想通りの脾臓破裂でした。この件で私の指摘に対して月曜の段階では「女性の力で殺せるのか」「反撃できたのではないか」という意見も出ていましたが、私が両親の血みどろで警察沙汰になる夫婦喧嘩を見ていたりして思ったことは、まず反撃については言うだけならサルでも言えるということです。また、女性の力で殺せるのかという点においても、被害者が座席に座った状態(背中が固定された状態)で体重60kg超のドラム缶体型の女性が全力で足を踏み下ろした破壊力は、体重65kgの男性が攻撃したのと全く同等になります。脾臓や肝臓は当たり所が悪ければ簡単に割れますし、割れると30分程度で出血性ショックで死亡します。脾臓自体は左わき腹、肺の真下にあるんですが、ここを肋骨を折る勢いで蹴れば割れますので、その気になれば女性の力でも蹴り殺すことが可能と私は言っていました。で、この事件、どうも殺害した社中にオバハンの20台の息子もいた上にオバハンと被害者の間に金銭トラブルもあったというので、勤務態度の指導というより金を返す・返さないで揉めて息子が後ろで取り押さえてオバハンが蹴ったか、息子が殴り殺したのをオバハンが罪を被ったのか、2つに1つじゃねぇかと踏んでいます。 ○国語教育の失敗を感じる話 この間、文科省あたりが出した「女性が妊娠出産しやすい年齢の話も含めてライフスケジュールについての教育を中高生にします」という話についてなんですが、ネット上の、特に研究職で大学などに残ってPhDをやってるような女性の一部やジェンダーな方々から猛烈な怨嗟の声が出ていてびっくりしました。私は記事を読んだ時に「これから大人になる思春期の子供たちに、男女問わず子育てするための人生設計をしなさいと教えるモンだ」と理解したのですが、研究者な一部の女性は間違いなく記事の本文を読んでないんでしょうが、記事タイトルだけを見て「女性は22でガキ産んで仕事諦めろっていうとかふざけるな!!!」とキレ倒していて、なんだかなーでした。それでちゃんと論文読めてるの?書けてるの?報告書は?申請書は?って思いました。まあ、思いっきり毒舌を吐かせてもらうと、学術論文の書き方はあれは学術論文かそれに近い分野でしか通用しない独特の表現なので、本則の国語表現とは大きくかけ離れていたりするわけですが。でも、あの文意を今22歳前後の人に対して差し向けた言葉だと曲解し、その曲解に対して手厳しく指摘されたら今度はデータの中身がうんたらと違う方向からケチをつけるとか、正直お前らサイテーやなって一般の方々が思ったというのは、忘れてはならない話です。 |
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VOL878:平成27年08月17日:40.8度も熱が出た | |||
○電力は足りてるというウソ 神戸新聞の記事からです。 基本的に神戸新聞は地方紙のセオリーどおりにかなり左翼で脱原発主張も強い新聞なのですが、その新聞からしてこの論調です。この記事にあるとおり、原発が全部止まってしまった関西電力では夏も冬もロクに電力が足りていないのが実情で、多少まだ事情がマシな中部電力と中国電力から80万キロワットもの電力を融通してもらっているとあり、この融通量は当初予定より34万キロワットも大きいとか。まあ、当初予定の段階で50万キロワット足りてないという事実もこの記事に出ているわけで、過不足で言うと正直なところ「致命的に足りていない」のが実情なんですね。天然ガスを使ったガスタービン運転とその廃熱を利用するコンバイドサイクルの最新型発電機を姫路に設置したはいいものの、ぶっ壊れまくってまともに動かないというのが理由の1つにはあるのですが、関西電力に関して言うと「原発を主力に据えないとダメな状況」を公害訴訟で強いられたという背景もあったりします。 我々団塊ジュニア世代は尼崎大気汚染公害世代の一番末尾にぶら下がっています。今生きていれば30代前半くらいの子たちの中にも、私の幼馴染も含めて大気汚染による気管支喘息で幼くして命を失った奴らがいます。私らが子供の時代、真夏になると毎日のように光化学スモッグ警報の黒い旗が出ていました。黒い旗というのは「命に関わるから外出するな」というレベルの警報です。私の居住地域はたった4kmの海岸線の中には、全出力を合算すると関西電力管内の全発電量の3割近くをまかなえる発電所が建っていました。全部で4つだったかな。それに付け加えて住友金属と神戸製鋼、日新製鋼、関西熱化学、旭硝子、クボタと大工場が林立しており、こいつらも自家発だの高炉だの転炉だのコークス炉だのと、排ガス発生源だらけ。で、千人単位で排ガスによる気管支喘息で死ぬ人が出てきてしまい、公害訴訟では企業が当然全敗しています。その結果、関西電力は私の地元市内や隣接市の市街地のド真ん中の火発6箇所を閉鎖するかわりに、大飯、高浜、小浜、敦賀という原発を建てました。結果、夏になるとピンク色をしていた空は青くなり、大気汚染由来の小児喘息患者も激減して今に至ります。こういう背景があるので関電は他の電力会社より大幅に原発依存率が高いのですが、それを止めてしまってるので、あとは察してくれということです。ソーラーでピークカットがどうのとか言う人たちもいますが、少なくとも関電管内では原発がなければ本当にどうにもならないってことなんですよ。 ○扁桃腺で死にかけた話 土曜日、父方、母方の先祖参りで泉南、和歌山と回るツーリングにMT-09で行ってきました。いやー、往路は海風が涼しくて快適だったのですが、日中は35度前後の猛暑でもあり、行く先々で部屋に招きいれられてはエアコンをいれられーのしているうちに、寒暖差もあって元々具合の良くなかった扁桃腺が一気に炎症を起こしてしまったようです。でまあ、違和感を感じつつ帰宅後に就寝したわけですが……。夜半過ぎ、窓を開けていて寒いくらいの風が通り抜けているにも関わらずあまりの熱さに目が覚めたのですが、全身に力が入らず寝返りも打てない状況でした。暫く熱さに呻いているとようやく起き上がれたのですがまともに立てません。その状況下で親父の様子を見ると睡眠剤で爆睡中でした。でまあ、体温を測ると40.8度と前代未聞の数値でして、とりあえず汗だくのシャツを着替え、休日夜間センターに電話しながら外に出てタクシーを拾い、気がついたら休日夜間センターで点滴を受けていました。センターではこのまま意識が戻らなければ二次救急に引き継ごうかという状態だったそうです。 結局、載せてってくれたタクシーが往復ざっくり価格でテキトーな費用で(多分あれメーター回してない)運んでくれて、自宅2Fまで担いで上がってくれるというオマケまでしてくれて恐ろしく助かりましたが、午前4時半ごろ帰宅して気絶して次に目が覚めたのが9時ごろ。そのころでまだ39.5度ありました。結局、掛かりつけの耳鼻科が頓服代わりに出してくれていたオゼックス錠とロキソニンでその日の午後には38度に、夜には37度に、翌朝には平熱まで戻すことが出来たのですが、「熱くてたまらなくて発熱も酷く体が動かない」という状況にかなり死を覚悟しました。老人の熱中症の死亡ってちょっとした風邪から発熱してそこに熱中症が加わって睡眠中に死んでるんじゃないかなあ。とりあえず月曜にフツーに耳鼻科に診てもらうようにと言われて追い返されてるので、盆休みで休業中の掛かりつけとは違う耳鼻科に行ってこようと思います。 |
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VOL877:平成27年08月10日:気体の状態方程式 | |||
○部屋を探してみた話 父との親子喧嘩が時々ありまして、最終的にこっちの経済力の足元を見て無理なのを分かっていて「出て行け」とすぐ言うわけですよ。こっちとしては居住権とかいう話は言いたくないので言いませんけど、さすがに毎回ですし、父が体力的につらい理由は100%父の自爆(やらなくていい工数を自分の趣味と実益を兼ねた作業を毎日やって発生させているため)が原因ですので、今回はきっちりと「いちいち人の足元見たこというなよ」と思いっきり言い返してやりましたが。あと、「仕事はいくらでもある」「俺は毎日している」はブラック上司の典型的な発言で労務管理も進捗管理も一切してない証拠だと思いっきり指弾したら黙っていましたが。 さてはて、そんな背景もあり、しかもこちらの要件としては「バイクが最低1台、出来れば2機収納できる」「家賃は安め」という条件で探してみたところ、普通に普通のアパートを探すより物件の数は大幅に少ないのですが、価格帯も笑っちゃうくらい安値で結構出てきました。酷い例だと2階建ての家1軒まるごと(3LDK)に納屋までついて6.5万だとか、家自体はそんなに広くないけど元店舗なので1Fに8畳ほどの土間があり、かつ屋上がテラスになってて6万とか、6万前後で結構出てくるんです。で、実際にいくつかの物件を不動産会社に何食わぬ顔をして訪れて内覧させてもらったりしたのですが、うちの借家ほど綺麗にしてる借家や貸家なんて1つもありませんでした。やっぱりウチは工数掛けすぎなんですよ。あと、これは不動産業者とも話していて出た話ですが、程度に拘らないならオモテに出てこない物件も結構あって、オーナーも相手がよければ安く貸してあげるってのもあるそう。で、そんなこんなで部屋探しをしていたわけですが、その辺の話が母親の耳に入ってしまいましてですね。でまあ、地の果てでもアンタにしがみついて行くとかホラー映画よりも恐ろしいことを言われまして、正直なところ親父の暴言を腹に収めて同居を続けるべきか悩んでいます。なんせ家から出たいの理由は父親よりもむしろ母親の呪縛が原因ですし。というか頼むからテメーらの喧嘩はテメーらでケツ拭いてくれよ。 ○インジェクションと気温 バイク屋のクラブの月例で鈴鹿スカイラインにツーリングに行きました。いやー暑いを通り越して熱いの一言なんですが、鈴鹿スカイラインを楽しく攻めまくっているとタイヤが酷いことになっていました。特にリアが酷いですね。この純正装着タイヤ、グリップ感が非常に薄いくせにグリップして、そして滑り出しの感覚が非常に薄いのでどこまで信用していいかもわからないという酷いタイヤでして。そして冷えてる間はカチカチなくせに熱がかかるとデロッデロになるという。結果、どれほど溶けたかというのはこちら。 で、往路は市街地走行も結構あったので燃費はあまり期待していなかったのですが、それでもリッター20.6qでした。峠はともかく巡航しているとリッター30q弱はずっと刺していてこれですから、市街地や渋滞、峠での燃費の悪さがどれほどのものかってことですね。鈴鹿スカイラインを超えた後は菰野で食事をし、帰りは八風海道経由で滋賀に戻り、さらに日野で給油したらまた鈴鹿峠の3割ほど登り、最後は油日から柘植を経由して名阪で帰りました。名阪国道はずっと36度前後の気温でマジで死ねそうだったのですが、予想通りというか、気温が高いとパワーはおちるけど燃費は恐ろしく伸びます。というのも理想気体の方程式通りだと高い温度の気体は分子量が少なくなりますので、その分必要とする燃料も少なくて済むからです。しかし、圧縮効果が減るのでパワーダウンするんです。結果的にリッター26.5qと燃費のバッケンレコードを記録しました。そういやTDM900でリッター30qを記録したのもクソ暑いさなかだったことを考えると、やっぱこの時期は燃費はいいんだなぁ、っていう結論でした。 ちなみに理想気体の話ですが、ボイルシャルルの法則PV=nRTを元に計算した場合、気温36度と気温20度だと1Lあたりの空気に含まれる分子の量は6%変わります。20度を100%とすると36度だと94%になります。キャブ車はともかくとして、インジェクション車は吸気温度と排気温度、排ガス中のCO量などをセンサーで検知してガソリンの噴射量を決定していますので、吸気温度が上がればその分ガソリンの量も減らして噴射します。実際、今回と似たような走行条件で走った5月の燃費データより数%燃費が伸びていますので、その辺のデータが裏付けられているなーという感じです。ちゃんと高校の授業を覚えていればそのままこういう計算に持ち込めるという話でした。 ○ingressの話の続き ingressを引退してしばらく。友人kazz君から最近上がってきたスゲー話がありまして。AG活動をしていると彼の地元の青AGがkazz君を緑AGと判断してツカツカとやってきて、初対面にも関わらず「この辺の青ファームを焼いたら必ずそっちのファームを焼き返すから覚えておけ」と脅迫されたそうです。ingressガチ勢はそんなん一部だとかなんとかいったり、地域のコミュニティ活動でうんたらとかきれいごとを色々並べていますが、その同じ口で「言い方に可愛げがあれば助けてやる」と言ったりするので正直なところ、その手のガチ勢の活動なんてただの学級会同然ちゃうんっていう疑いの目で今は見ています。実際俺もそういう欠席裁判をHOでやられたのがingressを辞めた最大の理由ですし。それはさておき、ingressってゲーム、裾野が広がりすぎて、リアルとゲームの切り分けが出来ない痛い子がどんどん増えているようです。私も青AGに尾行盗撮個人情報の穿り返しと散々酷い目に遭わされましたが、青と緑でいうとそういう醜聞が青AG関連が殆どなあたり、青AGに問題ありと思っていたりもします。私は半年ほどで見切りをつけて辞めてしまって本当によかったと思っていますが、これからingressを始める人は、ガチ勢のいう耳に聞こえのいい話だけではなくて実生活に不本意な影響が出ることもある、というのは留意していた方がいいと思います。 |
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VOL876:平成27年08月03日:アブラゼミ | |||
○久々にアブラゼミを見た話 私の家の近所では日の出〜昼前と15時過ぎから鳴いているせみというと、ほとんど全部クマゼミになってしまいました。あのミンミンゼミの鳴く速さをやたら速くした煩い鳴き声は暑苦しさを加速します。で、先日昼間に寝具カバーを洗濯していたら足元でセミファイナル(笑)状態のセミが転がっているのでなんじゃらほいってみてみると、なんとも最近見なくなったアブラゼミでした。アブラゼミって他のセミと違って翅の色が前後とも褐色で不透明なので他のセミと明確に区別が付くんですよねー。会社の近辺なんかでは未だに昼間はアブラゼミばっかり鳴いていますので、自宅近辺でみるアブラゼミは本当にレアになりました。でもまともな鳴き声は聞けないんですけどね。セミの種類と言えば関東では都市部でも時々耳にするミンミンゼミですが、関西エリアでは都市部では全く聞くことがなくなりました。山間部や山すその市街地ではまれに聞くことがありますが、私の住んでいるような瀬戸内気候の平野の都市部では本当に見かけなくなりました。って子供のころでも既にミンミンゼミはうちの近所ではほとんどいませんでしたがね。 ○調布でパイパー・マリブが落ちた話の続き 1週間経って色々と出てきましたが、どう考えても人為的ミスとしかいえない話になってきましたね。ただ、そこそこ飛びなれているパイロットがそんな単純ミスをするかって話にも繋がるのですが、問題点は離陸重量スレッスレだったことです。一般人の多くは「制限以内やったんちゃうん?そんなんでアウトなら数字を書き換えろ」みたいな話をしていますが、あの離陸重量というのは適正な重量バランスで搭乗し、気温は一般的に常温といわれる20〜25℃くらいで、という条件が付きます。例えばパイ・コパイ2名+バランスよく積んだ荷物+冬場の極低温という条件だったら総重量2tを越えてても飛びます。しかし、今回のように大の大人が6人も搭乗し、気温も高かった場合、離陸重量は100kgくらいは軽いほうに動くと考えられますので1850kgの重量だとギリギリアウト。しかも、通常の飛行なら往復2時間なので3時間分も積んでいれば非常時の予備燃料も捻出できるはずですが、なぜか5時間分も燃料を積み込んでいたという不思議。それらが重なって800mの滑走でV1には達したけどV2まで加速しきれず、そのまま浮かせた挙句に落ちちゃったというようですね。もし燃料が3時間分なら1700kg弱になっているので、もっとまともに飛んだはずです。一方で動画を見る限りはエンジン音にもバラつきがありましたので、エンジン自体にも問題がなかったわけでもなさそうですが、重量にせよエンジン不調にせよどう考えても人為的ミスとしか言いようがない事故になってきました。 さてはて、ここで問題なのは、なぜベテラン機長がこんな無茶をしなきゃならなかったか、です。命に関わるので、まっとうなパイロットは普通の遊覧飛行で普通に飛べばいい場合にこんなスレスレのことはしません。可能性として私が思っているのは、どっか逆らえない天の声で「どうしても調布から3時間くらい飛んで欲しい事情」を押し付けられた挙句に無理やりやらされたんじゃねぇのってことですね。えーと、機体オーナーはたしかセレブ相手に飛行機や船や高級外車や別荘貸してる会社でしたっけ?家宅捜索されたのも死亡した機長の会社、その会社を実質操ってたと思われる機体を管理整備していた会社とあと1社。この1社、名前すら報道に挙がらない時点で色々と胡散臭さ炸裂ですが、どう考えても保有会社のベル・ハンド・クラブとしか考えられませんので、この辺がの関係者が真っ黒に思えて仕方がありませんね。 ○ユニクロが売れなくなったらしい 現代ビジネスの記事からです。 ユニクロの売り上げが急降下しているという記事です。今年に入って日本国内での売れ行きは大失速しているそうです。まあ、海外展開の主を占める中国では相変わらず好調らしいので、全体としては大打撃というほどでもないらしいのですが、それでも日本国内では右肩上がりが右肩下がりに急降下する急転直下だそうです。この記事では「生地はそこそこで縫製も良いが背伸びして買う商品ではない」「材料費と人件費の値上がりで値上げ傾向なのが拍車を掛けた」とあります。んが、個人的にはそれだけではないと思うんですよ。例えば私がそうですが、ここ数年のユニクロは商品のサイズ構成と実サイズをかなり変えてきていまして、今売られているXLのシャツ類は全て10年前のLとXLの中間サイズです。また、これは小柄な女性に聞いた話ですが、XSサイズもSとXSの間になっているそうで。服のサイズは販売仕様地で最も一般的なサイズをMとし、それに少しデカイのをL、少し小さいのをSとして、この3サイズを主としてまわします。10年くらい前まではユクニロがしっかり支持されていた理由の1つに幅広い実サイズ構成があったと思います。しかし、2010年代に入るころには一時期ジーンズのウェストサイズが90前後以上を売らなくなりましたし、前述のサイズ変更もありました。その辺でまずそっぽを向いたのが我々「規格外サイズ」の人間だったと思います。そこにきて価格が上昇したりして今に至ってるんじゃないですかねー。私は今はユニクロの商品は企業コラボTシャツ以外買いません。シャツ類やジーンズなど基本の衣類はほぼL.L.Beanで、場合によっては本国サイズを選んでいます。価格と商品内容とサイズが自分の価値観に見合うからなんです。ユニクロが失速したのはユニクロに対する価値が、ユニクロ側が思うモノとユーザー側が思うモノで乖離しているからじゃないですかね。 ○鈴鹿8耐 今年の鈴鹿8耐は結構波乱のレース展開だったようですね。というのも、自室のTVにはBSがついてないのでBS12で見ることが出来ないんです。でまあ、TLなどから流れてくる情報をチマチマ追いかけていたのですが、3連覇が掛かったハルクプロがケーシー・ストーナーがヘアピン手前の変なうねりを拾って(あそこあるんですよね、変なのが)コントロールアウトで大転倒したり、路面温度が60度を超えたあたりでスプーンでハイサイドからの大破があったり。で、そんな中でも異様なまでに恐ろしく安定した走りを見せていたのが、今年新型に切り替わったYZF-R1Mでした。春先に出てきたマルホランドの動画からもそのエゲツなさは見て取れていたのですが、公式プラクティスの動画でもS字〜逆バンクの安定性が抜群でしたし。ヤマハは今年創立60周年で思いっきり気合入れてGPライダーまで連れてきている状況で、しかもあの電子制御満載のR1Mですから、当然ずば抜けてペースが速かったのもあります。それに釣られたCBR勢が足回りがついてこなくて相次いで転倒した、という風な具合でした。なお、優勝はヤマハ。750cc時代以来19年ぶりの優勝だそうで、60周年の年に優勝ももぎ取れて感慨深いんじゃないかと思いました。しかし・・・・・・YZF-R1Mはガチで化け物だな^^;; |
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VOL875:平成27年07月27日:飛行機が落ちた日 | |||
○ingressを卒業した 先日、ingressのアカウント削除申請をしました。辞めるにいたる理由はいくつかあったのですが、重い順番でいうと1.青勢の一部AGが緑勢の有力AGに対して盗撮・ストーキング・個人情報の詮索と不特定多数へのばら撒き(個人情報保護法違反)を行っており、その被害に自分もあったこと。2.その被害に関連した「地域の上のほうのAG」を自称する緑勢のモノの言い草が大上段に構えた言い方で気に食わなかったこと。3.既に単なる作業ゲーと化してて惰性で続けていたこと。ですね。元々3.があり、1.が発生し、2.を見て決断したという流れです。他にも細かい点はあるんですが、大きく分けてこの3つ。この辺が色々と重なりあって、まあ結果的に惰性になってたのもありいい機会なので、すっぱり辞めちまいました。まぁ、おかげでメダルうんたらで色々悩むこともなくなったし、帰宅時に色々他の行動も出来るようになったので、よかったかなーって感じです。そうそう、携帯の電池が恐ろしくよく持つようになったのは当然のことですね。 ○Mamiya C330がやってきた フォロワーさんのところで不用品となったMamiya C330とSekor DS105mmF3.5がやってきました。ほかにC3とSekor13.5pもやってきたのですが、C3はともかく13.5pは完全にお亡くなりになっていたので、ただの部品どりです。で、C330ですが、ざっとチェックしたところモルトの打ち替えだけで使えそうなので、とりあえずモルトの打ち替えを実施しました。実際にいつものSekor C10.5cmF3.5を付けて重量を比べてみたところ、やはり若干C220より重い感じです。C220とC330で違う点と言えば、まず巻き上げとチャージがいっしょくたに行われることですね。その分機構が複雑で修理するのも嫌なんですが。あと、ちゃんと焦点距離を設定しておけば、ビューレンズってかファインダ側にパララックスと露出補正値が表示される機構が付いています。基本的に普通に撮っている分には特に必要がない機能ではありますが、私みたいに花撮りにこいつを持ち出す酔狂だと、現地で接写するのに「えーと、何倍だっけ」ってのが減るわけですよ。実際には外で実用するにはC220のほうが実用的かなーとも思っていますが、C220が色々と不調なので、さてはて。 ○軽飛行機が調布で落ちた件 日曜の昼過ぎにgdgdとネット見てると調布で「セスナが」落ちたという報道が上がってきました。で、たぶんセスナ()で実際は軽飛行機なんだろうなあって思ってみてみると、やっぱり軽飛行機。ただし落ち方がハンパなくて、民家に突き刺さって3軒全焼させていました。ちなみに報道直後はセスナ機という言い方でしたが、私やほかの数名がソッコーで「落ちたJA4060はセスナじゃなくてパイパーやし」というツッコミを入れてRT数が凄い数になったとたんに、どの報道も軽飛行機だの小型飛行機だのに書き換えていました。ま、そらそうですよねえ、セスナ・エアクラフトにとってはいい風評被害ですし。 実はこの件ですが、私としては他人事ではありません。というのも、私の家はおもいっきり伊丹空港の離着陸航路のエリアにあるんです。RW14から入るときなんて、ギアダウン・フラップダウンで低速で低高度をフラフラと飛ぶ航路のモロに真下でして、過去に何度もその状態でシア食らったりして見てる目の前で機体1機分くらい高度を落としてる便とか見ています。たぶん、900〜1000ftくらいの高度で200knt未満で飛んでいるはずなので、当然エンジントラブルがあれば落ちる確率が高いんですよ。また、RW32からの離陸の場合はそれほどでもないのですが、離陸して2回目の左旋回をする空域の真下です。まあ、といっても正直なところ、地上にいて航空機事故に巻き込まれる確率は宝くじの1等前後賞を獲得するのとほぼ同じっちゃー同じなんですがね。でも航路に近いってことはこういうことも起こり得るんだっていうことでした。そうそう、この機体ですが、離陸直後落ちるまでの映像がyoutubeに上がっています。そのエンジン音を聞く限り、パイパーPA-46の通常のエンジン音とはちょっと違うんですよ。水平対向ではなく星形っぽい音がしているので、ありゃ1気筒死んで出力が上げられないまま直進できない航路に差し掛かったんだな……という感じでした。 |
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VOL874:平成27年07月20日:さようならE8500マシン | |||
○腰痛の「新原因」ねぇ…… 火曜日の夜にやっていたビートたけしの健康番組で腰痛の新原因って取り上げられていた話があったのですが、実はこれ、新原因でもなんでもなくて、ボディトレーニング関係者の間では昔から言われていた超メジャーな腰痛原因の1つでした。なんかそれっぽい名前を付けて色々言っていましたがねえ。実際、私自身の経験談としてですが、YZF1000RからTDM900へ乗り換えるころまでは定期的な腰痛に結構悩まされていました。しかし、そのころに一念発起してジム通いを復活し、減量しってしてる中で取り組んだ1つが腰下のトータルストレッチでした。もちろん目的は腰痛予防です。これがざっくり7年前ですので、7年前の時点で定番のネタとして、整形外科医は「腰痛に悩みたくなければ前屈で手のひらべったりを維持しろ」と言っていた訳です。実際、私も前屈で手のひらべったりどころかひじが曲がるくらいまでになって以後、ぎっくり腰すら経験したことがありません。テレビ番組って本当につくづく恣意的でいい加減なもんだなって思いました。 ○台風とコロッケの因果性 台風がやってきました。銀英伝的に言うと「直撃、来ます!」ってくらい近かったはずですが、上陸直後〜1時間くらいだけ暴風圏の端っこをかすって、あとは一気に台風がショボくなって熱低になったいました。で、この件でもそうだったのですが、ネット上ではなぜか毎回大きな台風のたびにコロッケを買いにいくという謎のネタが出てきます。子供のころは台風が来る=下水のマンホールが噴水になるエリアだった私の居住地域の関係上、台風が来たときにコロッケのような調理済みの揚げ物で日持ちもしないようなモノを買うようなことはあまりありませんでした。インスタント食品の備蓄増加、コメを多めに炊いて小分けにして冷凍、煮〆やバラ寿司・巻き寿司などを作っての作り置きなど、多少ライフラインが止まり外出もままならなくなってもそれなりに食える準備がメインでした。でまあ、色々元ネタを調べていると、15年近く前の2chに書き込まれた16個買ってきて既に3つ食ったという発言が発端だとか。まあ、台風が命に関わらない地域の幸せな人の発想なんだろうなあって思いましたし、それに乗っちゃう若い世代ってのは市街地でも台風が本当にヤバかった時代を知らないんだろうな、とも思いました。私の地元でもこの30年で大幅に進化しまして、多少の台風が直撃した程度では用水路の氾濫もなければ停電もなく、暴風が怖い程度になりましたし。 ○サブマシンを組み替えた話 サブマシンを不本意ながら組み替えることになりました。 元々の予定ではCF-T7に突っ込んでいたKngstonの300Vの120GBを流用し、XPで動いていた旧メインPCをWindows7に入れ替える予定でした。でまあ、SSDを繋いでOSのDVD突っ込んでインストーラーを走らせたらなんと!STOPエラーで停まってしまいました。64bitでダメだったので32bitでも試したんですが、やっぱりダメ。何度かやったりSATAケーブルを交換してもダメですので、結局マザーボード不良だろうという判断になりました。まあ、MizneyPが使っていた時代から8年も稼働したマシンですから、仕方がないっちゃー仕方がないです。で、今回用意したのはASUSのP8H67-MLEというマザーのCore i3-2100に4GBメモリ2枚。SSDやHDDは以前から組み替え目的で用意していたモノを使いました。H67-MLE特有の癖とSATAケーブルの不良で色々と悩ましい事態にはなりましたが、最終的には予定通り余っていたSSD(CF-T7はHDDに戻してオリジナルのXpでリカバリして友人に出荷済みなのです)にWindows7をインストールしてなんとか終了。現状ではHDDの組み替えとフォルダの整理、共有関係の再設定、動画再生環境と動画編集環境の再構築をした程度です。最近色々とヘロヘロで環境を組み立ててウンタラという気力が足りなくてねえ。今後、最終的にはほぼメインマシンと同等の作業環境を用意する予定です。 ちなみに今回はCPUクーラーも旧メインマシンについていた低速ファンの静粛タイプをそのまま使っています。なんせLGA775とLGA115x兼用のモノでしたので。メインマシンにも同じようにLGA775とLGA115x兼用の静粛タイプを使っていますが、こちらはヒートスプレッダから直接ヒートパイプと巨大な放熱フィンがついている奴なのですが、サブ機のはヒートパイプでぐるっと回して放熱コアがついてるタイプ。確かに恐ろしく静かですが、i5-2600なメインマシンと比べると無負荷時でもコア温度が5度ほど高いのがずっと気になっています。ファンが回っても恐ろしく静かなのは助かっていますけど冷却が追いついているのかが一番心配なわけで。あと、メインマシンのfirefoxがおかしいのは多分Flash関係だろうなあと疑っています。というのも、サブ機はメイン機のFirefoxのプロファイルをごっそりコピーしましたが、Flashなしで運用しているとyoutubeは普通に見れるんです。だもんで、一度flashそのものを疑ってみようと思っています。 |
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第873号:2015年07月13日:意外とウソが多い報道の話 | |||
○グラブとグリップの話 二輪車の話なんですが、実は結構大事な話しです。 私はグラブの操作性とグリップの太さというのは他の人より恐ろしくストライクゾーンが狭い人です。古くは自転車選手時代にまでさかのぼるのですが、あのころでもMTBで使うグリップには結構こだわりがあって、自転車用グラブが手のひら側にクッションが入っている関係上、かなり細いグリップを選びに選び抜いて使っていました。太いグリップの操作性と握りの悪さが気に入らなかったんですよネー。MTB時代と並行して乗り始めたDT200WRでも同じで、二輪用グラブで握ったときにMTB用グラブ+グリップと同じ握り心地になるグリップを捜し求めた結果、ヤマハのYZ250/125用純正グリップに落ち着きました。宿野輪天堂のOGYANのお下がりでXTZ750を譲り受けたときもあの純正グリップの太さが我慢できず、まっさきに交換したのがグリップでした。2chのtracerスレでは「がち攻めするわけじゃないからそこは気にならんだろう」という突っ込みもあったのですが、残念ながらここは私にとっては譲れない場所の1つです。ちなみに手は小さいわけではなくむしろデカいほうで、今使ってるダートパウはXLですし、明らかに手は大きいです。しかし、太いと握りこみが浅いのがストレスフルで、細すぎるとしっかり握れなくてストレスフル。ヤマハのロードバイクの純正グリップが今のところ太さの上限くらいなのです。tracerの純正グリップヒーターも握りましたが、やっぱり「これ太いなー」という感覚しかなく、ダメでした。まあ私はグリップヒーターがなくても大丈夫なんで問題ありませんが。 ○MT-09 tracerの足回りセッティング変更 以前から何度も「ブレーキングでABSが頻繁に動作する」という話はここで書いたり、twitterで呟いたりはしているんですが、この件で店長と相談した結果、フロントのスプリングも少し締めてみようという方向性になりました。とりあえずですが、締め方向に1回転(1/2目盛り分)締めこんでまず近所の某テストコース(土手道ともいうw)の切り返しで試したらブレーキングでフロントが暴れなくていい塩梅でした。そして週末。15時過ぎからだけ時間が取れたので、いつもの西側の裏山(謎)ではなく、北側の裏山(謎)の峠に持ち込んでみました。結果、3速中心で切り込んでいくコーナリングの感覚が戻ってきたというか、フロントからどーんと突っ込んだあとの変なゆり戻しがなくなり、シート位置を標準に戻したこともあいまって結構いい勢いで旋回できるようになりました。どれくらい変わったかというと……ほとんどのコーナーでがりがりバンクセンサー擦ってしまうレベルです。もそっと追い込んだセッティングが可能とはおもうのですが、これ以上やっちゃうと色々とマズそうなので、この程度にしておこうと思います。 ○ギリシアの労働時間の話 日刊現代が珍しく超まじめな話をちゃんと取材して書いている良記事です。 他のテレビ局もちゃんと見習えよこの取材姿勢って思うくらい短いながらちゃんと調べている記事です。こういうのが新聞報道の本質だと思います。 で、本題。ギリシア人は楽天的ではあるが勤勉で労働時間が長いという調査結果に対して、色々な資料を当たった上で手短にかつ簡潔にまとめられています。ギリシア人が怠惰であるというイメージは主としてドイツ人によるステロタイプな報道の結果であり、その背景には優遇されて人数の多かった公務員の中に怠惰な奴らがいて、それらを針小棒大にテンプレート的に叩き記事として仕立て上げていたから、海外に定着してしまったとか。また、こんだけ経済が大変なのにギリシア人は未だにヨットで遊んでいるという映像も叩きのテンプレとして使われる画像ですが、これもまたドイツ人の所有物がほとんどだそう。ギリシア人の言うことを鵜呑みにしたわけではないという証拠にはちゃんとBBCやフランス2などが多面的に検証した番組の結果も引用しています。でもねー、この話、他国のかわいそうな話とは笑ってはいられないんですよ。 コメント欄をみたら脳みそが沸いてるクズの集会場と化しているのが良く分かるんですが、そういう記事に対するコメントですら「シエスタは労働時間じゃないぞ」とかそういう状態。この記事でも指摘している通り、日本のワーキングプア同様に2つ3つの仕事を掛け持ちしている庶民が大半を占めているおり、そのおかげで労働時間が世界2位の長さになっているんですが、それでも出てくる言葉が「昼間遊んでるんちゃうん」なんです。彼らは彼らでそれなりに庶民はちゃんと働いているのですが、温暖な地域のおかげで「まーでもなんとかなるやろ」のノリですし、さらにかなり酷い偏向報道もありまして、寒い地域特有の堅物連中からしたら「ふざけんなボケ!」となっているようです。そして日本のマスコミはこの辺をミリミリ報道すると色々と分が悪いのか、なぜかこういう背景は一切報道しません。分かりやすくニュースを解説してるフリしてる元NHKのオッサンも本来ここを説明する必要があるのに一切説明しませんから酷いモンです。 私が結構危惧しているのはこの流れが決して他山の石、対岸の火事ではないということです。日本国内における「正規雇用で安泰な奴らvs激安雇用でワーキングプアの対立の縮図」そのままでもあるからですよ。給与が下がったなんだとは言われますが、1つの実例を挙げますと、三菱電機塚口事業所の40前後の某高卒正社員は年俸500万、1回のボーナス支給で受け取る手取りが60万もある割には「お金がない」と言っています。でも、とある西宮の食品材料メーカーの場合、大卒者でそこそこ高いスキルの技能を求められる技術者の中途採用での提示内容が交通費、住宅手当、勤務地手当そのた全部ひっくるめた月俸が17万で、ボーナスがないとたったの205万円しか年俸が得られません。団塊の世代などはわが子がそういう状況に置かれていたとしても、自分たちの世代では1つの会社で働けば働くほど給与も伸びていい暮らしが出来、正社員であれば40台なら年俸500〜600万は普通だと思っています。しかし、現実はそういう人はごく一部でしかなく、今の30代40代の大半が年俸360万未満であるという統計データも見ていません。ある程度の経験を積んだ年代でもこれですから、まだ経験の浅い20代30代だと同年代の派遣労働者や非正規雇用者がダブルワークをした挙句に悪循環に陥る様とかが理解できず、負け犬乙とか無能は氏ねとか結構酷い暴言を吐いていたりします。地方出身で高卒に大企業に入社してミニマムな世界しか知らずにいると、社会人20年目で年俸500万でもも世間を全く知りませんから。 |
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第872号:2015年07月06日:ま、なるようにはなった | |||
会社で色々あったんだけど、正社員・派遣社員という枠を超えて公平にモノをみて判断してくれた上司に感謝(圧勝に終わった 因みに例の残念女子が最近掛けてた電話でわが耳を疑うスゲーのがありまして。相手は装置メーカーなんですが、発注部品について先方のAさんが電話してきたときに残念女子が不在で折り返し電話をくださいという伝言でした。で、残念女子が装置メーカーに電話を掛けたら今度はAさんが不在だったのですが、そのときに折り返し電話を依頼する言い方が「そっちが折り返し電話して欲しいというから掛けてるんだからちゃんと掛けなおしてくれ」という具合で、そばで聞いてて「うわー、これでも正社員やってけんのかよ。新卒入社スゲー!」とかびっくりしました。これ、通常の神経の人なら電話を受けてたら普通にキレますよ。いやしかし……これはどう考えても本人の資質としか言いようがない話だなぁって思いました。安くて首切り自由の立場の非正規雇用労働者からあきれられる正規雇用者って、正直どうなんっていう話ですね。 ○HBの鉛筆が衰退しているという話 少し前のtwitterで流れてきた話なんですが、最近は鉛筆はHBではなく2Bが主流になっているってことでした。記事の中でも指摘があった話ですが、最近の子供は鉛筆などで字を書くときもクソ筆圧でガシガシではなく、筆圧をかけずにさらーっと書く子が多いんだとか。そこで、さらっと書いてもしっかり黒く文字が書ける2Bが主流になりつつあるんですと。で、思い起こすと、私のころは確かに鉛筆といえばHBが主流でした。私はHBは硬くていや、2Bは文字が太くなりすぎて嫌だったので、小学校時代に使っていた鉛筆はずっとBでしたけどね。で、鉛筆と筆圧の話なんですが、日本語の場合は確かにちゃんと握って筆圧をコントロールできる人が書くとHBが書きやすいんですよ。普通にBや2Bで筆記すると太いしやわらかいしでちょっと丸くなってくるとすぐにだーっと線が太くなる感じです。あと、記事でもあったのですが、学校によってはいま20代半ばの人たちの世代を中心に鉛筆は2Bを使えと指定されていたそうです。我々のころはそんな指定はありませんでしたし、法令や施行細則でもそういう規則はありませんので、学校の教師の「小さな親切余計なお世話」「画一化による管理教育の簡便化」の一環じゃねぇの、と穿った見方をしてたりもします。 で、現在の私ですが、相変わらずシャーペンの芯ではBを愛用しています芯。というのも使っているシャーペンがぺんてる社のGRAPH1000のPG1003という、その手のスジの人には超定番な製図用シャーペンの0.3mm仕様です。0.5mm芯で使っているシャーペンも実はGRAPH1000のPG1005だったりするんですが、GRAPH1000シリーズのあの細さは鉛筆感覚で書きやすいんですよ。このシャーペンの芯ですが、実は最近は0.3mmのBって結構分かってる店でない限り在庫をしていなかったりします。HBと違ってBは折れやすいので筆圧が高い人には使えませんし、折れやすさを嫌う人が0.3mmのBを敬遠する傾向があるからです。でも私は、0.3mmのHBの芯の特性上元々線が細いので色が薄くなりがちなうえ、筆圧をかけて書くと芯が紙を刻むように書くことになり、後から消すときも結構大変なのが嫌だったりします。そういう理由からシャーペンは今はメインの0.3mmもサブの0.5mmもBを使っています。筆圧低めで文字を書く子が大人になっていく過程で0.3mmのシャーペンが復権するかもしれませんねえ。 ちなみにシャーペンの芯のサイズですが、細かい画数の字を書くことの多い漢字文化圏(日本語、中国語、朝鮮語圏)では0.5mmや0.3mmが好まれ、そこそこの筆圧でさらーっと書く文字の文化圏(アルファベットやアラビア文字、キリル文字等)は0.7mmが売り上げの主流になっているそうです。 ○胸部レントゲンを見て凹んだ話 ちと体調がヘンなことが多く疲れやすかったりしていたここ暫くですが、変な動悸があったりしたので阪急の最寄り駅の近くの循環器内科に行ったところ、心臓や循環器よりもまず体重落とせ!とエラく説教されてしまいました。まあ、あそこまでモロに言ってくれる先生はいい先生なんですよね。念のため活動中の心電図を48hrほどモニタリングもしたのですが、特にモニタリング中の心電図は問題なし。先生がそれより気にしたのは内臓脂肪が心嚢や肺を圧迫しており、特に肺の容積の2割ほどが下から押されていることをかなり問題視してはりました。結局のところ「とりあえず1年かけて内臓脂肪を数リットル(つまり体重数キロ)落とそうか」って話になりまして、やっぱりそこかーってところです。ちなみに内部的にはすでに抗生物質で疲弊しまくった肝臓以外は大した問題ではないようなので、むしろ運動量を徐々に増やして、かつ間食をやめて、努力して体重を落とせっていう結論だったのです。最初の10日くらいが大変なんですよねえ、間食やめたあとって。 ○子供の自転車用ヘルメット Mocosuku Womanの記事からです。 この記事が凄く残念で片手落ちの記事なんですが、この記事の主体となっている「幼児の自転車の事故で受傷する割合が最も高いのは頭部」というのは正解です。実は成人でも死亡事故はほぼ頭部強打が原因でして、ヘルメットをかぶっているにも関わらず死亡したり高次脳機能障害を負ったりする事故もそこそこあります。この記事の残念具合という話にも繋がるのですが、この「自転車用ヘルメットを被っていたけど死亡したor脳損傷した」という事例、ヘルメットの被り方に原因があるんです。かくいう私も初参戦したMTBレースで同宿だった女性が、ヘルメットの被り方の不良から転倒による頭部強打で即死するという衝撃的な事故に遭遇して覚えた話でもあります。 まずですが、ヘルメットの被り方は「しっかりと目深に被る」が基本です。よく分からない人は鉄腕DASHでTOKIOがドカヘル被ってる姿を思い浮かべてください。乗車用ヘルメットが最も保護しようとしている部分は、単独転倒に限って言えば、前頭部と側頭部です。私自身、現役選手時代に何度も転倒してヘルメットを割っていますが、MTBで派手に吹っ飛んだときでも後頭部の受傷はなく、ヘルメットが破損しているのは前と横しかありません。子供に被らせているヘルメットを見るとまともに被らせている親は今までほとんど見たことがなく、多くは「阿弥陀被り」というおでこ丸見えの被らせ方です。また、あご紐も緩々で被らせているので、転倒時に何らかの都合でヘルメットが脱げて頭部強打の可能性が結構高かったりします。ヘルメットを被らせているつもりで実は被らせてないのと同じ、なんですよ。同じような「ヘルメット使用上のユーザーの誤った使用」は大人にも多くいえます。いくらキッズヘルメットを子供に被らせていても間違えた被らせ方をしていると麦藁帽子と同じです。子供を自転車事故で死なせたくなければ親も「正しいヘルメットの被り方」を覚えてください。 |
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第871号:平成27年06月29日:10年ぶりに発掘したネガ | |||
○家の整理と発掘ネガの話 両親の離婚騒動に振り回されて引っ越すだの引っ越さないだの色々ありまして、いい機会なのでモノを減らす方向性で動いています。実際、溜め込む性格のおかげで結構捨てられないモノが多かったのは事実でして、手持ちの私物の半分はリストラすることになると思います。で、そんな中で部品どりカメラのコンテナから発掘されたのが2006年(平成18年)に撮影したカラーネガでした。実は定期的に当時のカラーネガのスキャンが平成19年ごろのHDDクラッシュで散逸していてリスキャンを進めているんですが、今回のは文字通り「なくしたと思っていた発掘ネガ」でした。そんなネガたちですが、実はAGFAのネガは本当にだめだめでほとんどが退色してまともに色情報が残っていません。フジのネガでもモノによってはアウト。ただ、以前からのリスキャンでもずっとそうだったのですが、コニカミノルタ時代に製造されたセンチュリアスーパー200の色保存性が恐ろしく高くてびっくりしています。ぶっちゃけ富士なんて比較にならないくらい保存性がいいんですよ。今回リスキャンした写真もそうで、ほぼ当時の色そのままでした。一部残っていた当時モノのスキャンと比較しても遜色なし。ポジやモノクロと違ってカラーネガは保存時の退色が問題になるんですが、いいフィルムほど残らないってのが本当に残念です。 ○TT250R Raidのキャブの話 先週の走行で全開オイル・フィルタ交換から1500qほど走行しましたのでオイル・フィルタ交換しました。前回突っ込んだ300Vなんですが、落とすと1500qなのに結構汚れていました。うーん、やっぱ初期慣らしテキトーにやっちゃったからかなあ。ボアアップして通常よりきつめのクロスハッチついてるので仕方がないんですが。で、オイルの汚れ具合やエンジンの使用状況なども考えて300Vは得策じゃなかろう(300Vは汚れが速い場合はオイル劣化も速いので不向き)ということで、耐久性重視で7100に切り替えました。やっぱり300Vはレーシングオイルなので、汚れが早い状況のエンジンで使うとその分劣化も早く、エンジンにとってはあまりよくないようです。一方、7100は「一般用で使う一番ええ奴」という扱いなので、当然ながら耐久性とかもちゃんと考慮された設計になっているんだとか。現在はMT-09 tracerでも使用オイルは同じ7100です。とりあえず次の1500qもこれで乗って、夏を超えた時にどうなるかをまず見てみようと思います。てか、今年は4か月で1500q乗ったんだなーというほうに我ながらびっくりしてたり。戦艦と2機合計で既に4000q超えてることになりますので。 っと、オイルの話じゃなくてキャブの話。以前にお漏らしするのでうんたらと書いたんですが、その時にスローが濃いかもしれないと思って自分で調整していました。でもキックで掛けづらくなってたり色々気にはしていたのですが、この土曜日にオイル交換したときについでに店長に相談してみたところ、「これスロー薄すぎ!」というおはなしでした。で、改めて店長に調整してもらったらいやーばっちりばっちり。夏場でもチョークが必要なのは相変わらずですが、普通にちゃんと安定してかかりますし、チョーク戻しても冷間でちゃんと安定しています。開け始めのスロットル応答性がちょっと落ちたりもしましたが、吹け上がりや熱間でのアイドリングも安定していますし、ざっくりこんなものかと思っています。あとは燃費だけなんだけど、家の状態がアレゲすぎて試運転のロングランにすら出られないのがなんともなーです(´・ω・`) ○賃貸物件と壁の話 ヤフーニュースを見ていて見つけた記事からです。 海外の賃貸と違って日本の賃貸がなぜ「穴あけ禁止」なのかというと、店子の過剰な入居前整備状態への要求が巨大なブーメランとなって戻ってるだけだったりします。日本の場合、賃貸は店子が大家より圧倒的に強大化した居住権という名の権利を持っていますし、商売としても店子は物件を選べても大家が店子をえり好みしにくいように法的に各種規制がなされています。今後、民法が改正されて敷金も敷引きができなくなりますし礼金なども廃止されるようですので、短期間で退去した場合に壁に穴あけされていると、家賃収入から得られる利益で原状回復が出来なくなります。ですので、厳格な大家や不動産業者ほど契約書にNG行為をきっちりと記載し、NG行為を認めた場合は加算で違約金を徴収する流れになるんです。日本人って新築大好きですし、古い家でも新築同然にリフォームしてないと嫌がるわりに、部屋の掃除は恐ろしく手抜きというか大家目線でいうと全く掃除してないレベルで退去する店子しかいません。そういうのがあるから「原状回復に費用が発生するけど店子から取れない」様な行為は全部NGにされてしまうんです。ちなみにウチでは生物飼育はNGですし、「魚だったらいいだろう」という意見もあるんですが、水槽は壁と天井を水蒸気で潰すので犬猫より性質が悪いです。日本人がもうちょっと「借家は自分である程度リフォームして住むもんだ」と思ってくれるといいんですがね。 |
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