Weekly Collumn 
 
VOL900:平成28年01月18日:式典と服装
○式典と服装のお話
 自分が若かりしころは儀礼に対するフォーマルなんてクソ食らえだと思ってたのでかなりこういうことを述べるのはおこがましいところもあるんですが、成人式に先立って先人たちから出てきた話や、閑散地域出身者からの呟きなども踏まえてのお話です。
 
 まず、成人式というのは多くの場合、大人として最初に出席する公式な式典になる場合が多いということです。公式の式典に出るには本来はドレスコードというものがあり、最低ラインは略礼装とされています。この略礼装というのを勘違いしているご家庭がかなり多いようで、洋服での略礼装というのは「黒のダブルのスーツに白か黒のベスト、儀典の内容に合わせたネクタイ」です。普通のダークスーツはあくまでも「ちょっとだけ畏まった平服」でしかないので、儀典にメインの参加者(儀典で祝われる側)として参加するにはふさわしくありません。和装なら紋付袴ですし、最近はレンタル衣装に一時的に家紋を入れることも簡単(すぐ剥がせる)ですので、とりあえずレンタルで羽織袴の紋付を借りるほうが楽ですね。なお、男性で完全なフォーマルというとタキシードになるんですが、これがまた日のあるうちと日が落ちてからでモノが違うあたりがくっそ面倒くさいわけですよ。なお女性のフォーマルドレスも夜と日中が本来は別だったりしますので、この辺も要注意です。
#なお、本当に武家の跡取りだからと裃に自前の頭髪での上方武士髷に竹光二本差しで出席したナイスガイなら友人がいる。
#しかも3月の中型二輪免許の更新もその姿で更新センターに出向き、担当警察官ら含め現地が爆笑の渦になったというのは懐かしい。

 
 女性の話が出たので女性の和装についても言及しましょう。女性で和装というと、着ている女性が未婚ならば(かなり重要)振袖ですし、20ですでに既婚であれば留袖になります。晴れ着なので別に家紋入りの黒和装じゃなくてもええんです。ただし、最近モノを知らない大人が増えたようで、大きく着崩した花魁風というのを要望される女性が時々おられるとか。しかし、実は本物の花魁(太夫ともいう本物の大御所)ともなると、きっちり着込んで高下駄を履いて歩きますので、着崩すことはありません。着崩しているのは女郎屋にも雇ってもらえないレベル(年齢食いすぎ、性病持ち、etc)の最低ランクの風俗嬢がやる姿で、夜鷹とかいう方々になります。まあ要するに「肌を見せびらかせてお客を得ないと食い扶持にも困る低レベルの売春婦ですよ」と自ら宣伝する姿ということになるわけです。
 
 先述の通り、成人式というのは成人として参加する初の式典ともいえます。ですが、子供のころからウェイ系をやってきて若くして就労したような若者にとって、成人式というのは自分たちが主役として悪目立ちできる最後の晴れ舞台だとか、自分たちが主役なので何をやっても無礼講だとか考えているヤカラが混ざってきます。こういう奴らは目立つのでマスゴミも飛びつきますし、奴らが無茶をすることで同調して無茶をする奴らが出てきます。そして残念ながら、ウェイ系は子供時代にはイジメの主導者であり、同調者は扇動者だった例がほとんどで、成人式でも同じようなことをやらかすわけです。規律主義とは言いませんが、儀典や式典では威を正すという教育を子供に施すのは大人の責務ですが、奴らを育てた親からして行儀作法を学ばなかった人たちなのでねえ。成人式の秩序化に関してですが、個人的にはいっそ成人式自体を有料制や事前登録制にし、ドレスコードもきっちりと定め、式のルールが守れない人は現場周辺への立ち入りも拒否でいいんじゃないかと思っています。また、多くの大学生や短大生が後期試験や卒論で頭を抱える1月を外したほうが良いんじゃないかとも思っています。ドレスコードを守る、式の品位を守った立ち居振る舞いをする、これ成人として最低限のマナーですが、これすら守れない奴らを成人と言っていいのか甚だ疑問なので、成人式には出席させる必要はないでしょう。
 
○MT-09 tracerとTDM900と燃費の話
 私もそうだったのですが、TDM900からMT-09 tracerへ乗り換えて燃費の数値が伸びなくなったという人たちが結構おられます。私の場合、3000km超えたあたりから積算燃費も区間燃費もTDM900と大差なくなってきているのですが、ただダラダラとツーリングされていた方々の多くが燃費改善の糸口を見つけられなくて悩んでおられるようです。この辺のコツは実は「インジェクションの噴射制御の癖を覚える」ことで一定の成果を得ることが出来るんですが、私がそれを掴むのに必要だったのが3000kmの走行距離だったわけです。
 基本、TDM900は恐ろしくインジェクションの燃料カットが早い上、初期型ではスロー運転時のちょんちょんブリッピング+半クラでエンストするというほど薄めのガス設定でしたので、かなりズボラな運転をしても楽々リッター25kmをマークしました。後期型になって低速はかなり濃くなったのですが、それでも燃費のよさは特筆モノで、高速道路でアクセル一定で巡航していると燃料カットのおかげでエンジンのパワーがほとんどなくなり、エンジン音もパサパサという頼りないものになり、アクセルオンへの応答性も恐ろしく悪くなっていました。その代わり区間燃費30km/Lとかマークするエコランっぷりでした。
 
 実はこの辺の癖はMT-09 tracerのBモードに反映されています。ただMT-09系のBモードの少し違う点は、アクセル応答性を遅くしているかわりに巡航状態からのアクセルオンでの燃料噴射量がかなり大きめに取られてあるようで、例えば高速道路で90km巡航中に6速からBモードのままでガバっとあけると、最加速中の燃費が4km/Lとかになっています。この場合、90kmでも一旦5速に入れてから加速するとかなりマシになりますし、アクセル応答性もSTD相当に一時的に切り替わるので、最低限の加速時間で必要な加速を得てすぐに巡航状態に戻す、なんていう芸当が可能になります。Bはアクセルオフにするとソッコーで燃料カットされます。一方でSTDやAはアクセルオフから2秒ほど一定で走らないと燃料カットされません。アクセルオンの応答性は当然AやBのほうが高いです。この辺のインジェクションの癖とライディングスタイルをどう折り合わせるかで、燃費が変わってくるのだと思います。
 
○TT250R RaidのリアサスOH
 TT-R導入以来の懸案なので4年越しだったりするわけですが、リアサスのオイル漏れがとうとう致命的になりだしたので、仕方がなくフルOHすることにしました。まあ、外して持ち込めばまけてやるといわれたのがでかいんですが。細かいことはまー後々ちゃんとHTMLに纏めるとして、TT250Rはリアサスを抜くのは上でも下でもなく右舷からで、しかも抜き取るのにはバッテリー、バッテリーケース、エキパイを取らないとダメというのは盲点でした。DT200WRやTDM900と比べると恐ろしく簡単で楽ちんだーとか言いながら作業し始めたんですが、あんなトラップに引っかかるとは思いませんでした。なお、DT200WRに関してはタンクを下ろし、ボトムリンクも全て解体し、リアホイールも外した状態で下からごっそりです。TDM900は後からサービスマニュアル読んで気づいたというオチもあるのですが、素直に外そうとするとトップ側のボルトが鋳物のフレームの中に納まっているのでレンチの作業角が確保できずにドボンというオチがあります。これはフレームとトップボルトを繋ぐ鋳物のアダプタを抜くことで簡略化できるようです。MT-09も丸見えで簡単なようでトップ側ボルトが一筋縄ではいかないという話があるので、今後リアサス交換するときが恐ろしい限りです。
 
VOL899:平成28年01月11日:メリーさんからの鉄ネタ
 2月後半まるまる仕事ブッチして退職するつもりだったのに気が付いたら3週目に業務予定突っ込まれていたでござる。

○現像初めとネガバインダー
 なんだかんだと精神的に上向いてきてて、ここ3ヶ月くらい結構チマチマと撮っています。また、ここ暫くはリハビリも兼ねてカラー撮影が中心だったんですが、スナップを撮ってってるんで少しずつモノクロに軸足を戻しつつあります。で、銀X-500に入れていた分とXAに入れていた分が抜けたので久々に現像しました。現像液自体はどうも夏を過ぎてから溶解したようで、冷暗所においてたので全然劣化していませんでした。とりあえずの135からの自家現像リハビリですが、135に関してはまーなんとかなりそうです。ブローニーはどうなることやら。で、このネガ現像とあわせて1年半か2年くらいほったらかしてたフィルムの整理をしたんですが、あるはずのポジがない、亡くしたと思っていたネガが10年ぶりに発掘された、などなど色々ありまして、カラーネガ・モノクロともに新しいネガバインダーが必要な本数に達していました。んで、仕事帰りにヨドバシに見に行ったのですが、愛用しているコクヨのネガバインダーの在庫がかなり僅少で「え?これもディスコン?」とあせって店員さんに問い合わせるハメに。在庫が少ない理由が単純にネガバインダーで一番数が出る商品&年末年始を挟んでて入荷待ちということで一安心しました。銀塩関連の製品はいつ突然死してもおかしくない状況なので、買える内に追加で購入しておくべきかなーと思った次第でした。

 
○私メリーさん
 twitterで回ってきたネタなのですが、メリーさんが要所要所で電話を掛けながら迫ってくるというアレで、関西空港に行くつもりで快速に乗ったら山中渓を越えて和歌山駅に着いてしまうというのがありました。ネタを書いた投稿者の最後の突っ込みが「こいつ後ろ4両に乗ったな・・・・・・」で京阪神の人間はにやりとするわけですが、関空快速は環状線〜日根野駅までは紀州路快速4両を付属編成にして走ります。ちゃんと車輌の行き先表示も前4両は関西空港、後ろ4両は和歌山になってるんですが、JRに乗りなれない人や他所からの旅行者が結構乗り間違えて和歌山にドナドナされています。ちゃんと見て聞いて確認しないのが悪いんですが、関西の列車には首都圏の列車にはない複雑な運用の列車がちらほらあったりします。
 
 新快速の運用にもナニゲにかなり酷い目に遭う奴があります。昔は朝に4本くらい設定されていたのですが、近年とうとう1本のみになってしまった運用で、網干〜京都間は12両編成で走行し、京都駅で前8両が先発して東海道本線経由の米原行きに、後4両が後発して湖西線経由の敦賀行きになるという奴で、大阪駅発7時45分の便です。関西民でも「野洲に行こうとして新快速に乗ったらなぜか堅田にいた」「なぜかマキノにいた」という話がちらほら出る列車です。昔はそこそこ途中で分離して行き先が分かれるという話があったので確認して乗る人も多かったのですが、最近はこういう京都駅での系統分離という便がこれ1本になってしまい、確認せず乗って寝てるうちに……はたまにある話だそうです。
 また、北近畿エリアの特急でも似たような事例があります。特急「きのさき」は、綾部で分離する特急「まいづる」や「はしだて」の3両を付属編成として京都を始発することの多い列車です。指定券だったら行き先を言えばそれに見合った車輌の乗車券になるので大した問題ではないのですが、アナウンスも行き先表示もよくみなくて着座できる自由席に乗ってしまった場合、舞鶴に行きたいのに前4両の「きのさき」に乗ってしまった、城崎や豊岡に行きたいのに「まいづる」に乗ってしまったという話を聞いたことがあります。また、この列車の元になった急行「丹後」でも似たような話があり、こいつは京都〜綾部は1本の列車として走り、綾部でまず城崎へ直行する列車と舞鶴線経由の列車に分かれます。次に、西舞鶴でさらに宮津線経由豊岡行きと小浜線経由敦賀行きに分離するというバッカヤローな列車でした。で、やはり誤乗で悲惨な目に遭った話は時々あったそうです。
 
 まあ、メリーさんが来るとロクなことがないので、とりあえず訳の分からない列車に乗って違うところへドナドナされてくれるほうがありがたいわけですがね。そうそう、メリーさんネタでいうと、ホワイティ梅田や渋谷駅、新宿駅で迷ってグルグルというネタもありますねえ。ちなみにこのネタの発端はメリーさんが筑波大学の誰かに憑こうとしてやってきたものの筑波大学の構内で迷うというあるあるネタでした(死ぬほど広い筑波大学)。
VOL898:平成28年01月04日:新年
 あけましておめでとうございます。年末に拾ったContaxIIはこの休みで試射しましたが機能的に正常だったのでほっとしています。さて、例年通り今年の抱負をつらつらと。
 
1.とりあえずうん、次の仕事を決める。できれば正社員で。
2.大洗に行く&KUNちゃんと飲む
3.MT-09 tracerでの走りをもそっと洗練させる。
4.痩せる
5.鍛える
6.もそっとたくさん撮る
 
 うーん、年々夢がなくなっていくなあ、俺^^;;
 まあこんな具合で今年はちょっと現実的に色々と地固めをしたいところです。なお、今年の抱負には書いてない案件でTT250R Raidのリアサス修理があるんですが、こいつはすでに実行決定事項で見積もり済みなので書きませんでした。今月中のどっかでリアサス単体にしてバイク屋に持ち込んで預ける予定です。
 
○ContaxII 543/24を買った&試写した
 VOL897.1でも書いてるとおり、年末の中古カメラ屋めぐりでContaxII 543/24を拾いました。現状渡しの保証なしで11000円というお値段でーってこの辺は前に書いたか。で、早速ですが恒例の年始参りツーリングで試写してきました。トータルとしましては、まず最短に近い距離でのピントは問題がなかったのでRFの問題はありませんでした。また、1/50〜1/1250まではシャッター速度はそれなりに使いましたが、露出計数値を反映させた露出設定でネガ濃度に差はなく上下での濃度差もなかったので、少なくともネガレベルではシャッター速度のムラもなさそうです。巻き上げで変な光線を引いてる(Contax/Kiev系は時々起る事例)こともありませんでしたので、トータルとして問題ないと判断しました。なお、フィルムのベース側に疵が入るので、たぶん裏蓋のどっかがトラブってるか、フィルム室内のゴミだと思っています。あと何本か試写してみて修理するか考える予定です。
 
○ハクキンカイロ
 年末に一気に冷えたかと思うと2日以降異様に暖かい正月が続いていて、助かってる反面拍子抜けです。こんだけ温いとやはりハクキンカイロの出番が少ないのですが、念のため試運転したりしてるとどーも熱が上がってこない。しかも3回目あたりで全く発熱しなくなったので触媒を買いに東急ハンズにいったのですが、なんとこちらにも売っていませんでした。で、仕方がなくamazonさんぽちっとなをしたのが大晦日だったのですが、なぜか元旦の夕方には届いていてびっくりしました。もちろんちゃんと発熱するようになりました。このハクキンカイロ、本当に重宝しています。使い捨てカイロだと熱が上がらないような状況でも触媒が生きていればちゃんと発熱しますし、むしろ外が寒いほうが安定して熱が出るというのも利点です。使い始めて4年目になりますが手放せないモノの1つになりつつありますね。
VOL897.1:平成27年12月31日:逝く年狂う年
毎年これやってんなあ、俺

 また1年が回ってきて年末恒例の同じネタのタイトルがまたやってくるわけですが。
 今年はまー色々ありました。ありすぎて何がなにやらの状況ですが、本当にいろいろありましたので、ざっくりと振り返ってみます。
 
1.オンボードカメラがDVC575からSJ4000に変わった
2.MT-09 tracerを新車投入&フルパニア化
3.職場での若手女子(?)正社員とそれに同調する派遣婆からのセクハラ攻撃の激化
4.激化後に室長叱責があり今度は陰湿化
5.両親の数年越しの血みどろのケンカが文字通りピークに達しこっちの心労もピークに
6.職場&自宅の精神状況の酷さがキッカケで全身症状が止まらなくなる
7.3〜6の結果、退職せざるを得なくなる
8.年末最後の呑みに出かけて11000円でContaxIIを拾ってしまう

 という具合でして、まーなんつーか他人に足を引っ張りまわされた1年でした。
 
 良かった点と言えばやっぱりMT-09 tracer導入ですね。新車投入後〜3000kmくらいまでは走り方が分かってないのと、私の走りをECUが学習していないこと、エンジンにアタリが付いていないことなどから燃費が結構悪く、買ったことはちょっと後悔していました。しかし、6000km弱走っての積算燃費はTDM900とほぼ同じ値です。また、ロングラン性能、峠の性能ともこっちのほうが上ですし、TDM時代と比べてクラウザーK2が使えるようになったので積載にも余裕が出ました。やっとこさ相棒となった感じもしてきてあと5年一緒に走れる存在となりつつあります。
 
 あと、ラストのContaxIIは本当に偶然でした。年末最後のパラディ詣でで姫路おでんを食い散らかす前にちょっと梅田の中古カメラ店を散策したところ、最後によった八百富の3ビル店の奥の陰に転がっているのを見つけました。詳細は別に項目を立てて紹介しますが、現状渡しで11000円でした。実際には軍艦周辺のネジ穴をなめてしまってるだけなので、このあたりはなんとかなります。
 
 退職についてですが、これが自宅の騒動のみor職場の騒動のみであればここまで気にやむこともなかったのですが、両方が同時進行でリニアに激化してSAN値直葬されてしまい、自分自身が這い寄る混沌と化す前に辞めてしまったほうがいいという判断で退職を決意。本来はもっと円満に辞めるはずだったのですが、最初の退職交渉で派遣元が会社都合だけど契約更新したかったんだよ表記でないと嫌だとゴネやがったので、2回目の交渉で「セクハラで労基に突撃すんぞゴルァ」と伝家の宝刀を抜かざるを得なくなり、世話になってる現職の職長らには迷惑を掛けたのが残念無念でした。
VOL897:平成27年12月28日:ガルパンはいいぞ
○退職準備
 月曜日。出社してまず手を付けたのが退職準備です。ええ本業そっちのけですよ。基本的に本業はほぼ1日分先行して仕事を進めているので、多少三味線弾こうがテキトーな作業をしてようが穴が開くようなことはしていません。とりあえず真っ先に手を付けているのが机内整理ですね。3年間でたまりに溜まった労務関連の書類や私物の片付け・整理がメインです。あと、よく分からないけど終わってる業務で原本電子データのあるペーパー類の整理だとか、NotesのID用USBといった返却必須物の用意などもあります。月曜の午前中が部の連絡会で社員が全員不在になるタイミングだったのもあり作業はサクサクと進みました。この職場では「そのうちいなくなる」ことを前提に私物の持込をしていたので、持って帰るべき私物というのは正直なところ、作業用革手袋、コップ類、前職でのリチウムイオン関連の教本類(矢田先生の本)くらい。そしてこの会社、私の前職の技能が欲しいと採用したわけですが、結局のところその辺の技術は一切問われることはありませんでした。むしろこの3年で給料貰いながら徹底的にXPSが勉強できてラッキーというところでしょうか。多分、他所に出ても恥ずかしくないレベルのXPS分析技術は身につけたと思います。というわけであとはロッカーの整理などをしたらいつでも退却できるようにして新年を迎えるつもりです。
 
○新快速が山崎駅で客扱いした件
 火曜日の仕事帰りに新快速に乗っていると、桂川を渡ったあたりで車掌から早々に「今さっき事故が摂津富田と茨木の間で発生したので列車が途中で止まる」というアナウンスがあり、実際に山崎駅の外線出発信号で止まってしまいました。我々がある意味ラッキーだったのは止まったのが絶対信号のある駅の出発信号だった点でしょう。そしてこの列車の車掌は非常に機転が利く人のようで、停車して早々に運転指令に問い合わせたのが「山崎駅で客扱いでけへんか」だったようでした。実はこの交渉、複々線区間で言うと、草津から膳所までの各駅と茨木駅、西ノ宮駅、住吉駅、六甲道駅、元町駅では外線にホーム柵がないので不要なのですが、それ以外の「内線しか定期列車が止まらない駅」は「臨時でホーム柵を開放する」という作業が必要になるので、運転指令の許可と役務の協力が必要になります。今回は止まった駅が山崎駅で目の前に阪急大山崎駅がある点、先頭車両がちゃんと信号手前の12両停止位置で止まっている点、運転再開のめどが1時間以上先になる点などが重なり、停車してすぐ交渉したようです。結果、停車から15分でホーム柵が開放されました。本当にレアケースでして、長らく鉄ヲタしていますがホーム柵のある新快速通過駅で臨時客扱いって初めてです(ホーム柵のない外線快速停車駅では経験あり)。多分JR西日本としても事故の当該列車以外だと初めてに近いんじゃないですかね。

 でも今回、私は阪急への乗り換えはやりませんでした。というのも、twitterのTLや車内アナウンスなどから流れる運転再開情報が時間を経るにつれて早くなってましたし、山崎駅の小さな改札口に快速と新快速の乗客が9割がた殺到してしまったので、山崎駅から出るのも、大山崎駅に入るのも、大山崎駅で阪急に乗るのも死ぬほど待機列に並ばなければならないと判断したのでした。結果的に新快速は停車後45分で運転を再開しており、阪急乗換え組みよりもかなり早く大阪駅まで到達しました。ラッキーだたっとしか言いようがありません。今回はレア客扱いの写真が撮れたのが最もラッキーなところでした。なお、今回に限らず、ここ数年のJR西日本の車掌は機転の利く車掌に当たれば事故対応の不満はほぼありません。実は何年か前からJR西日本では車掌のトークは停車駅案内、次駅案内、乗り換え案内以外は全部車掌の裁量に丸投げにしているそうで、アホな失言をしなければ譴責もないとのことです。多くの車掌は不確定要素をある程度排除して運転再開見込みを伝えるような人が増えましたし、駆け込み乗車へのブチギレアナウンスをやる車掌も増えました。ここ2年くらいでのJR西日本の対応力の進化はかなりのものですね。
 
○ガルパンはいいぞ!
 水曜日、やっとこさ念願のガルパン劇場版を見に行くことが出来ました。実はその前の週もみようと思えば見れたのですが、花灯路の撮影で有給取得している日でして17時点灯なのに16時終演で八条口スタートという鬼のような強行軍だったこともありパスしました。結果的には京都のイオンモールの劇場は音響がかなりショボかったらしく、今回見に行った梅田ブルク7の音響が結構良かったこともあり、こちらで正解でした。で、あまりネタバレなしで書くのは結構難しいのですが、とりあえずyoutubeでもある程度公開された序盤の大洗市街戦があり、20分かそこいらのストーリーパートがあったらまたひたすら戦車戦という、120分中90分以上は戦車が戦ってるというのはあまりにもガルパンらしくて、もうねってところでした。まーこういう構成なんで基本的に「ネタバレをせずに何かを書こうと思うと「ガルパンはいいぞ」しか出てこない」という話になるのでした。なお、今回あらたに2校がキャラありで登場(どちらも本編で学校の名前や存在が言及されている)していますが、個人的には継続高校のアキがドストライク。あまり多くは登場しないのですが、登場するシーンでは本当にコロコロと良く動くキャラでした。しっかし履帯がなくても走行できる戦車ってのは盲点でしたねえ。
VOL896:平成27年12月21日:ジョジョ、俺は会社を辞めるぜ!
○結局退職することに
 例の残念女子や例の残念婆との水面下での精神的闘争に疲れ果てたのもあり、その結果からくる往復4時間の通勤の徒労感、現派遣先での今後の先行きのなさなどから、辞めることにしました。ただ、派遣契約更新意思確認での面談時では「このまま退職しても離職票次第では雇用保険が即適用されない可能性もある(つまりそういう風に離職票を作るかもしれない)」といわれまして、そのときは通常契約で希望をだしました。しかしその後、労務関係の法律家などと話をしてみたところ、「とりあえず今の状況を纏めて年末にでも労基に相談に行けよ」という話になりました。ここで相談してから退職すると、場合によっては契約期間中の退職でも残契約分の定時給与も丸々出る可能性が非常に高い陰湿案件ということで、それで辞める前に事前に相談しとけという話でした。んで、先日契約書の確認の面談があったので念のため派遣元に「年末に労基に行くお!」と宣言したら、態度が変わる変わる。結局、派遣元としては「2月末で契約満了」「2月の後半は残った有給を消化する」を軸に派遣先の交渉することに。とりあえず派遣先の室長は仕方がねぇなという感じだったんですが、さてはてどうなるやら。こっちは妥協案で2月末までの在籍を提示、退職も円満でといっているわけですが、あっちがゴネるなら労基案件にしてやるつもりですが。
 
○今年の紅葉戦線その後
 今年の紅葉の撮影結果がちらほらとラボから戻ってきていてフィルムチェックとスキャンを進めているのですが、最初の美山&南丹方面の戦線だけがズタボロで、他の日の撮影結果は1現場ごとの撮影枚数は少ないものの、それなりにしっかり結果が出せていて満足でした。特に今年は今まで撮影に行ったことのない山科毘沙門堂に行っての結果だったのですが、ここで今年の撮影のベストショットが出たのも満足でした。最終的には美山&南丹、山科毘沙門堂、根来寺と撮って周りました。今回の最大の失敗はセコールC18pF4.5での撮影が結構失敗していて、しかもC220での撮影もミスが多く、多重露光や空撃ちだらけだったことです。これは本当に悔やまれます。あと露出計測ミスも多かったなあ。ここ数年本当にまともに撮ってなかったので、来年こそはもうちょっとスナップなども撮っていこうと思っています。

○関西人はなぜ他所の人からキツいといわれるのか
 先日twitterで回ってきたパワハラ案件で、ヲタクな同僚が12月30日に年休を取得したことに対して同僚が露骨に関西弁で「おまえキショいんじゃ」「どうせお前らキショい奴らがクソほど集まるキショい集まりにいくんやろ、きっしょいわー」「キショいことしてんと働けよヲタクが」とか罵詈雑言を徹底的に浴びせた、というものです。

 この言い回し、関西人だったら子供のころに何度も何度も耳にしましたよね。どこでって?小学校で。んで、これがまた恐るべき世界なのですが、関西の小学校では基本的にこういう相手の侮辱の仕方は教師公認なのです。関西の学校で陰湿ないじめがなくならない背景はこの辺にありまして、こういう言い方を複数(というか大抵はクラス全体vsターゲット)でイジメ被害者に浴びせかけ、相手が反論してきたら論理に矛盾があっても相手の言葉を反復して否定し続けて「キショい!(気色悪い)」「キモい!(気持ち悪い)」と延々相手の人格を比定し続けるのが、関西の基本的な小学生の行動です。そして先述の通りこれが教師公認なのですが、被害者の怒りが爆発して物理攻撃に出て初めて教師が仲裁に入り、叱られるのはイジメ被害者のみなんです。曰く「口で言われて口で言い返せないなら反撃するな、お前が悪い」です。状況を確認し、整理し、善悪の判断をして叱るということは基本的にしません。結果的に関西で口が立つガキはそのままの価値観で大人になり、上述のようなセクハラ・パワハラを「日常会話でこの程度は普通だ」「むしろキモヲタが俺らにこうやっていじってもらえるネタが出来るからおいしすぎるだろう」という論理に至るわけです。
 
 私は基本的に関西人で目立つ人たちはドSの集団だと思っています。そして彼らは自分たちがイヂりたいと思う相手は全員すべからくドエムであり、自分たちがいじってイジメないと世間にも出て来れないクリーチャーだと思っています。ですので、彼らの中では侮辱・セクハラ・パワハラ被害者へのこういう一連の行為は善行であっても加害行為だとは1ミリも思っていないのです。なぜなら今までの全ての教育が「全力でやってよし」というものだからです。関西人が怖い、口が悪い、えげつないといいますが、こういう奴らが異様に目立ってしまうために、関西人怖いという例に繋がっていると思います。また、こいつら基本的に今で言うところのウェイ系の走りでして、アラフォーどころかアラフィフになってもウェイ系が通じると本気で信じています。アラフィフともなればそれなりの立場があるのにそのままのノリでやっちゃうので自然とパワハラ行為に繋がっているとまだわかっていません。なんだかなぁ、と思うところですね。
 
VOL895:平成27年12月14日:意図的な誤報はダメでしょ
○ハイチオールC
 以前にtwitterで流れてきた「ハイチオールCの本来の効能は肝機能の補助、強化なので、シミやソバカスよりもむしろ全体倦怠感や慢性疲労の人ほど飲んだほうがいい」という話の裏を取るために、バイク仲間の看護士(非常に残念ながらオッサンw)とネット仲間の薬剤師(非常に残念ながらオッサン女装レイヤーw)にも話を聞いてみたところ、双方から本来の効能としてそれが説明書に書いてあるという情報が帰ってきました。で、6日に熱海から戻るときに買って説明書どおりに服用を開始してみたのですが、思ったより効果があって驚いています。この手の市販薬で飲んで体感できる効果があったのはこれが初めてですすからねえ。熱海から帰る途中から電池切れ気味でかなり全身がダルかったのは確かなんですが、夕食後に服用してしばらくゴロゴロしてるとウソのように倦怠感が薄らいでいく(多分、普通の人なら倒れてるレベルの倦怠感がありました)のが分かるのが驚きでした。いくつかのレポートにあった寝起きのよさというのはあまり改善されていません。元々寝つきが余りよくないのと睡眠の質自体が悪いのは原因ですけど。ただし目の周りに出来るクマが随分減るのもわかりました。暫く飲み続けて体調が良くなれば運動も再開したいところです。

○意図的誘導のための意図的誤報
 先日、常総市の市議会でとある議員が「災害対応で休日出勤が膨大になり、100万円を超える時間外手当が一部市職員に対して払われたのは市民感情として問題がある」という質問をしたという記事が毎日新聞に掲載され物議をかもしました。前週には事態が露わになったのですが、月曜には当該議員のブログが大炎上、しかしその後議会傍聴をしていた常総市民やTV録画をしていた市民が質問の全てを公開するに至り、事態が露わとなる発端になった毎日新聞の記事が空前絶後の飛ばし記事であることが判明したわけです。実際の質問趣意と報道された質問趣意が180度逆だった、というわけです。
 毎日新聞の記事では前述の通りで、ボランティアがタダ働きしてるのに100万を大幅に超えるような時間外貰いやがってバカヤローという市民感情があるという趣意質問をし、支払われた時間外手当の金額に対して傍聴席からため息が出た、という論調でした。つまり、市職員は税金で食ってるくせにそこに時間外を支払うなんて言語道断だからタダ働きさせろと糾弾したという内容になっています。しかし、実際に録画で残っている議員の質問を全部聞くと話が180度逆なんです。ざっくり要約すると……

 1.一部市職員に100万を超える時間外(平均380時間)が必要なほど労務が集中したのは問題である。
 2.社会保険費用の算定は通常4-6月の平均収入から算定されるがこの時期に災害が起きてまとめて100万を超える時間外手当が発生すると翌年の社会保障費で該当職員が死ねる。
 3.これらの解消のためには災害時対応で発生した時間外手当の支払いについて翌月以降の給与に反映する制度が必要ではないか?

 という内容で、実に市職員の労働状況を熟知した上での質問であったことが伺えます。健康保険と厚生年金が4〜6月期の収入から標準報酬日額が計算されるなんて、ただ社畜してるだけの単細胞サラリーマンは知る由もないことですので、この議員はよく勉強しています。また、確かに質問ではボランティアはタダ働き云々は確かに出ましたが、それは市職員にタダ働きしろというのではなく、ボランティアへの指揮命令が出来る人を増やして極限られた指揮命令者に労務が偏らないようにしろという話でした。色々読んでいるとこの議員さんが毎日新聞のミスリード記事に怒り狂うのも分かります。私も動画を見たときに久々によい仕事をする議員を見たと認識を改めました。
 ここ数年で一気にネットが普遍化し、さらに録画が簡単に(違法だけど)オモテに出てくる時代になりました。また、マスメディアの報道が結構ワンサイドなこともあり、炎上案件について第三者的視線から検証する方々も増えてきています。これらのネット民の活動から昨今はマスメディアの意図的なミスリード誘導記事のウラがバレることも増えてきているのですが、特に朝日・毎日の極左2紙に関しては相変わらず酷い有様です。こういう記事が簡単に出てくる背景には、「一般市民には公務員をフルボッコにしてるほうが耳に心地よくてウケが良いに決まっている」というマスメディア側の侮りがあり、要するにアホにはアホ向けの記事で充分と虚仮にされているわけです。こういう奴らにそろそろ徹底的にノーを突きつける時代が来てる気がします。
VOL894:平成27年12月07日:ま、色々あらぁな
久々に熱海に行った
 母親の通院付添ついでに熱海に行ってきました。なんせ脳脊髄液減少症なんてのをまともに見てくれる病院って数年前は国際福祉大学病院の篠原先生だけでしたからね。そんなわけでこれまた久々に新幹線に乗ったわけですが、いやー激しくオモロないことといったら新幹線の右に出る列車はありませんね。速い以外まったく面白味の掛ける列車です。正直、朝の自分の通院がなければ大阪からローカル線の乗り鉄で移動してたところでした。そうそう、実は先発した母が新幹線の車内でコートの忘れものをするという非常に間抜けな事態をやらかしてくれたのですが、到着した列車の中にはサイズは同じで色違いのコートの忘れ物しかなくて、どうも置き引きされたようでした。母は普段から自由席主義でいつも自由席で移動していたのですが、私は自由席での置き引き被害などもよく知っているので、基本的に指定席です。この辺、普段被害に遭わないっていう安心感が油断を呼んだようですが、新幹線の車内は置き引きがあるということは肝に銘じて乗ったほうがいいと思いました。

○見ている人はちゃんと見ていたという話
 何度か日記やtwitterなどでボヤいている職場の残念女子と残念婆の話の続報みたいなものです。

 私が所属していた部(仮にA部)が組織変更で解体され、私が所属する課(仮に第1課)ともう1つの課(仮に第2課)がそれぞれの分析手法と近しい手法を主とする部の第3課として組み込まれ、我々はB部第3課(仮称)となりました。ちなみにB部は第1課が同じフロアの隣室で、残念女子はウチに転属してくる前はB部第1課所属でした。まさかこの組織改変が残念婆の実態を部門長が知る結果になるとは誰も想像が出来なかったわけで。
 
 で、はれてB部となった我々ですが、各部でやる連絡会も組織変更後は当然B部方針でやるわけですが、歴代のA部の部長とB部の部長は全然やり方が違います。A部では派遣も社員も同一に扱う連絡会でしたが、B部では派遣はあくまで派遣として安全教育以外なにも教えないという方針です。また、A部の歴代部長は安全教育を実施し教育対象の署名や捺印が必要になれば事前に必ずフォーマットなどを用意しておく方々でしたが、B部の職制はその辺がかなり抜けていて、今回はフォーマットが全く用意できなかったので白紙に署名をしてくれという話になったのですが、そこでいきなり爆発したのが残念婆でした。曰く、「白紙でなんの記載もないものにメクラ署名させるとかパワハラだ」「私はこういうペーパーに署名をするつもりはない」「簡単に書く人の気が知れない」などと、B部のもともとの部員どころか職制もいる前で轟然と大声で言い放ったそうです。当然、職制は白目を剥きましたし、これまで旧A部の派遣社員と交流がほぼなかったB部旧来の派遣社員たちはその姿を見てドン引きだったそうです。

 この件は先日行われた派遣契約延長の派遣元面談で派遣元から聞きました。B部旧来の派遣さんは約1名の古い派遣さんを除き、全員ここ2年くらいに雇用された派遣さんばかりで、他部と交流することもなく仕事は定時で押し込んで帰る人たちがメインです。派遣元との面談では私も「残念婆が気が付けばよく私の一挙手一投足を監視している」「自分と同年代の正社員との雑談が多い割に退社時間になってもまだ仕事している姿が多い」の2点は今回きっちり文句を付けました。すると派遣元からも、「他人監視の話については面談時に本人の口から出てくる私を中心とした他人の悪口の多さに派遣元としてもあきれ返っている」「他人の不満点を論ってボロカスにいう点はB部旧来の派遣さんや最近第3課に配属された派遣からもクレームとして出ている」とうう返答がありました。また、雑談の件は「主にB部の派遣から残念婆の雑談の多さについてはクレームが出ている」と返答がありました。派遣元としても残念女子の第1課から第3課への転属以後に残念婆の問題言動が中高生女子のような超残念な理論に基づいて悪化している点を問題視しているそうで、他の派遣からのクレームがある程度溜まれば契約解除も視野に入れるという話が出てました。派遣元としても派遣先で問題行動を起こす派遣社員を送り込み続けるわけには行かないという状況のようですし、また、今回の署名云々の話では部門長の逆鱗にも触れているようなので、ウチの課長が残留を希望したとしても総務課が許すかどうかは今後の残念婆の行動次第という話のようです。
VOL893:平成27年11月30日:手火鉢が欲しい
そういや昨シーズンから暖房を昭和な石油ファンヒーターから平成なブルーヒーターに変えたところ、灯油の1シーズン購入量が半分以下になってしまいました。例年だと12月初頭に1回目の20Lを購入し、2回目は2月初旬ですが、昨シーズンは12月初旬に買った灯油が2月末までに使い切ることが出来なかったという。

○第2回手火鉢購入検討会
 えー、週の半ばから突然冷えやがりまして、手火鉢の購入を検討しています。実は昨年も検討したのですが、昨年の段階では結構おたかい手火鉢しか売ってなかったので断念した経緯があります。今年、早い段階で密林狩りをしていると結構色々ありまして、お値段も火鉢とシリコン粉(灰の代わり)、網と五徳までついて3000円前後のものが結構ちらほらあります。正直手に入れたところで問題も2つあって、1つは如何にして毎回角を熾すか、もう1つは火災予防だったりします。で、手火鉢の使用目的はというと、熱燗と加湿です。特に私は部屋の暖房にブルーヒーターを使っており暖房をすると部屋が乾燥します。そんな都合もあって加湿がしたいというのが1点、あと冬場のお酒は熱燗でしょうというのもあり、ゆっくりを燗をつけるのに炭火でゆっくりと湯を加熱しつつというのがやりたいのが1つです。今年こそは買ってやろうと思っているのでじっくりモノを検討していきたいと思います。なお、炭火熾しについてはチャコールスターターの小型の奴を作ることで解消する予定です。加熱用燃料をアルコール固形燃料にしたら結構いけんちゃうん?っていう考えだったりします。ちなみに窒素系固形燃料を使ったらあまりにもくさくてやってられませんでした。
 
○何年かぶりに超絶不作の紅葉戦線
 今年の紅葉戦線、本当に不作です。たまに超不作な状況下でも結構無理して撮ってる人もいるんですが、プロですら今年の山科の毘沙門堂の紅葉坂も中望遠で狙う始末。ちなみにそのプロの作例、色づきのいい年だと16mmとか20mmとかで広がりのある絵を出す場合が多いですが、前回の不昨年の作例も135mm、今年も85mmで出されていました。で、私のほうですが、今年は前回の不昨年よりもなかなか厳しい状況で、現場に出向いて36枚撮りが1本消費できないとか初めてでした。しかも午前中丸まるつかって毘沙門堂と御土居を回ってこれでしたから。一方でデジタルの人たちって1枚のコストがないというのはスゴいなーって思った点が、どうみても赤茶色の酷い色の紅葉だろうがなんだろうが連射で何枚も撮ってまわってる人がやたら多いんです。私は光線も日が昇りすぎてて悪く、色づきも悪く、背景も悪いと三拍子揃ってるのでカメラを構える気にもならなかったのですがねえ。あれ、あとから見返して満足するのかがちょっと謎でした。で、何で今年はここまで不作になっちゃったのかというと、11月が高温だったからです。例年だと11月というと早々にウィンタージャケットに保温インナーを取り付けて走っている時期ですが、今年は最終週になるまで保温インナーが不要でした。それどころか月前半なんてブルゾンでもOKな気温でしたし。こうなると紅葉は綺麗には色づかないんです。11月中旬ごろに朝昼の寒暖差が大きく、かつ適度な雨があり、夏場にきっちり日差しがあった状況でないとダメ。とりあえず今回仕入れたフィルムの残数は嵐山花灯路で使うことにします。

○努力は報われるかどうか
 よく親が子供に努力は報われるから努力しなさいといって色々やらせた挙句、努力が無駄になることが続き、最後には子供がSAN値直葬されてしまう事案があります。早期にこういう経験をする子はその後2パターンに別れ、一部の意識高いクンだけが反骨精神で脳筋的努力をし、大多数の子はそこで努力をあきらめます。結果、これで学ぶことは「努力が報われるのは報われる環境を手に入れる運やツキを持っている奴だけだ」という事象だと思いますが、その結論に達する背景の半分は育ちにあるんじゃないかと思っています。
 
 この「努力は報われない」という結論に子供が達する過程において、多くの場合、親の失言がそれを誘導していると思います。というのも、努力も必要となる事案で子供が結果を出せなかった場合、明確にサボっていたのがバレバレならともかくとして、本人も自己努力でやることはやった上での結果においても頭ごなしに「あなたの努力が足りないから失敗した」と詰る親は結構多いです。また、それ以上にさらに問題なシチュエーションは、本人がたたき出した成績は数値的には非常に大成功で大きな成果であったにもかかわらず、親が望んだ結果が得られなかったことを感情的に叱責し手しまうパターンです。これらのシチュエーションの場合、まず先に努力があったことを労わり、次に何が足らなかったのかを感情論抜きで親子で検証し、その上で足らなかった部分だけを叱るのが本来の姿だと私は思っています。実は私の母親がこの「この努力不足をボロカスに叱責するのが親の勤め」と思っている人なんですが、実例を挙げると学内模試の順位が1位から4位に落ちただけで努力の足らなさの徹底糾弾だけをやっちゃう人でした。このときの私は1位を取ったときと同じペースで勉強していたわけですが、私に1位を掻っ攫われた奴らが奮戦して上に3人乗っかった(彼らは中学受験のときに僅差で1位を争った奴ら)状況でしたが、私の努力不足を徹底的に糾弾されました。また、大学時代に私自身が塾講師や家庭教師の経験が多くこの手の案件は生徒でもゴマンと見てきたのですが、この手の失言をやる親は叱責はしても褒めることはありません。私の例でも1位を取った時も取れて当然(母自身が督戦したので当然の結果というスタンス)という感じで、督戦されて戦った側の努力は1ミリも認めないわけです。努力をして叱れた経験はあっても褒められた経験がない、だから努力しても無駄だ、という流れが早ければ小学生のうちに形成されてしまうんです。
 
 で、努力は報われるかという話ですが、個人的な経験から言うと「ただし運が向いているときに限る」という条件付きの話だと思っています。全ての努力が無駄かといえば細かい努力は自分のベースアップに繋がるので全くの無駄ではないんですが、その努力がキッカケで端的に報われるかどうかは、努力した内容に関して自分に運が回ってくるかどうかに全てが掛かっています。努力は無駄ではないが報われることは少ないのは仕方がないことです。いつ報われるか分からないことに努力する姿勢を子供にちゃんと植え付けたければ、子供のやることに対して端的な結果が得られなくてもいらいらせず、まずやったことを褒め、労わり、その上で親子で冷静に結果について検証することが必要だと思います。
VOL892:平成27年11月23日:数値解析の話
○酔っ払いの失言という話
 自慢というほどでもないのですが、私は結構酒には強いほうです。というか、飲んで気分が悪くて吐くことはあったとしても、気が大きくなったり発言内容が変わったりすることはほとんどないという意味合いで、です。これは私の主観のほうなんですが、よく一緒に飲む知人や行きつけのバーのマスター曰く、私は飲酒量についても基本的にザルだそうで、私の「クソほど飲んでも発言内容や判断力が大きく変わることはない」は同じイメージだそうです。
 という前置きの元の話なんですが、個人的に私は「酔った上での失言」「酒の上での失言」は一切許容しないタイプです。というのも、上述の通り私自身は失言するほど酔うことがない(失言するほど酔うまで飲もうと思うと急性アルコール中毒まったなしです)からなんです。んで、この件で定期的に怒り狂ってるのは「言いたいことを言うのに酒の勢いを借りて言いたい放題言いまくった挙句、事後には酒の上だからとごまかす奴ら」がゴマンといるからなんです。特に相手の背景や事情を知らずに上っ面だけ見て大上段から説教する奴は唾棄すべき相手です。以前にちょっと書いたかもしれませんが、店のお泊りツーでも見事にこういう事案があって、今も私が怒りまくってる事実があるわけです。この件ですが、話を続けるに「酔っ払いの戯言でごめんな」を言いながら延々2時間も3時間もやり続けたのが私の怒りにジェット燃料の大量投入+ヒドラジン燃料添加を呼んでいるわけです。当然、私は軽く飲んだ程度の飲酒量、日本酒で2合程度しか飲んでなかったので、ほぼシラフ状態でそのまま聞かされ続けて怒り心頭だったわけです。ちなみに法的にはというと、酒席の失言だからと言い訳しても賠償責任が消えることはありませんし、場合によっては法的にも責任を被ることになります。この話のまとめというほどでもないのですが、特に自分が飲んだら説教しそうって人は、毎回飲む前にそのことは十二分に念頭に入れて飲んだほうがいいです。頓珍漢な説教をしても無益なだけですしやられたほうは腹が立てば延々覚え続けているので禍根を残します。
 
○ヒストグラムと平均点のウソ
 少し前に大磯氏の日記で出ていた話の補足になります。
 テレビなどのマスメディアは何か統計の数値とかを出すときにすぐに「平均値」を出してきます。ところがこの「平均値」というのは結構問題です。本来こういうのを考えるのに必要なのは正規分布とそれに基づく偏差値なのですが、この考え方を記者も説明できなければ多くの新聞読者やテレビ視聴者も理解できません。その理由はなぜか、中学や高校の数学を侮ってまともに勉強していないからです。平均値というのは各要素の数値が完全にバラけて分散しているときにのみ意味を持ちます。数値の分散に偏りがある場合は意味を持ちません。その偏りを元に重み付けし、「母集団の本質的な中央値からどれくらい離れているか」を示すために生まれた数値が「偏差値」です。まあその辺はモノの本を色々と読んでもらうとして、完全な正三角形を描く分布図があったと仮定します。分布の要素に対し、平均値を求めると下から高さで4〜5%くらいの位置にきます。しかし、完全な正三角形の場合は正三角形の重心に母集団の中央値が来ます。平均値というモノは各要素の集団の数だったり、集団の数が少なくても要素の数値が突き抜けて高い集団に引っ張られたりします。こういう統計数値の「ウソとはいえないけど事実上のウソ報道」を見抜くためにも、小学校の算数や中高の数学の本質的なお勉強(学校の無能力教師がやる形式が目的のお勉強は無駄ですが)が必要なわけです。ウソをウソと見抜く力を付けるために無駄に見える強化も勉強している、というわけです。
#この程度の統計学の話は理系のみならず、経済学や社会学をちゃんと勉強して調査結果を纏める段階になれば、文系でもかならず必要とされる能力です

○例の残念女子がやっぱり残念な話
 どうせ取締役というか事業副部長にサイトがバレてるのであえて書く話です。
 先日、例の残念女子が担当した大量の検体数の分析案件について、正社員1名の第三者チェックでは心もとないということで、第三者チェックのバックアップに入りました。図と表の整合性を確認するだけの作業だったのですが、その作業過程で残念女子が激しく残念であることを再確認するに至ったわけです。まあ単純な話で、測定時の帳票類と採用したスペクトルとサンプル名称、1サンプルにつき2つ出てくるスペクトル(ワイドスキャンとナロースキャン)の整合性、定量結果などの数値の記載ミスの有無をチェックするわけです。で、その際の「ワイドスキャンとナロースキャンの組み合わせ整合性の確認」が恐ろしく手間だったわけですよ。
 私が担当しているXPS(ESCA)というのは基本的に「ワイドスキャン」という荒っぽい全般的な測定で大まかな元素の定性情報を掴み、その結果を元に「ナロースキャン」という元素毎(場合によっては1元素に複数の軌道やオージェ領域も)の測定をし、細かい化学状態や定量値を求めます。その際、私もそうですし私の部署の上司ズのほとんどもそうなんですが、「ワイドスキャンとナロースキャンのファイル番号に共通性を持たせて誤謬を減らす」対策をします。例えばワイドスキャンが「sample-a_101.dat」というファイル名であればナロースキャンは「sample-a_201.dat」にします。1検体にで2水準発生するなら2水準目は301/401の組み合わせにします。ところが残念女子は「測定した順番で頭から番号付け」「測定した日で次々と番号をの100の位を切り替え」してしまうんで、ワイドとナローの番号の整合性がまーったくありません。また、サンプルの並びとファイルの並びも整合性や順序性が一切ないので無茶苦茶です。いやー、普通だったら40分くらいで終わるチェックに1時間半も掛かってしまいました。
 ちなみにこの残念女子、HDD内のファイル整理についてもかなり無茶苦茶です。というのも、私は基本的に色々発生する作業ファイルを種類ごとに細かくフォルダに分けていて分かれたフォルダ内もファイルの取り違えをしないようなリネーム等をして保存しています。しかし残念女子は結構ごった煮で放り込む癖があるようでして、あるとき私が担当していた分析と似たような分析を担当して私の解析を参照しようとしたとき、細かくフォルダ分類されていることに「うわ、分かりにくい」といってました。一方で私にしたら奴のフォルダで作業をするときにファイルの整理が全くなされていない姿(作業するときにやりっぱなしで整理せず整理を派遣に丸投げしている)で、まずフォルダの中身の整理からはじめないと仕事が出来ないわけですよ。ほんっと女の子っぽさを出す割にガサツな女ってこんなもんかと思った次第でした。ちなみに、以前私に「ほとんど仕事の詳細を説明せず丸投げした挙句、思ったとおりに出来なかったらブチギレしていた仕事」については、最近入ってきた新しい派遣(女性でかわいらしい)に依頼しているようですが、私のときと違って1から10まで丁寧に説明し質問も受け付けてから仕事をさせたようで、ちゃんと仕事が出来たことを私と比較して私をパーティションの影で散々disっていたのでお笑いでした。
VOL891:平成27年11月16日:壊れる時は続くなおい
○DVC575が壊れた
 前々週の土曜日。月例の8の字練習に出かけました。クッシャクシャで全然仕事をしてなかったフロント側のセッティングがある程度出てて来たのと、やっとこさtracerの癖が分かってきたこと、最近またTWINさんをオンラインでひっ捕まえることが出来たのでアドバイスを貰うことなどを目的に久々に8の字の様子を動画で撮影してみたのですが、前回撮影したときよりもさらに色バランス、ピントとも酷くなっており、とうとうヤバい時期が来たのかなーって感じです。特にピントは致命的でして、多分以前に珈琲を淹れる動画を撮ろうとして失敗したときの影響がかなり大きく、マクロモードから無限モードへの切り替えが上手にいっていないようでした。ちょっとこれは困りました。しかし、頻繁に外から撮影するわけでもないので、即購買、というわけにもいかなかったりするんですよねー。で、現状で考えているのは、最近捨て値で叩き売られているNEX-5かNEX-3のボディもしくはレンズキットを手に入れてムービー中心で使うという作戦です。外付けストロボがまともに付かない時点でスチールの撮影はもうあきらめました。しかし、元々かなりの高画質で撮れる上に形式はいきなりmov、AF使えますなA>Eアダプターリグを使えばレンズの買い足しも不要と来ます。というわけで結構まじめに考えていたりします。まあ、当面必要のない道具なんで、当然優先順位は大幅に後回しですけどね。
 
○mosh!なボトルの続き
 先日購入して使い始めたと報告したmosh!というサーモボトルですが、メーカー公表の保温能力(JIS公定法による計測)が6時間で71度とありましたがこれが結構マジな話で驚いています。というのもですねー。朝起きて出勤までの時間に珈琲を淹れるのが大体6時半なんですが、11時の時点でも結構まだ熱かったりします。公表保温能力(JIS公定法による計測)が6時間で60度のものだと正直温いなーになっています。これ、新しいものだからかと思ってもいたのですが、もう1本別の父親が持っている公称6時間60度のボトルで試しても昼前には温くなっていますので、mosh!の保温能力が異様に高いということになります。この点なんですが、少し考えるとボトルの構造に起因していることがすぐに分かりました。普通のサーモボトルは寸胴型で開口部はボトル内部の口径とほぼ同じです。一方、mosh!はあの牛乳瓶型という形状のおかげで口が本当に牛乳瓶サイズで本体の半分以下の開口面積しかありません。魔法瓶や保温容器は開口部が小さいほど保温能力は上がります。あの特異的な形が保温能力に思わぬ寄与をしている形です。また、あのボトル、帰りの新快速で乗り合わせる欧米人旅行者になぜか人気です。面白い形のボトルだとか、ドコで買えるのかとか、結構英語で聞かれますので、メーカー名と買った場所、大阪だったら東急ハンズかLoftを探せばあると思う、ということを既に先週2回教える羽目になりました。今後はあのボトルにGHS表示かなんか貼ってやろうかと考えています。
 
○うたわれるもの1期を見返す
 久々に1期を見返しています。というのもアニメで7年越し(エロゲ版からしたら12年越しくらい?)の続編がやっていましてですね。で、PC版エロゲやアニメから随分年数が経っていますし、当時チューナーカードでHDD録画していたTSはPC-9821のHDDクラッシュに巻き込まれて御臨終しています。というのでちょいとDVDをレンタルしてきて見直しました。ヤマユラからスタートしてトゥスクルを建国するところまではちゃんと覚えていたものの、カルラとトウカが仲間になる下りは当然すっかり忘れていましたし、クーヤ様&サクヤに至っては存在すらすっかり忘れており、いやー記憶って簡単に消えるんだなアハハハハハって感じでした。しっかし第1期アニメ本編のトウカってゲームと違って超堅物ですねえ。OVAやゲーム、第2期アニメのほえほえっぷりからは雲泥の差です。また、第1期と第2期では絵柄が丸っこくなっているのもあり、といってもカルラはデザインが変わりようがないようですが、トウカは服装もエヴェンクルガの武士の姿から仲居さんの姿になっているのも手伝い、性格も旧作ゲーム版準拠になって随分可愛らしくなっていました。ま、2期のトウカは可愛いからあれでいいんですけどね(笑

 そうそう、今までの放送での流れではどうやらクオンはユズハとハクオロの娘で間違いなさそうですねえ。アニメ1期のEDでもユズハが戦後に死んだことは出ていても子が出来たかどうかは描写はありませんでしたが、ゲーム版では唯一懐妊出産したヒロインです。ので、多分アニメはゲーム版準拠で続編が製作されているようですね。最後に気になるのは今のトゥスクルの皇が誰か、ですよねー。第1期と第2期の間にはクオンが育つほどの時間が経っているので15年は経過しているはずですが、その間にどうも本州のうち上信越から西は全部まとめちゃってるようです。また、トゥスクルはヤマトに対して東に位置する島国とあり、第1期の世界は基本的に本州で展開していますので、トゥスクルが日本列島の本州は少なくとも制圧した、と見るべきですね。ということはヤマトは中国?今回のアニメも2クールということですのでその辺もどう描かれるかが楽しみです。
#PS2版&TV版の台詞の収録のとき、ハクオロの子が出来たのがユズハだけでエルルゥではなかったことに立腹した柚木さんが力也さんに「ハクオロさん酷い!」と詰め寄ったのは有名な話ですな
#1期うたわれの出演者の中には自身の代表作としてあれを挙げる人も結構いるそうで
(C)H27 Takayuki Kazahaya